大学生の留年について

私の所属する学部はそろそろ成績が出揃って、学生がオンラインで成績を確認し、専門の会議によって進級可否が決まる時期が近づいてきた。そして、自分の事も思い出した。

さて、ゼミ生に対してもメールしたことで、いろいろ思い出したので振り返って、アドバイス的なことを。

ちなみに、ゼミ生にメールした内容は、特にこれってこともない内容なので省いておきますけど。

大学って当たり前だけど、成績が基準をクリアしなければ単位がもらえません。もちろん、必修単位ってのを落としたらクリティカルですわ。

再履修して頑張るしかない。再履修ってことは、翌年ももう一度受講して、再チャレンジするってこと。

これの罠は、その再履修する時間に、別の必修講義が入っている場合、その必修を取るために、翌々年にその必修のための講義を取らないといけなくなる。

でも、4年くらいになるとそんなに講義も詰まってない(はず)だから、まぁ最悪4年で回収って感じですかね。

そんな単位を落とすというのを、どうしても苦手でやってしまった場合1コマくらいならカバーできるけど、それが複数になってくるとかなり苦しくなってくる。3年の後半から就職活動も入ってくるわけです。

と、ここまで当たり前な話しですが、

実は私は大学8年間在籍してたんですね。休学と留年のコンボです。かなりな必殺技です。(僕的には→↓↘+パンチを繰り返す感じ)

記憶が確かならば2年生までは学年でもトップクラスに単位も取得し、スムーズに真面目に行ってた記憶があります。(ほんとに!)

在学中にビジネスしたくて、戦略的に休学して、あれやって、これやって、その結果として、気がつけば必修の1単位という状況に。その結果、1年ぶり2回目の4年生を迎えた夏。その頃には、当時取締役をやっていたベンチャー企業が上場審査まで行っており、主幹事証券会社さん&CFOから、「現役の大学生が取締役のまま上場ってないみたいで、どっちが本業なの?」ってなりますよ(ざっくりな記憶でごめんなさい)って展開に。

当時のお世話になってた代表からは、「一度取締役を降りて、在籍しつつ卒業して、再度復活したら?ま、復活できるかはわからないけど」という話もありつつ、とりあえずゼミの教授に相談に行ったわけです。(当時はスーツで仕事してましたから、営業アポな勢いで、教授にアポとって仕事の合間に研究室へ)

教授からは「大学入ったのって卒業のため?ベンチャーにチャレンジすることを勉強するため?」「有名なベンチャーの経営者も中退してるよ。チャンスだな。中退してベンチャーとか勲章なのでは?」くらいのコメントをいただきまして、そして中退を選択したわけです。

まぁ、その後上場はスケジュールが1年延びるも、上場。僕は在学中に役員になってから数年で取締役を辞め、代表していた子会社と一緒に別の会社と合併するという、僕的には悲喜こもごもなドラマチック展開が待っているわけです。(また、これは別の話で)

ここで言いたいのは、大学中退しても大丈夫だよ。とか、休学しちゃえばいいじゃん。というのではないのです。

なんのために大学に行っているのか?自分は何を求めて、何を得ようとして時間・お金・(保護者など投資してくれている人からの)信頼を使っているのか?を時には考えるのはいい事なのではないかなって。

ぶっちゃけ、社会人になっても同じ問いかけを自らに定期的にするのは、いろいろ悩んだ時とかいいと思うんですよね。僕は定期的に2年に一度くらい、第3者からの市場価値評価をしてもらうために、人材紹介会社の面談を受けるようにしてました。(ま、転職しないわけですけど、ごめんなさい)

さぁ、学生たちよ。

周りの友人の目標やライフスタイルなんてどうでもいいのです。君はどうしたいのか?君は何のために、何を得るためにココにいるのか?このタイミングで振り返ってみるのもいいんではない?

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