シカタナイネ。

　さて、時間がないなりに更新せねば。サボリ癖に拍車がかかってしまう。

　最近、めっきり人前に立つ事が減ってしまったなぁと思う。いや、ライブなんかは、お休みしていた時期に比べたら倍以上は行っている。ただ、それは個人的にはまた別のオハナシなのである。優碧として、個人的に依頼を受けて、という意味である。サポートギタリストとしての活動もあまりしていない。DJなんかはめっきりご無沙汰。下手したら忘れられている。はて、今現在の自分は、一体誰に求められているのだろうか。
　こんなこと考えても仕方がないとは思うが、それでも、ボクはクリエイターである以上、世に出て行かなければならない。自分のためでもあるが、それ以上に、作品のためである。クリエイターである以上に、エンターテイナーでなければならない。そうでないと、世の中には見向きもされないのである。
　今の時代、ネット上での露出が全てだ。ネット上での閲覧数再生数が全てなのである。再生数が多いものが即ち良い物で、絶対の正義なのである。すぐ近くに瑞々しい果実が実っていたとしても、遠くの腐った果実の方に人々は群がる。なぜならば、人々が群がっているからである。理由などない。それが良い物であり、正義であり、現実なのである。知っているものが正しくて、知らないものは悪なのである。そこに追求心など存在しない。

　昔から常々言い続けていることだし、いまさら意見を変える気もないが、世の中は下に合わせすぎだと思う。過去記事にも書いたが、破滅を導くだけである。それが商業の世界だと言ってしまえばオシマイだが、そんなことを言っていては、いつか皆死ぬ。今はアーカイブの時代だ。過去に良い物がいくらでもあるのだから、新たに生み出す必要などないのである。既にその流れであろう。そのくせ、新しいものであるという大義名分は、いつだって付加価値として求められる。だから、世の中はいつだって焼き増しを求める。なぜならば、売れるからである。となれば、売る側の人間に、わざわざ新しいものを発掘し育て上げるなんて気も起こらないであろう。至極当然である。なぜならば、売れないからである。待っている余裕もないであろうし、そんな手間をかけずとも、売れるものが既にあるのだから。馬鹿の所業である。
　創生の時代から、小売の次代になった。投資の時代から、消化の時代になった。早回しの時代である。皆自分の生活で精一杯なのだ。

　ボクは現在、ゆーちゅーぶなどといったものは一切やっていないが、いつかはやらねばと思う。やらなければだめだと思う。再生数なんて稼げないと思うし、稼ぐ気もないが、それでも、やらねばならない。もしものことは常に起こりうる。バズる可能性だって無きにしも非ずだ。それが作品のためになるのだとしたら、いくら無駄だと思っていることであっても、時間を割くことに異論はない。それは結果ではなく、過程だ。

　完全に自分語りである。このテの話題であれば、いくらでも可能である。ただ、文章として纏め上げるのは、いつだって骨が折れる。真面目にやったところで、びた一文にもならない。いつか仕事で文章を書きたいものである。お金になるのであれば、苦ではないし、真面目に推敲だってする。

　世の中が求めるのは、いつだって正義である。
　おわり。

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