消費税が上がる

 そろそろ消費税が上がる。2%上がる。8%→10%に上がる。困った。しかし、一体何が困るのか。よくわからない。何がわからないのか。調べてみました!(足切りワード)

 値上がりについては、まぁ納得できなくもない。『消費税上がるだけなんだから値段は据え置きでいいはずだ』なんて騒いでいるアホどもは、もう少し頭を使ったほうがいい。人生楽しそうで、うらやましい限りである。
 値上がりはいいが、2%の増税により、商品の価格はなぜか10%上がる。100円のハンバーガーが、110円になる。どこのハンバーガーとは言わないが。100円あっても行けない高級店にランクアップしまうわけだ。貧乏人……というか客以下の生物を足切りするという目的においては、あながち間違ってはいないような気もするが、自分らで進めてきた政策(?)を、自らの手で打ち壊すことになるとは。それほどに貧乏人は金にならないのであろう。確かに、100円のハンバーガーひとつと無料の水で何時間も居座られては、商売上がったりであろう。商品を買わないくせに、挙句の果てにスマホの充電までされてしまう始末である。『そんなこと言うなら最初から電源なんて設置するな』なんて声が聞こえてきそうだが、別にキミたちのために設置したわけではなかろうて。『たくさんお金を使ってくれた人にだったら、いくらでも使ってもらって構わない』というのが、シンプルな人の心ではなかろうか。与えられるだけ与えてもらい、自分から与えることは一切ないというお茶目極まりない人間ほど、文句を言う。大変厄介な存在である。良い例であろう。ニンジョーニンジョー騒ぐが、そこには人情など微塵も存在しないのである。屋根が吹っ飛ぶのは気の毒だが、事前に保険をかけていなかった自身に責任は無いのか? 本当にやるべきことは全てやっていたのか? 文句を言っていれば状況がよくなるのか? おっと、増税とは関係ない話でしたな。失敬。話を戻す。なので、貧乏人のボクはもうハンバーガー食べられましぇ~ん。ハンバーガーと水で長居して誠にごめんなしゃ~い。
 物事というものは、何時如何なる場合においても、ミクロとマクロ、両方の観点で考えなければならない。それができないと、たぶん、クレーマーになる。世の中は感情だけでは動かない。だけど、感情がないと動かせない。困ったものである。ハンバーガー食べたい。

 なにせ書くことを決めて書いていないモンだから、どんどん話題が脱線していく。良いじゃない、別に。誰も読んでいないんだし。

 100円のものが、110円になる。自販機のジュースは、今度は一体いくらになるのだろうか? 過去の記憶の値段から倍くらいにはなるのだろうか? とは言っても、もう長いこと自販機は使用していないのだが。なぜなら、貧乏だから。10円20円のはした金だって惜しいくらい、金がないのである。
 そう、金がないのである。おかしい。これだけ働いていて、しかも専門職であるのにも関わらず、である。おかしい。おかしいよ!!

 給料が増えない。増えたとしても、それ以上に税金が増えているから、恩恵を得られない。それどころか、マイナスだという話もチラホラ聞く。ちなみにボクは、そりゃもう当然の如く、マイナスである。赤字も良いところである。家賃が払えなくて困っている。ただ、これはもう、日本の仕組みがある以上、どうにもならないことなんだと思う。荒れそうだから踏み込みはしないが。

 こんなことを書いておいて何だが、ボクは一般的なサラリーマンではない。作家である。要は、作品を生み出すことが仕事である。教える仕事もバリバリしているし、たまに楽器関連や音楽関連の企業で手伝いをしたりもするが、あくまで本業は作家である(と、思いたい)。では一体、何が原因で金が無いのか。
 よく言われることだし、そう考えると、言われるほど安いわけでもないという、オトナの見方もできてしまうわけではあるが、それはともかく、日本はいくらなんでも、ギャラが安すぎる。お金が出せない気持ちも事情もわかる。なぜなら、ボクも金が無いからである。みんな金が無いのである。みんな100円のハンバーガーを食って贅沢をしているわけである。無いモンは無いのである。でも、それにしたって、安すぎる。

 ボクは、制作に関しては、海外の仕事が多い。というか、8割方海外といっても過言ではない。作品自体が日本で評価されないという理由もある。『争いは、同じレベルの者同士でしか発生しない』という名言があるが、その通りだと思う。いまこの言葉をどういう意味で捉えるかは任せるが。いま大事なのはそこではないので、置いておく。

 日本のギャラが安いという話である。具体例はもちろん出さないでおくが、少なくともボクに関して言えば、海外(現在はドイツ、中国辺りがメインである)では、日本と同じ仕事量で、軽く3倍は貰える。もっと貰える。相場とか、色々と考慮することはあるにしろ、それにしたって、貰えるモンは貰える。
 しかも、決定的な違いとして、海外はしっかりと評価をしてくれるのだ。『オマエよくわからんけどすげーからこれやってみろ!』がまかり通るのである。金も惜しみなく出してくれるのである。専門用語で言うところの『先行投資』である。大したモンである。そりゃ、よくわからんけどすげーなんて言われた日にゃ、やる気だって出るってもんよ。
 日本はシステムの都合上、『出来る人の中から探す』以外の方法が取れないのである。そこに能力など存在しない。実績があるか否かが全てといっても過言ではないのである。あとはもう、金。だから、『やったことない』という人は、いつまで経ってもやれないのである。実績が無いから。非常に由々しき問題ではなかろうか。企業に金があれば良いだけの話ではあるが、そう言ってしまうのは簡単である。
 一点、『日本は評価してくれない』みたいに解釈されかねないから補足するが、評価という点に関してのみで言えば、海外の方が遥かに厳しい。作品が良くないと、すぐに切られる。問答無用で切られる。けちょんけちょんにされる。そういう意味では、日本はぬるい。我々にとってはありがたい話ではあるが。先にも書いたが、日本は作品の良し悪しなんて二の次なのである。なぜなら、そんなことを言って作家に逃げられでもしたら、一瞬で崩壊してしまうからである。慎重にならざるをえない。ある程度の責任を作家にも負わせないと、到底周らないのである。専門用語で言うところの『搾取』である。そして何よりも、受けて側も作り手側も、誰も良し悪しを判断できないのである。
 ちなみに、である。これらは全て、一流以下の話。言うまでもないと思うが、文章が読めない人のために、念のため。
 日本の一流は、まぁ~お金払ってくれますよ。そこはもう、プロフェッショナル。ただ、実力が桁外れの、要は秀才の世界。当たり前の話である。そこは海外に引けを取らないし、日本に住める分、個人的にはぜひとも肖りたい。というかそもそも、ボクは日本で、日本の仕事がしたいのである。過去に何度も言ってきているので、ミミタコではあると思うが。
 自分がどちらであるかなんて話す気はないし、そもそもどちらにも属せていないわけだから、あくまで蚊帳の外のイチ雑魚としての発言ではあるが、日本は秀才が欲しい。海外は天才が欲しい。そんな感じがする。海外は才能さえあれば実力は二の次だし、日本は実力が無ければ才能なんて見向きもされない。そんな感じ。文句は受け付けません。

 たとえば(そればかりである)、ボクはエンジニアではない。だから、ミックスやマスタリングなんてものは、専門外なのである。そして、今後もやる気は無い。いくら付け焼刃でやったところで、プロには敵わないからである。これ、どういう意味かわかる?
 日本では、(二流以下の世界では)ミックスやマスタリング込みでしか発注されない。ソレ込みでこなせる人間しか、音楽家として扱われない。要は、音楽家として無能と見なされてしまうのである。ミックスやマスタリングの状態が悪いと、あろうことか『曲が良くない』と言われてしまうのである。ソレができて当たり前の時代になってしまったから、ソレが出来ない人間は、もれなく作家扱いすらされないのである。ヒエ~。(音質の話については、過去記事参照)
 ハンバーガー屋の話にも通ずるが、できて当たり前、与えられて当たり前の時代になってから、結構長い。そういう状況に長く浸ると、人はどうなるか。そう、考えなくなるのである。そして、何かあった際に黙っていられるのであれば何も言うことはないが、そういう連中の大半は、バランスが崩れると、あろうことか文句を発するのである。いい加減、受け身なだけの連中はどこかで制裁をくらうべきなのでは。なんて、思っちゃってみたりしちゃったりしたりナンチャッテコレ。
 モチハモチヤとはよく言うが、本当にその通りだと思う。日本に生きているなら、ちゃんとそういう、昔の言い伝えみたいなものは、しっかりと守ったほうがいいと思う。日本でコライトなんて言葉が流行ってからもう何年も経っているけど、単語が広がっただけで、いまだに定着していない。というか、個人では大半が意味を知っているんだろうけど、企業が知らない。知ってはいるが、行動に移せなのかもしれない。それなら知らないのと同義、無意味である。海外では今だって当たり前のように分担作業の時代である。日本はいつまで時代錯誤しているつもりなのかね。というか単純に、負担を増やすなら、その分ギャラで還元してくださいっていうのがホンネ。勉強する時間が削られるし、それ以前に生活できないんじゃい。
 作品を生み出すことと、経済を回すこと。どちらも同じく大事なことなんだけど、それにしたって、日本は偏りすぎではなかろうか?

 ……なんか書いてて情けなくなってきちゃった。うわぁ頑張ろう。
 なんの話だっけ? 優碧さまがモテるって話?

 やっぱり、投資って必要だと思う。応援したい人がいるなら、どんどん応援してあげてほしいし、作品が気に入ったのであれば、お金を払って買ってあげるべき。これは個人/企業問わず、みんながするべきだと思う。個人では限度があるにしたって、重みは同じだし、きっとそんなことは問題ではない。企業は個人よりもお金がある分、たくさん還元してあげればいい。そうすれば、作家だってきっとさらに還元してくれるはずである。これって、理想論なのかね?
 そうそう。いっこネタとして思い出したが、日本の企業に『サンプルください』って言われたときに『買ってください』と商品のリンクを送ったら、以降連絡が途絶えたという経験がある。そりゃそうか(笑)。こちらとしては、売り物として誰でも簡単に入手できる作品すら知らないのに、なぜボクに話を持ってきたんだ? って感じだったが。いや、相手の気持ちもわかるが(笑)。海外では今のところ100%、何かしらの作品は手に入れてくれていた。あとは人伝の紹介だけど、それはまぁ、既にこちらを把握しているってことで。

 増税の話である。これ以上値上がりしてしまったら、収入据え置きではボクは日本で生きていけない。なので、そこそこお金になる仕事ください。個人的には、いま生活できないのが問題なだけだから。生活させてくれたら、それ以上のものを還元するよ。

 結局、増税の話なんて、これっぽっちもしていないのである。チーン
 おわり。

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