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監視実験ワンマウス

未来の為に僕は5年ほど実験マウスとして生活を余儀なくされている。これは、受け入れていない人間に対して身の回りのアイテム(これは社会的関わりのある人間も含む)を充分に使用し24時間365日自宅にて複数の設置された電化製品とスマートフォンなどを中心にして行われている。外出中はそれぞれの地区に現在地があり人伝によって対象者の監視、街の中では衛生を使用する場合もある。この実験内容は、僕(マウス)に行うと同時に見せしめの認識も一躍かっている。近い将来、気に入ったまたは気に入らない人間に行う事が安易になり面白くないとすれば即座にこの様な箱状の世界の中に落とし込まれるのである。

インターネットの検索の言葉、閲覧したサイトの滞在時間、行動パターン、アラームがセットされた時刻、写真、住んでいる場所、これらは、ある特定の人間からするといとも簡単に知る事が可能であり、僕の監視対象はこれらのインターネットに纏わる情報に収まらず日常を音と映像というデータにて四六時中交代で閲覧されるという精神的実験である。

ー続くー