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【コピーのしくみ】コピーライターは、言葉を書いてない?!

こんにちは。青野です。転職して半年ほど過ぎました。
Diverseに入社してからすぐにデザイナー向けに、コピーについて勉強したことを話したので、それをnoteに書きます。
内容は2−3個に分けます。今回は「コピーライターの仕事」です。


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最初に、コピーとは何かを説明します。
コピーとは、主に広告(CMとかパッケージとか)に関わる言葉の部分です。

上のタイトル部分が、メインになる「キャッチコピー」。下の文章の本文が「ボディコピー」と言われています。

この広告を初めてみたときに、すごい衝撃を受けました。
死に近いイメージの人物の樹木希林さん(当時は全身ガンを公表されていた)と「オフィーリア」という絵画の組み合わせで、ドキッとさせられました。この広告が大好きなので、例に使わせていただきました🙏

このコピーが評価されたのは、
「死ぬ」という言葉にはすごくネガティブなイメージがあるにもかかわらず、読み終わったあとに、じゃあどう生きようか?っていうポジティブな気持ちになれる、からです。
またこれは新聞広告なので、小さい文字ばっか読んでたら、突然これが出てくるという広告との出会い方も良いなと思います。

この広告はなぜ作ったのかというと、宝島社の「読者に投げかけたい」という企画から発生しています。

※詳しいことはこちらに記事が!
【宝島社 企業広告】樹木希林さん出演「死ぬときぐらい 好きにさせてよ」


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ここで言いたいのは、コピーライターが、こういう企画内容、時代背景、課題とか、広告主がいくら予算もってるの?とか全部把握してないと、こういう戦略とかは生まれないし、こういうクリエイティブにしていきましょうって決められないということです。


では、いい広告・良いコピーとはなんでしょうか?

そもそも、なんのために広告(コピー)があるのか?を一言でいうと「課題解決のため!」です。課題解決というとフワッとしてしますが、ただ世に出すだけじゃ売れない商品(課題)を売るためにCMで宣伝(解決)する、とかそういうことです。
良いコピーとは「ユーザーが課題を解決するアクションを起こすコピー」のこと。何気なく読んで、なんとも思わずに次の瞬間には忘れてしまうようなコピーは「良いコピー」とは言えないのです。


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良いコピーを生み出すコピーライターの仕事は
・言葉をかくための、企画を練る・マーケティング戦略
・言葉がちゃんと生かされるためのクリエイティブディレクション

の2つをこなします。

「コピーライター」という職種だけの人は、ほとんどいないと思います。プランナー兼コピーライター、CD兼コピーライター、など他の職種とも重なって広い分野を手がけている人が多いです。

電通の中尾孝年さんはこんなふうに言っていました。
僕たちは、言葉を書いてるんじゃない。99%企画してるの!

今回noteを吊りタイトルにしちゃったけど、これです!笑
言葉そのものは、あくまでも表面的に見えている部分にすぎないよ〜ってことですね。(表面的でもすごく大事な部分ですが)

コピーライターって、サラサラ〜っとそれっぽい言葉を書いてるだけのイメージありますよね笑。「ダメ、絶対。」みたいな倒置法な言葉を駆使して、仕上がりは綺麗な広告で、優雅でカンタンなイメージ。でも実際はすごく泥臭くお仕事をされています。

コピーの役目は、なにかの課題を解決しなきゃいけない。そこがしっかり練られてないと言葉は書けない。だから、コピーライターさんたちは、たくさん企画を練っているのです。ヒットしたコピーの裏には、どんな企画から始まったのかなぁと妄想してみてください!


次は、コピーの書き方です!チェックしてくれ〜〜!
さらっと流し見でもわかりやすいようにしたよ!


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