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春になれば/中村一義

春。ていうかうすら暑いですね。昼日中とかは。なんとなく体感的に、春通り越して初夏? みたいな感じもあります。まあーでも寒いよりいいですよね。とか言ってられるのも数週間のことなんでしょうね。じきに「ここまで暑いとなると、冬の方がマシだ!」とか言ってそうです。わがままなんですかね。

こないだ出た、中村さんの新曲を聞いてます。出た日にもちょっと聞いたんですけど、その時はなぜかあまりピンとこず。「なんか俺、変わっちゃったんかな……」とか思ったものです。でも今日聞いたらズムと沁みました。おそらく、ピンとこなかったのは、聞いたその日があんまり春っぽい気温じゃなかったからでしょう。今日は、THE春みたいな日和でしたし。だから入ってきたんじゃないかと思います。なんだそりゃ。

そういえば。以前、4/1になったら「金字塔」を聞く、というのをしていた時期があります。なんかこう定点観測みたいなアレで、以前と今年で印象変わるんかな? とか思いまして。その当時もブログというか日記みたいなのやってまして。毎年同じ日に同じCD聞いて、でも感想が年ごとに変わっていくとかおもしろいかも……と考えたんですね。結局ノルマ化した重圧に耐えかねてやめちゃいましたけど。

そんなことを思い出したから……というわけじゃないですけど、こないだ「金字塔」も聞きまして。その上でこれを聞き返すと。うまく言えないですけど、なんか結構遠くまできたんかなーという気がしてきます。うっすら。

意図的なのか偶然なのかはわかんないですが、ンマー初期の頃は、その多幸感というかアッパーさというか、そういうのが強烈だったわけでして。今でも「犬と猫」とか聞くと、ドーパミンがバシバシ分泌されて、謎の無敵感みたいなのが湧いてくるような気がします。

対して、今回の新曲は。なんかポジティブなオーラを感じるのは変わらずなんですけど、昔よりもうちょっとやわらかい感じで。なんていうんでしょうね。よくわかんないですけど、聞いてるとこう、もうちょっとフラットな感じで歩けそうな気がする……っていうんですかね。「犬と猫」なんかを聞きながら歩いてると、なんかウヒョーとかムキョーとか叫びたくなってきますから。今回のは、そういうのはないです。

今日って4/1じゃないですか。今日から新年度なわけで。どうあがいても、今日を昨年度の3/32にすることはできないんですよね。それはなんとも切ないことではあるんですけど。でも、新年度は何か新しい、ワクワクすることがあるかもしれない。もしかしたらなんか楽しいことあるかも。どのみち年度が切り替わっちゃったんなら、少しでも前向きに考えた方がいいんかなー。

と、今日これを聞きながら、そんなようなことを思ってました。ムリに前向きになったわけじゃなく、なんとなく自然に。まあ、パーセンテージでいうと30%ぐらいですけど。それでも3割ポジティブになれたのは、おそらくこの曲のおかげだと思います。まったくもってわけわかんないと思いますが、つまりはそういう曲なんだと思います。

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