何故転職したくなるのか

ここのところずっと考えている仕事について、そもそも何故就活の時あんなに悩むのか、何故自分と企業のミスマッチが起きてしまうのか、今のところ感じてることをまとめておこうと思う。

端的に言って就活の時に何をすればいいのか分からなかったり、ミスマッチが起こる理由は一点に尽きると思う。現代のビジネスについて知らないからだ。今どんな仕事がどれだけあって、どういう風なビジネスモデルで経営していて、どういう風な流れが出来ているのかという根本的なところが抜け落ちているからだ。大学とかではやたらと自分について知らないからだとか、職場体験に行ってないだとか言って個々人の努力が足りないというようなことを言ってくるがそれは違うと思う。

考えても見てほしい、そもそも形態を知らないこと、今まで経験していない8時間労働についてどう自分を分析すれば答えが出るというのか。経験をしていればそこから自分がどんな風に働いていきたいのかを経験を元に分析していくことも可能だろう。だが現実に突きつけられている問題は違う。上辺だけの情報がまとまっている業界レポートなるものに自分の主観とイメージだけで分析し、その仕事が自分にあっているのかを想像しろと言われる。そんなものミスマッチが起きて当然だと思うし、現在の自己をいくら分析したところで仕事に就いた自分がどうなるかなんてイメージできないだろう。
仕事の形態と言ったのもそうだ。どのようにしてこんな仕事が生まれたのか、今どれだけの仕事が世の中にあるのかざっくりとしか分からない。自分で調べるにも情報過多の現在において何が自分にあった正しい情報なのかを判断するのも難しい。

すべての仕事の起源について説明していく時間なんて取れない、、、とは私は思わない。そもそもの義務教育の過程で触れておいていいことだと思うし、もっと言うなら古典や歴史なんて専門的な分野を義務教育に入れるぐらいなら今の現代について学ばせるべきだと思う。日本にいる以上必要な現代文、世界共通語となっている英語、経済を考える上でに必須となる数学、この3つの分野の教育以外必要ではないと私は考える。この3科目以外を勉強させるぐらいなら今について知っておいた方が将来何倍も役に立つだろう。情報過多の今において自分の欲しい情報を調べやすくする知識や、将来必須になりやすいワード・エクセルなどの知識があった方が余程有意義だ。仕事の起源やどんな仕事があるかを説明していく上で興味のある分野が出てきたら年代にあった詳しい本や情報ページを紹介する。そんなことも容易な時代なのではないだろうか?

という訳で転職したくなる理由は知識不足、経験不足から来るものが大きいというお話でした。