銀河エレベーターの話1【作曲、編曲編】

ほんとは1曲1つの記事にまとめたかったけど、
私の基本的な制作行程の話も書きたかったので、
この曲は2つの記事にしてみたよ。

今回は銀河エレベーター【作曲、編曲編】。

この曲はたしか一昨年ぐらいには構想はあって、
発端は、

とにかくライブでもりあがるポップでキャッチーな曲が欲しいな

と思ったのね。

私の場合、曲を作る時はピアノの前に座って作る事もあるけれど、
大抵が「降りてくる」状態。
作る、って意識は最初にはない。

なんとなくだけど、天の川みたいにメロディーがある場所から、
オーダーしたとおりのものが手許に降りてくる
感じ。

降りてくる、てちょっとスピリチュアルかw?
でも、そうとしか説明ができないというか。

実際、ほとんどの曲は寝起きとか、
なんかふとした瞬間にメロディーが聴こえてきて、
「今の何??」と思いながらiPhoneでevernoteのボイスメモ機能にメモる。

それであとは、ここからはわりと「作る」感覚なんだけど、
AメロBメロはピアノの前であれこれ試行錯誤して作る。
サビのメロディも最初のとは変えていって、
推敲して行く感じなんだよね。

で、より聴きやすく、歌いやすく、いいものにしていく。
この曲はその典型的なパターンでした。

んで、サビのメロディが降りてくる時に、
アレンジも同時になーんとなく鳴っていて。
でも、アレンジに苦手意識があって、
ちゃんとできるか怖いので取りかかるまで時間が凄くかかるんだよね。。
(この時間が短くなると曲もたくさんできて良いと思うんだけどさ)

んで、アレンジは、大抵ドラムのループ音源を探す所から始まります。
ちなみにDAW(打ち込みをするソフト)はdigital performerです。

だいたいループはガレージバンドから探すんだけど、
iPhoneのアプリで適当に探す事もあります。
ループ見つかったらもうほとんどできた気持ちになっちゃうw

これが実は大事で、
完成して、聴いた時にどんな気持ちになるかをまず感じて
それに向かって行く。

そう、私、技術的な事とかわかんないから、精神論しか書けないんだよw

で、ループのあとは、ベースか仮のピアノ入れたら、
仮歌入れて、歌に合わせたアレンジをして行く。

これも思いついたフレーズをばんばん入れてって、
あとで抜き差しして調整。

ちなみに驚かれるのですが、
モニタはこのラジカセを左側に置いてやってます。
ヘッドフォンはいいやつ使ってるけどあまり使わないです。
なんか慣れちゃってずっとこのスタイルです。
いいモニタあったほうが良いのかもしれないけど、、。

この曲はほとんどハード音源。
というか、基本私はKORGのTR-Rackを中心としたハード音源で作ってます。
この曲の冒頭のチップチューンぽいとこはMagical 8bit plug、、を
たしかふぁみみみっでぃ(ファミコン実機音源)に差し替えた
(かも?、うろ覚え)。

そして今回好きなのは、
ラストに入ってるアポロ11号の打ち上げのカウントダウン。

別にアポロにこだわってたわけでもなく、何かの曲で使われていた
打ち上げのカウントダウンの音がかっこよくて、
原曲も思い出せなくてw、
たぶんスペースシャトルかなーと思って探しても全然出てこなくて
途方にくれてたんだけど、
もしかしてアポロじゃね?と思ったら、アポロ11号でした。

みつけたはいいけどリズムに全然合わなくてw
どうしてもこれは音的に入れたかったんで、
なんとかリズムに合わせて切り貼りしました。

MIDIで育った人間なので、
オーディオデータ扱うのはエンジニアの領域だってまだ思ってるし、
未だに苦手なんだけど、
まあ、やってみたい精神でやったらなんとかなった。

はい、長くなったので、次は歌詞とかこの曲のコンセプトの話です。

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