僕の心で、の解説


はい、解説2曲目は、僕の心で。

リズムは軽快だけど、ディープな曲ですね。
こちらは歌詞から解説していくと、
これも、銀河エレベーター同様、
ホルモン治療のメンタル落ちまくってる時期の事を元にして書いたんですね。
こう考えると凄く貴重な体験だったなと思うんだけど。

リアルタイムで書いたのではなく、
その時期のちょうど1年後ぐらいに、
「去年の今頃はほんとに大変だったなあ」、と思い返して書きました。

歌詞は最初はノートに書き出してみて、
なんとなく世界観がみえたら、iPhoneのメモに書いて行きます。
これは「僕の心で」の一番最初のスケッチ。

世界としては、アルバム「鳥と魚」収録の「るりかあいかそらのいろ」とか、
シングルで発売した「鏡の世界」のその先の世界です。

(この3曲並べてライブでやっても面白いかもしれないなあ)

「僕の心で」の歌詞を書いているあたりは、
その辛い渦中では、麻痺してて感じられなかった感情が噴出したんだよね。

”つらいさみしい
助けてほしい
わかってほしい
はなしをきいて”


じゃあ、まあ、「それを歌詞にすればいいじゃない」と思って。

特にネガティヴな感情って嫌なものだし、感じたくない。
でも、それがあるから、楽しいこともコントラストで感じられるんだし、
全部だいじな自分の気持ちなわけ。

それで、なんとなく、叫んでみようか!と思ってw
叫んでるんだけど、全部自分に言ってるの。

こういうのは、、ラップでもないし、ポエトリーリーディングなのかなあ?
なんて言うのかわからないけど、
今までやったことない、語りのような、叫びのような、
そんな部分が生まれた所以です。

バナナムーンとか、恋はルリ色とか、
やわらかいポエトリーリーディング的な事はやった事があったのですが、こういう激しいものははじめてだね。

あと、元々結構ロックを聴いていた人間なので、
歌い始めた中学生の頃の歌い方に近くなってる感じがします。

それで、サウンドですが、特に何を目指したとかはないかな。
自然にこうなったという。
最後のドラムをちょっとユキヒロさんぽくしようと思ったぐらいでw

あ、でも、なんかこのアレンジをした時期、
エレピってあまりアレンジで使ったことないなあと思って、
使ってみたくて、陰ながらサウンドの大きな印象を作っていると思います。

全体にも入ってるけど、イントロのところで
コロコロ言ってるのがよく聴こえるかなと。

エレピ、なぜ使ってこなかったかって、、歪んでようにきこえるから。
実際やってみたら、濁って聴こえたり、扱いが難しいと思いました。

でも、それも、digital PerformarのMIDIのディレイがあるんですが、
それを使うことで、軽い印象にできたかなと思います。

なにせ歌詞が重いので、サウンドはあまり重すぎる感覚にならないようにしようかと。

うん、るりかあいかそらのいろ→鏡の世界→僕の心で、続けて聴いて見ると、ここ数年の私の心のあり方が分かって面白いと思うよ。

次は雲色のじょうろ(cloud mix)の解説デス。

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