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週3日の自炊で食材を使い切るレシピ 8月 #週3レシピ

先日、平野くんと自炊について話をしていて「週5日自炊は難しいけど、週3日くらいならできそう」という話になりました。そこで私が隔週で週3日分の献立を作り、平野くんが実際作ってみるという試みを共同マガジンではじめたいと思います。今年の終わりまで続ける予定です(頑張ろう、平野くん!)。

週3レシピは、ファッション雑誌の着回しコーデのように「常備食材に旬の食材や定番食材を5つほど買い足して、週3日の自炊で使い切るためのレシピ」です。

週3日自炊すればワンパック分の野菜を使いきれますし「冷蔵庫の中でいつのまにか野菜がシワシワに......涙」なんてこともありません。好みや自炊できるペースに合わせて食材を選んで使ってください。食事の型は毎度おなじみ一汁一菜でいきたいと思います。

●常備食材

野菜系:にんじん、じゃがいも、玉ねぎ、しょうが、にんにく
その他:卵、油揚げ

上記の根菜類は汁物にもおかずにも使える万能食材。夏場は冷蔵庫に、冬場は冷暗所に置いておけば2週間〜1ヶ月は持ちます。新聞紙に包むと乾燥しなくて良いですよ。
しょうが、にんにくがあると一気に本格的な味に。チューブでも良いですが、生の方が圧倒的に風味が良いです。シワっとしてきたらすりおろして、シートを作るように冷凍保存。必要な分だけその都度パキパキ折って使えます。
卵は少量で買うのをおすすめします。余ったときはゆで卵にして水で割っためんつゆに漬けておくとおいしい味卵になります
油揚げは汁物にもう一品足したいときに大活躍。そのまま汁物に入れられるサイズに切って、冷凍保存しておきましょう。

8月後半の食材

旬の食材:なす2本、ピーマン2個
定番食材:豚バラ150g前後、ちりめんじゃこ1パック(余ったら冷凍できます)

それでは、これらを使って週3日分の一汁一菜を作って行きます。

では曜日ごとに作り方をご紹介します。

●月曜日のレシピ

一汁:じゃがいもと油揚げのおみそ汁
じゃがいも(皮をむくかむかないかは好み)は一口大に切る。鍋に水とじゃがいも(だしパックを使うときはここで投入)を入れ、沸いたところで冷凍のままの油揚げを入れる(顆粒だしは沸いたところで投入)。油揚げに火が通ったら、火を止めみそで味をつける。

一菜:じゃこピーマン
ピーマンは千切り、乱切り、など食べやすいサイズにカット。フライパンにごま油を少量しいて炒める。火が通ったらじゃこを入れる。じゃこはもともと塩気があるので、少量の醤油で味付けて完成。

●水曜日のレシピ

一汁:卵スープ
鍋にお湯を沸かして、中華だしを入れる(中華だしは塩味を加えるものではなく、味の土台作りなので入れすぎない。中華だしの選び方は後ほど詳しく)。沸かす間に卵を溶き、沸騰したところに1/3を入れる。箸でゆっくり混ぜ、また沸騰してきたら1/3を入れる。一度に入れないのがポイント。最後に塩で味を整える。

一菜:なすとピーマンと豚バラのみそ炒め
このレシピで作ったらめちゃうまだったのでお試しを!

●土曜日のレシピ

一汁:なすのおみそ汁
だしについては月曜日のレシピと同じです。なすは火の通りが早いので沸騰したところに切ったなすを入れます。みそで味をつけ、お好みですりおろししょうがを入れてもおいしいです。

一菜:じゃこチャーハン
玉ねぎをみじん切りにし、フライパンにゴマ油を大さじ1入れて炒める。その間に卵を溶く。玉ねぎに火が通ったところにご飯とじゃこを入れて炒める。全体的に火が通ったら、中華だし(少量のお湯で溶いても良い)、塩を入れる(8割完成くらいの塩加減)。
お米をフライパンの端に寄せ、空いたスペースに溶き卵を入れてスクランブルエッグのようにする。そのあとに端に寄せたお米と卵をさっと混ぜ合わせる。フライパンのふちにしょうゆを垂らすように回して完成(この醤油で味付けを完成に持っていく)。

最後に調味料についてまとめておきます。

調味料について

【常備したい調味料】
塩:天然塩のものを。粒が細かな海塩が良い。
胡椒:香りが命なので、ペッパーミルに入ったものを。カルディなどに売っています。
醤油:本醸造のものを。日本で流通している8割が本醸造だそう。
みそ:米みそが使いやすい。
酒:料理酒と表記されているものの中には最初から塩分が入っているものもある。清酒の方が良いのでお酒コーナーに行くのが良い。
砂糖:上白糖が一般的ですが、私は三温糖などの茶色い砂糖がミネラル豊富で味も柔らかく好きです。
だし類:だしパックや顆粒の和だしは、好みによりますが基本昆布とかつおの合わせだしを。中華だしとコンソメもあると汁物のバラエティが広がります。顆粒・固形どちらでも構いませんが、顆粒の方が量が調整しやすくて使いやすいです。
油:ごま油とオリーブオイルを。油だけはちょっと値段をするものを買うと、仕上がりが全然違います。

【+αであるとよい調味料】
みりん:みりん風調味料ではなく、本みりんを。
めんつゆ:汁物、煮物、炒め物、麺物、おひたしなどの味付けに大活躍。心強い自炊の友。
酢:私があまり酢を使う料理をしないので、こちらに入れておきます。ちなみに家にあるのは米酢です。お酢好きの方にお酢レシピ習いたい。

さて、こんな感じでどうでしょうか平野くん。豚バラは一度しか出番がなかったので、余ったら3cm幅くらいに切って冷凍しておくと、豚汁などに使えます。来週また感想聞かせてくださいな。それではまた!

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