坂口恭平の新著『COOK』が素晴らしかった話
坂口恭平の新著『COOK』、全部読み切った。
坂口恭平による手書きの料理日記と料理についてのエッセイ。
日記には、
・家事は栄養になり、健やかさを得る。金では決して買えない最高の薬です
・ごはんは頑張ってやるとまわりの人が喜ぶし、何よりも人類が最初にはじめた創造である
などなど、名言がわんさか。
最後の料理とは何か、というエッセイはが全ページの耳を折りたくなるほど素晴らしい。
日々、お腹の辺りで考えていることがまるっと言葉にされている感じ。
当たり前の話だけれど、99%の料理本は料理人(料理ができる人)が、料理したい人(できない人も含む)に向けて書かれている。そのなかで「料理したい人」が本を書くのは新鮮で、こういう料理本のあり方はすごく良いなと思った。
料理の素人だから書ける、「料理の楽しさ」を伝えようとする言葉がみずみずしい。全ての人へのプレゼントのような本でした。
#cook #坂口恭平
みなさんのサポートが励みになります。 「おいしい」の入り口を開拓すべく、精進します!