見出し画像

おひつを買った話

きっかけは今年の10月、炊飯系フードユニットごはん同盟のシライ夫妻シライジュンイチさんしらいのりこさん)とお食事をしたとき。

「おひつを買いたいと思っていて……」と口にしたら、「ご飯好きなんでしょ? なら絶対買った方が良いです。だって、木製のおひつはご飯の粗熱が取れて、ごはんの味が締まる。そして、おひつ自体が水分を吸って中の湿度が一定になるから、べとつかず、ふっくらとしたごはんになる。買った方が良いです」と愛しかないプレゼンをされて、このお二人がおしゃるのだから間違いないなと確信。

(ちなみにシライさんのおひつ愛はこちらにとてもわかりやすくまとめられています。「おひつは調理道具と心得よ! ご飯の良さを引き出すおひつの力」)

毎日ご飯炊くし買ったほうが良いなと思いつつ、果たして本当に毎日使うのか? 手入れは面倒じゃないのか?といろいろ気になってしまい、買えずにいました。

先週、鎌倉に行ったとき民藝品で有名な「もやい工藝」に立ち寄り、そこでおひつを発見。一緒に行った友人が買うか迷っている私に対して「明日からの幸せが確約されている『幸せ増産機』みたいなものじゃん。自分だけじゃなくて、一緒に食べる誰かにも分け与えられる幸せなんだから、買ったら?」という素晴らしい一言で購入を決めました。


購入したのは、岩手の南部桶正製の二合分おひつ(約8,000円)。翌日、炊飯器で炊いたご飯をおひつに移して蒸らすこと15分。開けてみるとヒノキの香りがふわっと漂い、ピカピカのご飯がお目見え。

一口食べると、米がシャキッと立っていて、水っぽさも全くなくまあおいしいこと!!米だけでどんどん食べられてしまう。危険です。おにぎりにしても、ベタつかず、ほんのりと木の香りが残っていて幸せな気持ちになれます。

おひつが米の水分を吸って、木に米は張り付かないので、さっと水洗いするだけで終わり。こんなに簡単なのにどうしてもっと早く買わなかったのでしょうか。糖質生活に拍車がかかりそうです。

#買ってよかったもの  


この記事が参加している募集

買ってよかったもの

みなさんのサポートが励みになります。 「おいしい」の入り口を開拓すべく、精進します!