「私は流行を作っているのではない、私自身が流行なの。」

あなたは、着たい服を着ていますか？
今回は、SDGsマガジンの特別編！！
普段は会社員として働いており、個人的にリメイクアーティストの活動をしているRyutaさんを取材しました。

職業、リメイクアーティスト

ーーRyutaさんの職業はファッションデザイナーのような感じですか？

服を作る、というよりは、服を加工・製作するという感じなので、デザイナーとも少し違いますね。
服に絵を描いたりするので“リメイクアーティスト”って勝手に呼ばれたりとかしてます。

元々は全く違う職に就いていたRyutaさん。
だけど、服がとても大好きで、上京して服飾の学校に通い、課題でリメイクを行った。それがリメイクとの出会いだったそう。
そんなRyutaさんは、普段は正社員として働いている。その仕事も好きなスポーツに関わる仕事だそう。
自分は好きなことをやらせてもらえてて、幸せだと思う。そんなことも語っていた。

今の世の中、働き方は本当に多種多様。
幸せでいられるかどうかはきっと自分次第なんだよなぁ、なんて改めて考えさせられた。

「トレンド＝おしゃれ」ではない！

ーー服を作ってみたい！そう思ったきっかけは？

モノづくりが元々好きだったのもあるんですけど、高いブランドの服ってそんなに買えないじゃないですか。
だったら自分で作っちゃえー！って思ったんですよね。

あとは、人と服が被るのが好きじゃなくて。
トレンドで流行っているものを欲しいと思って買うじゃないですか。
で、いざ着てみるとみんなが着ている…。

それってつまらないなーって。

特別感っていうのが全然ない。

そういった意味でも、自分だけのもの！とか“1点モノ”へのこだわりが強くなっていったのかなって思いますね。
その延長線で“1点モノ”を生み出せているので、人生がいい方向に繋がってきてるなぁー…。と思いますね。

吉本芸人EXITへ衣装提供したきっかけ

最初は、僕がインスタでDMしました。
EXITは元々知っていて、衣装もチャラい系ではあるんだけど、あまりオラオラしてない、という印象で。
というかダメージだけだったんで、派手さがなかったんですよね。
（当時、彼らはシンプルなダメージジーンズのGジャン）

だったら、自分の方で手を加えて激しい感じでチャラさを表現するようなものを作れば、印象をかなり植え付けられるんじゃないかなぁと思って。

「このジャケット、EXIT！」って言われるようにできるかもしれないって。

ダメ元で兼近さんとりんたろーさんにDMしてみたところ、2人から返信が来て「じゃあ試しに1着作ってください」ってなったのがきっかけでしたね。

Ryutaさんは、仕事に対するひとつひとつの美学をしっかりと持っていて、それが何だかクールなのに最高にアツくて、とっても素敵。
取材しながら、ダメ元で送ったDMの数も知り、こういう小さな種まきやダメ元を行動できるかどうかで人生は大きく変わってくるんだよなぁ、と感じた。

ーーデザインはどのように決めていくのですか？

デザインに関しては、基本的に完全フルオーダーのオーダーメイドでやっています。

どういうデザインにして欲しいとか、どういう文を入れて欲しいとか、こういう絵を入れてほしいとかをひと通りまず聞くんですよ。
そこから、自分のエッセンスも加えながら手書きでバーッとラフ画を書きます。その後に製作っていう流れですね。
一応ラフ画は書くんですけど、制作しながら、修正も加えていくので、最初のラフ画のイメージと完成品は全然違うんですよ！

EXIT兼近さんジャケットのラフ画▼▼

EXITの場合は、芸風的にとことん派手にやろうって。
まずは自分でデザイン考えて、入れてほしい文面とかは2人に聞いて、それを頭に入れて、デザインを描いて、フォントとかも考えながら文字をはめてって。

2人にこんな感じでいきますっていうラフ画を見せて、OKをもらってから、製作を開始するって感じでしたね。

完成したEXITかねちージャケットがこちら▼▼

派手さがとても印象的なジャケットですよね。
散りばめられている雷マークがとてもおしゃれ…。

同じモノは作らない！

基本的に同じ作品は作らないようにしていますね。

というのも、自分で描いているので、同じ配置で同じデザインでっていうのはそもそもなかなか厳しいというのもあるんですよね。
あとは“1点モノ”にこだわってやっているので、EXITと全く同じデザインでお願いします！という依頼とかは、基本的にお断りしていますね。

まさに美学。アーティスティックで、超クールで超かっちょいい。
EXITのお二人に対しても、EXITジャケットの作品に対しても、物凄く愛が垣間見えて……。
あのジャケットを見かけて「EXITだ！」と声をかけられることも増えたって聞いて、すごく嬉しかったんです。と語っていた姿は本当に目がキラキラしていた。

“1点モノ”って、自分だけのもので、世界に1個しかないってすごい特別感があるじゃないですか。
買って着てもらった人がすごく笑顔になって、ファッションを楽しんでもらうっていうのをジャケットを通して伝えることができたらなぁ、と。

まだ無名のアーティストが自分の製作したリメイクジャケットとかを着てもらって、どんどん駆け上がって有名になるっていうのが野望ですね。
それができたら、幸せだなって思いますね。

リメイクアーティストRyutaさんが本日の「ホンマでっか!?」に出演！

7/3放送の「ホンマでっか!?TV」では、
【ホンマでっか!?ベストバイ～明石家さんまへの誕生日プレゼント編～】ということでEXITからジャケットのプレゼントを…！
そのジャケットはRyutaさんがリメイクして、ひとつひとつ手書きで作ったもの。

実は番組で紹介されたEXITからのプレゼントともう1着、Ryutaさんからさんまさんへもジャケットをプレゼントしたそうです。

さんまさんへのプレゼントジャケットの写真を大公開♡

シンプルなのにとても洒落ていて、普段も着れそうな特別な1着ですよね。

特別な1着は人生を変える

服は自分の心を構成するひとつのピース。
おしゃれは、自分の存在を表すものであり、自分を表すそのものであり、自分の人生の映し鏡である。
取材して執筆する中で、そんなことに気付かされた。

「私は流行を作っているのではない、私自身が流行なの。」

ココシャネルのこの名言が本当にぴったりな方だった。
洋服が好きで好きで大好きで、ファッションが心から大好きで。
ただひたすらにそれがダイレクトに伝わってきた。
“もっともっと自由でいい。もっと好きに生きていい。”
Ryutaさんの話や活動を通して、私自身がそんなことを感じた。
何にも囚われず生きていくことって、本当に難しい。
だけど、Ryutaさんの世界に1着だけのジャケットには生き方すら変えてしまうようなそんなパワーが宿っているように感じた。

取材者情報

聞き手（左）：深月あかり
SDGs　8の目標：働きがいも経済成長も
取材ゲスト（右）：Ryutaさん
SDGs　12の目標：つくる責任・つかう責任

リメイクアーティスト☆Ryutaさん

Instagram :@ryuta__1210 個人アカウント
                  :@rs.remyzed ブランドアカウント

HP：https://remyzed.theshop.jp/

お問い合わせ先
mail: ryuryu-_-1210@ezweb.ne.jp
LINE: ryuta1210jp

Writer　深月あかり

Twitter：@yuchachaso

活動経歴HP:
https://note.mu/yuchachaso/n/n44b795ccb911

お問い合わせ先:akari.3zuki@gmail.com

Omake★

EXITの新メンバーに加入します。

（笑）