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広告マンガをツイートしたら効果があった??

こんにちは。プロモーションのお手伝いでマンガ・イラスト企画制作しておりますつかはらと申します。
こちら有料noteですが、無料部分でも十分内容は伝わるものとなっています。
先月、ツイッターでバズりましてん。

しかもバズったの仕事用アカウントじゃなくて、オタク活動用のプライベートアカウントっていう。
780万インプレッション、8.7万いいね、4万RTってなんなんでしょう。

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こちらのnoteに同じマンガ掲載しています。

ツイッターではその影響か「プロモツイート」に広告マンガが流れてくる回数が増えました。もしくはそもそもツイッターでのプロモーションにマンガの利用が増えたのでしょうか。
どういう理由にしても「なかなか読んでもらえないものをマンガにする」というのは理解できない話でもないので良いと思います。

広告マンガを商品にしている自分としては、広告マンガをツイートすることでの効果や需要はとても気になるところです。

そんなとき「これで広告マンガが増えててプロモツイートが増えてたらやばい!」と思ったことがありました。

疑問を持ったメルマガ

私は「広告マンガ」という商材をフリーランス、つまり1匹狼で展開しているので
実は大手広告会社の同じ商材を持っているメルマガを登録しております。
そのメルマガの営業文句やプロモ展開をパk…参考にさせていただいております。

それでメルマガ登録している企業から、先日送られてきたメルマガにこんなことが書いてありました。

マンガ家インフルエンサー2名起用で
7万インプレッション、3000いいね、2800RT でプロモーション成功!
(※簡単に内容をまとめています)

私としては「目を疑う」成功例でした。

自分がバズったのと比べて「少ないね!」っていう意味ではありませんよ!!
もしこれでツイッターでの広告マンガが増えているのだとしたら
ちょっっっっっと待ったーーーーーー!!っていう気持ちでこれを書いています。

みなさんはどうでしょう?
インプレッション7万って「なんかすげえ!」って思いますか?
3000いいね、2800RT「そんなに拡散されたことないよ!」って思いますか?

こんなちょっと数字が出てくる売り文句で、これが良い例と思ってるマーケティング会社に頼むのはやばいです。
私に頼んだ方がよっぽどちゃんとマーケティング考えてるわ!!と思います。笑

ちゃんと「最終目標」を達成できる導線がなかったら
ほんと「広告は高い」でしょうし、「広告は効果がない」でしょう…
もう、私もモノを作っても作っても、それを使えないのを何度も見てきて
悩むことも多々あったので、今はそのフォローもしています(有料ですが笑)

数字をちゃんと読みましょう

さて、じゃあ「7万インプレッション、3000いいね、2800RT」ってなんなのさ
っていうことになります。

その前に「インプレッション」ってなんなのさ…なんですが。
「インプレッション」とは「ユーザーがそのツイートを見た数」です。
これ、同じ人が2回見たら「2インプレッション」になります。
つまり「何人見たか」じゃなくて「何回見たか」です。(この違い重要!)

さらに「いいね」と「RT」が何かっていうとよく「エンゲージメント」と言われる数の中の1つの要素です。
「エンゲージメント」とは「ユーザーがツイートに反応した回数」です。
実は「エンゲージメント」の中には「リンクのクリック数」「プロフィールのクリック数」などもあって、そのうちの要素の1つが「いいね」「RT」です。
「クリック数」はもちろん同じ人がクリックしても増えます。

ツイッター広告の成功を図るひとつに「エンゲージメント率」があります。
つまりツイートを見た人が多く反応すればするほど「良いツイート」とされるわけです。
「エンゲージメント率」が高ければ高いほど「良い広告ツイート」ができたんですね。
確かにその点では通常1〜2%であろうエンゲージメント率が8%にもなっているので「やたら高いエンゲージメント率を獲得できた良いツイート」ではあります。

いや、逆に高すぎて怪しすぎません?

こちらをご覧ください。最初にリンクしたツイートのアクティビティです。

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4万インプレッション、300いいね、100RT。
こちらエンゲージメント率としては1.5%ですね。至って普通です。

さきほど「インプレッションとはツイートを見た回数」と説明しました。
RTをたくさんされる=拡散されていく なので
当然RTをされればされるだけツイートを見る機会は増えていきます。
ちなみに「○○さんがいいねしました」と表示もされるので「いいね」でも拡散されます。

それを元に考えると、450人近くのユーザーが拡散して4万インプレッション。
1人が拡散したのにつき、100人弱のユーザーが見たということです。

3000いいね+2800RT=7万インプレッション。
ちょっと待って。おかしくありません??
1人が拡散したのにつき、12人くらいのユーザーしか見てないんですよ。
でも、インプレッションを一桁間違えたとしたら、エンゲージメント率1%を切ってしまいます。

インフルエンサーに頼む理由

なんでSNSにおいて、インフルエンサーにPRを頼むかといえば
この「インプレッション」を獲得しやすいからですね!
かつそのインフルエンサーが高い「エンゲージメント率」を持ち合わせていればより効果的に内容を伝えられます。

先日NHKで放送されていた「ねほりんはぽりん」で「インフルエンサー」を特集していたのですが、企業から依頼される方はフォロワーが1万人くらいはいるようです。

ますますインフルエンサー2人起用して「7万インプレッション」
その状態で1人のユーザーに対して12インプレッションしか付いてないとしたら疑問です。
逆にRTもされず、インフルエンサーのフォロワーしか見ていないとしても人によっては成立します。

先日、私のツイートが62万フォロワーの「シャープ公式」さんにRTされました。
83いいね+15RTで、約22万インプレッションです。
インフルエンサーってこういうことなんですよ。正直、笑うほどインプレッション数あがりました。

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ちなみに、ありがたいことに普段700弱のインプレッションに対して、直後の感想マンガも1200インプレッションというよく見られたツイートになりました。
※直後のマンガツイートは正直、ちょっと狙いました。
 ツイッターのバズを起こすのはタイミングに対する瞬発力でもあります。

プロモツイートだったとしたら?

冒頭に書いた通りプロモツイートに、最近よく広告マンガが登場するんです。
プロモツイートとはなんぞや…ですが。

プロモーツイートとは、ターゲットであるツイッターユーザーのタイムラインに、普通のツイートに混ざって表示されるもの。ただしちゃんと「プロモーション」と表示されます。
同じユーザーのタイムラインに何度も表示させることも可能。ただし有料。

つまり拡散されなくても、ツイッターのユーザーの中でマッチングされた人のタイムラインに載せることができるわけです。
そうすると自ずと「インプレッション」はあがっていくはずです。

もし…もしですよ?
このメルマガにあったような「成功例」が「プロモツイート」の機能を使っていたとしたら?それでインフルエンサー2名起用した上で「7万インプレッション」だとしたら?

本当に広告マンガ、インフルエンサーやプロモツイートに経費を使いますか?

広告費を無駄にしないために

マンガ家インフルエンサー2名起用で
7万インプレッション、3000いいね、2800RT でプロモーション成功!
(※簡単に内容をまとめています)

インフルエンサー2名の起用でこの結果…どう見ますか?
インフルエンサーのフォロワー数、いいねやRTの数、インプレッション数のどれかが改ざんされているレベルじゃないと成り立ちません。

ここまで読むと「成功例」が本当かどうかも怪しいことも
このメルマガを受け取った私が「目を疑った」のも理解いただけたかと思います。

かといって、「広告」ってよくわからないと思うんです。
ぜんぜん情報を知らない人がこれを疑えるかというと、なかなか難しいようにも思います。
用語は難しいし、効果は見えにくいし、なんかこういう怪しげ〜なメールくるし。
難しい用語で数字挙げられてワーッてしゃべられたら「なんか良さそう」になるのもわからなくはない。

本当に広告マンガ、インフルエンサーやプロモツイートに経費を使いますか?

私としては「広告マンガ」を扱っている以上、前向きに取り組んでもらいたいと思っています。
ただこうやって本当かどうかわからない「成功例」をあげる会社も多くなっていることを知っておいてください。
ツイッターのインプレッションもいいねもRTも「途中経過」でしかありません。
ツイッターやマンガは広告のひとつの「手段」でしかありません。

特に中小企業でプロモーションが必要になっている企業のみなさま。
私が思う「最終判断」できるポイントをひとつだけ。
最後の目標に対して「途中経過」からどう導くのか、「手段」が何にどうして有効なのか説明できるかをみてください。
会社の【最後の目標(理想像)】を共有して理解できた上で、付き合える会社や人を選んでください。

少なくとも私は制作に入る前にそこを全部聞きたいし、話そうと思ってもらえるように付き合っていきたいと思っています。

というわけで、なにかあればどうぞ。笑

以下、有料部分は蛇足でツイッターPRと広告マンガにできることを書きました。
有料にしたのは同業者に簡単に見られてパクられないためです。笑

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読んでくれてありがとう!心に何か残ったら、こいつにコーヒー奢ってやろう…!的な感じで、よろしくお願いしま〜す。