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リバイバルブームについて①

最近、昔流行ったものが今になってもう一度流行るということを目にする。

例えば「写ルンです」。「写ルンです」とは1986年に富士フィルムから発売され爆発的なヒットとなった商品。しかし、その後はデジカメや携帯カメラに押され、レンズ付きフィルムの出荷は1997年の8960万本をピークに、2012年には430万本まで落ち込んだ。これが最近、若者を中心に人気が再燃している。
理由としてはアナログなシンプルさや温かみ、手軽さなどが挙げられる。もちろんInstagramなどのSNSの影響も大きい。

このように昔流行ったものが急に復権する現象を「リバイバルブーム」と言う。
そもそもこの「リバイバル」という言葉は、キリスト教の「信仰の原点に立ち返ろうとする運動」を語源としている。20年や30年の周期で起こる「リバイバルブーム」はまさに周期的にやってくる「原点回帰」そのものなのだ。

先ほど挙げた「写ルンです」も、フィルム特有の粗さ、温かさや24枚、36枚といった枚数を大事にするといった写真が持っている素敵な原点に回帰したと言える。



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