ポトフスキーぬいぐるみ化計画

第1章〜売れない作家のある決意〜

今月、ついに待望の「ポトフスキー」ぬいぐるみが我が家に納品されます。
ポトフスキーは今年で誕生10年目。
そんなアニバーサリーイヤーに合わせ、ポトフスキーのぬいぐるみが販売できます。
せっかくですのでここまでの経緯を紹介したいと思います。


これまでポトフスキーの立体化は幾度となく挑戦してきました。

瓶詰め、ストラップ、キーホルダー、フィギア、粘土miniドール
どれも人気はあったのですが、やはりどうしても量産が難しく
安定した提供ができずにいました。

僕はずっと思っていたんです。
「ふわふわした肌触りのいいポトフスキーをさわりたい」
「街で知らない人のカバンにぶら下がっているポトフスキーを発見したい。」
そのためには「ぬいぐるみ」だということは10年前から気がついていました。

しかし、個人で活動する作家が「ぬいぐるみ」を作成するにはかなり大きなハードルがいくつかあります。
自作するのか?工場に頼むのか?販売する先はあるのか?

私には縫い物のスキルはありません、大量につくらなければいけないので、ぬいぐるみを作成してもらえる会社をみつけて工場生産を依頼しなければなりません。
その際降りかかってくる問題は「お金」と「在庫」

2,3社見積りを依頼してみましたが、
大抵は企業向けの会社で、個人のお客にはあまりいい対応はしてくれませんでした。
金額もだいたい中古の軽自動車が買えるぐらい、
最小ロットもいままで作成したグッズよりはるかに多い300〜500個
オリジナルグッズの大定番!価格のやっす〜い「ポストカード」でもそんな数なかなか売れませんよ。

僕はそのとき本当にアホなふりをして
そんな問題すべてを考えないようにして、1社にぬいぐるみ作成依頼をしたのです。
それほどポトフスキーの人形を僕は欲しかったのです。


つづく……

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