平野雄大

広告会社の営業。アートとビジネスと教育に興味があり、武蔵野美術大学大学院造形構想研究科…

平野雄大

広告会社の営業。アートとビジネスと教育に興味があり、武蔵野美術大学大学院造形構想研究科に入学。プロフィールのイラストは親友のイ・ダカン作。

最近の記事

ブランドとは、信頼を得ていることが大前提

武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコースクリエイティブリーダシップ特論Ⅱ 第3回平井俊旭さん(雨上株式会社 代表取締役)の授業をリアルタイムでまとめています。 <学んだこと> ・ブランドとは、顧客からの信頼を得ている商品やサービスのイメージの総和。 →この考え方に2つの点でハッとさせられた。  ひとつは、「信頼を得ている商品やサービス」ということである。つまりは、すべての商品にブランドがあるのではなく、「信頼」を得ていることが前提だというのだ。

    • 人は印象的な体験で意識と行動が変わる

      武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコースクリエイティブリーダシップ特論Ⅱ 第10回白水高広さん(うなぎの寝床 代表取締役)の授業をリアルタイムでまとめています。 <学んだこと> ・人は印象的な「体験」によって「意識と行動」が変わる。ものを買って、使って貰うだけでは何も変わらないから。  →この点にとても共感した。   2歳の息子がいる。いくら試してもまったく興味を示さなかったラグビーだが、ラグビーW杯に連れて行ったら、コロッと変わってしまった。

      • ストーリーを伝えるイノベーションデザイン

        武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコースクリエイティブリーダシップ特論Ⅱ 第14回赤池学さん(ユニバーサルデザイン総合研究所代表)の授業をリアルタイムでまとめています。 <学んだこと> ・いくつも聞かせていただいた事例に共通していたのは、ユーザーがストーリーに共感したいた点。 ・ストーリーになりえる強みを見つけるための観察と、それをユーザーに届けるために補助線を引き、実際のアウトプットを生み出すことでユーザーにストーリーを届けていると理解した。

        • データは行動データへ、ビジネスは製品から体験へ

          武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコースクリエイティブリーダシップ特論Ⅱ 第13回藤井保文さん(株式会社ビービット東アジア営業責任者/エクスペリエンスデザイナー)の授業をリアルタイムでまとめています。 <学んだこと> ・データを集めることが目的になっているケースが多い。  このことには自分自身への戒めも含めて、すごく共感した。仕事でもデータの取得がテーマになることが多いが、きちんとその活用方法まで描けているケースがほとんどないことに危機感を覚え

        ブランドとは、信頼を得ていることが大前提

          続けることも企業の責任である

          武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコースクリエイティブリーダシップ特論Ⅱ 第11回芦沢啓治さん(芦沢啓治建築設計事務所代表)の授業をリアルタイムでまとめています。 <学んだこと> ・石巻工房をボランティアからビジネスへ  ①土俵が経済になるので、中途半端なものでは話にならない。  製品だけじゃなくて、ブランド、価格が適切でないといけない。  ボランティアは同情も含めて評価されている部分があるが、ビジネスになってはならない。  これをビジネスにし

          続けることも企業の責任である

          災害対応シンキング

          武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコースクリエイティブリーダシップ特論Ⅱ 第9回デイビッド・佐伯潤さん(国士舘大学 防災・救急救助総合研究所 嘱託研究員/教官、鉄道系サービス会社BC研究センター 主任研究員/人命安全研究会・座長)の授業をリアルタイムでまとめています。 <学んだこと> 災害対応/防災の今回の訓練はとても勉強になった。 すべての人に必要な知識やスキルだし、これからも継続的に学びたいと感じた。 一方で、じゃっかん抵抗を感じたのは「訓

          災害対応シンキング

          仕事に大義は必要か?

          武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコースクリエイティブリーダシップ特論Ⅱ 第8回大橋磨州さん(呑める魚屋「魚草(うおくさ)」店主)の授業をリアルタイムでまとめています。 <学んだこと> ・開業するにあたり、飲食店での修行と、三陸の漁師さんへの訪問をした。アメ横の存在自体や、自分の仕事に大義がほしかった。前の魚屋は付き合っている業者はどんどん倒産していった。買い叩いていたのでアタリマエだ。 ・三陸の魚を売って、三陸の漁師さんに喜んでもらいたいと思

          仕事に大義は必要か?

          共創には、共通善が必要

          武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコースクリエイティブリーダシップ特論Ⅱ 第5回江渡浩一郎さん(産業技術研究所/メディアアーティスト)の授業をリアルタイムでまとめています。 <学んだこと> 共創と協業の違いはなにか? 協業は、パートナーと仕事の分担を決めて、利益の分配も事前に決めて取り組むことで、共創は利益が得られるかも分からない状況で一緒に取り組み、仕事の分担もしない状態だと言う。 そして、だからこそ共創には「共通善」を見出す必要があるそうだ

          共創には、共通善が必要

          デザインはゴールではなく手段

          武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコースクリエイティブリーダシップ特論Ⅱ 第4回川上元美さん(川上デザインルーム代表)の授業をリアルタイムでまとめています。 <学んだこと> 多岐にわたる分野の作品をご紹介いただいた。 まず驚いたのはその分野の多様性。家具を中心に活動されているのかと思っていたが、パソコンなどの家電から建築物まで、その領域はとても広い。 そして、そんな作品の中で一番驚いた作品は旭硝子の「マイミュート」。 マイミュートについてはこち

          デザインはゴールではなく手段

          イノベーションとは人々の価値観・行動・習慣が変化するアイデアを出し、普及させ、未来をつくること

          武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコースクリエイティブリーダシップ特論Ⅱ 第2回小川悠さん(一般社団法人i.club代表理事 / 東京大学 i.school アシスタント・ディレクター)の授業をリアルタイムでまとめています。 <学んだこと> 思考を深める時に、「因数分解」をする感覚が面白かった。 クイズ形式で物事の定義を考えさせてもらったが、まさに「因数分解」の要領で思考を深めるというのを疑似体験したように思う。 アイデアの考え方として、ある

          イノベーションとは人々の価値観・行動・習慣が変化するアイデアを出し、普及させ、未来をつくること

          まずは「描く」

          武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダシップコースクリエイティブリーダシップ特論Ⅱ 第1回三澤直加さん(グラグリッド代表取締役/ビジョンデザイナー)の授業をまとめています。 - 「これから」を描きつくる仕事 - グラグリッド代表 ビジョンデザイナー - プロダクトデザインを学ぶが、社会課題にアプローチしたいと考えた - ビジョンづくり、商品づくり、組織づくり - サービスデザインはHCDの経験からやろうと思ったが、共創しようとした時には「ビジュアルシンキ

          まずは「描く」

          笑いのススメ−緊張と緩和−

          武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダーシップコース クリエイティブリーダーシップ特論 第15回 ゲストスピーカー水口 洋二さん(サントリーホールディングス株式会社デザイン部・部長)の授業をまとめています。 サントリーホールディングス株式会社デザイン部・部長 水口 洋二さんとは 九州大学芸術工学部 画像設計学科卒業後、サントリーホールディングス株式会社入社。勤務の傍ら、現在は九州大学芸術工学部画像設計学科非常勤講師。 デザインに笑いが大事って?講義をと

          笑いのススメ−緊張と緩和−

          猛獣使いのススメ−放火型をいかにうまく使うか−

          武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダーシップコース クリエイティブリーダーシップ特論 第14回 ゲストスピーカー辻 喜彦さん(合同会社アトリエT-Plus・代表)の授業をまとめています。 合同会社アトリエT-Plus・代表 辻 喜彦さんとは? 都市計画、建築、土木等に関わる計画、設計、を担うコンサルタント。主には、日向市プロジェクトに代表されるようなまちづくりを中心としたサスティナブルなマネジメントを提供。 まちづくりに欠かせない5つのタイプまちづく

          猛獣使いのススメ−放火型をいかにうまく使うか−

          歴史のススメ?-愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ-

          武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダーシップコース クリエイティブリーダーシップ特論 第12回 ゲストスピーカー佐伯 基憲さん(元三井物産役員)の授業をまとめています。 元三井物産役員・佐伯 基憲とは? 三井物産にて、二度にわたるロンドン勤務を含め、運輸・物流部門と1999年10月新設のIT推進部に勤務。その後、日本ユニシスに赴任し、人事制度の大改革を手掛ける。三井物産帰任後は、多岐に渡る部門での役員職を歴任。 会社にいれば、商品も会社も簡単につくれ

          歴史のススメ?-愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ-

          倫理のススメ−主観を重要視する構想力において−

          武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダーシップコース クリエイティブリーダーシップ特論 第10回 2019.09.11 ゲストスピーカー紺野 登さん(多摩大学大学院教授)の授業をまとめています。 多摩大学大学院教授・紺野 登さんとは? 多摩大学大学院教授で、東京大学i.schoolエグゼクティブ・フェロー。その他大手設計事務所のアドバイザーなどを務める。 デザイン経営、知識創造経営、目的工学、イノベーション経営など新たなコンセプトを広める。 イノベーシ

          倫理のススメ−主観を重要視する構想力において−

          弱い価値のススメ−言語化/定量化できていない価値をデザインで耕す

          武蔵野美術大学 大学院造形構想研究科 クリエイティブリーダーシップコース クリエイティブリーダーシップ特論 第9回 2019.09.04 ゲストスピーカー吉泉 聡さん(TAKT PROJECT代表)の授業をまとめています。 TAKT PROJECT代表・吉泉聡さんとは?TAKT PROJECTの代表/デザイナー。東北大学工学部機械知能工学科卒業後、子ども時代に大好きだったウォークマンやスウォッチの様な、新しい価値軸をつくりたいと考えたことをきっかけにエンジニアではなくデザイ

          弱い価値のススメ−言語化/定量化できていない価値をデザインで耕す