見出し画像

最近のライブ、マンネリ化してない?自分では気づかないマンネリ化の解消方法

自分たちのライブってマンネリ化したことないって言える人はどれぐらいいますか?

「インディーズであろうがプロであろうが、マンネリ化なんてもってのほか!ありえない」

多くの人がそう思ってライブはしているはず。でも、すべてのライブにそれができているアーティストってどれくらいいるんだろう?マンネリ化ってほとんどの場合、自分では気づかないことがほとんどなんです。

精一杯やっても起きている?インディーズバンドのマンネリ化は命取り

月に一本、二本とライブをやっていると、どうしてもライブがマンネリ化してくることがある。それはリリースツアーであったり、イベントといったものではなく、ライブハウスのブッキングが続くとどのバンドもそうなりやすい。

もちろんそれは手を抜いている訳ではない。手を抜いているどころか精一杯やっているのである。それでもマンネリ化は起こってしまう
そういったライブはお客さんにも伝わりやすい。過去の経験からそういった「マンネリ化してしまったライブ」はお客さんをノセきれなかったり、物販での売上にも大きく響いてくる。

その結果、ファンになっていたかもしれない人を逃してしまう。もっというと、そのアーティストは「それぐらいのライブをする人」とイメージがついてしまうのだ。

インディーズバンドがそうなりやすいが、プロのメジャーアーティストでも同じことが起こりやすい。
またマンネリとは違うが、ムラが激しいのが海外アーティストだ。

海外アーティストは時差ボケであったり、ワールドツアー中による疲れも出てくるのであろうが、分かりやすくノリにくいことが起こる。
2006年に単独では7年ぶりとなるKORNのワンマン・ライブがZEPP TOKYOで3日間行われた。
3日間行って分かったのは、こんなにも日によってライブの完成度が大きく変わってしまうものなのかということだ。

初日は機材の調整がうまくいっておらず、ボーカルマイクがハウったことでヴォーカルのジョナサンの機嫌が悪くなりその影響が出ていた。バンド全体としても決して完成度が高いライブではなかった。

しかし2日目は初日とはうって変わって「これぞ期待していたKORNだ!」といわんばかりの演奏を見せてくれた。

3日目はそれ以上のライブを期待していたが、ジョナサンは疲れからか声はあまり出ておらず、演奏としてもノリきれない部分があった。さすがに3日連続は疲れたのかもしれない。

もちろんライブならではの、生モノとしての醍醐味かもしれない。けれどもこれは自分が好きで好きでたまらない海外アーティストだからある意味許される行為。

お客もついていないインディーズバンドではマンネリ化は命取りとなる。

1日の業務のほとんどがルーティン化、もしくは追われるほど忙しいビジネス現場

平日は毎日仕事をしているなかで、私たちはマンネリ化はないといえるだろうか?日々同じルーティン業務に追われ、1日が終わって振り返ったとき、今日やった業務は昨日とまるっきり同じだったということはないだろうか?

もしかしたらそれが一週間ずっと続いているかもしれない。定例会議があり、集計を取り報告、そしてあまり変化のない施策を打つ。営業であれば、営業先が違うだけで毎回同じ説明をして、顧客が取れたり取れなかったりでふと振り返ったときに、「毎日同じことの繰り返しで自分は何をやってるんだろう」そう思ったことはないだろうか?

もしかしたら追い詰められて追い詰められて1日が過ぎていくのが精一杯な人もいるかもしれない。

しかし共通しているのは、変化のない毎日を送っていて、自分では気が付かないうちにマンネリ化しているという事実である。

問題なのは、マンネリ化は自分ではなかなか気が付かないことにある。余裕が無いときほどそれに気づきにくい。マンネリとは「退屈する」とか「飽きる」という意味でも使われるが、ここでは「新鮮味や独創性がないこと」と考えてもらいたい。

マンネリ化してしまったものは、ライブであれビジネスであれ成長や向上は起きないのである。

今すぐにできる目的化と挑戦によって劇的な変化が起きる

マンネリ化を起こさせないために一番の有効手段は「目的化」することだ。ビジネスであれば一日でも一週間でもいいし、ライブであれば毎回のライブが理想だが、複数回のライブで行ってもいい。

それを行うことの意義を持つのだ。

ビジネスであれば「いつも1時間かけてやっている業務を半分の30分にすることで時間効率を生み出す」ことを目的にしてもいいし、「いつも改善案は2つ3つしか出してないけど、今日は10個出してその中から2つ選ぶようにする」などいくらでもある。

アーティストであれば、「ライブ後に新規のお客さんから声をかけてもらうぐらいパフォーマンスにこだわる」でもいいし、「いつもMCをやっているけど、MCのない世界観を重視したライブをする」でもいい。

いくらでも考えることができる。この目的はチーム内やメンバー内で共有してもいいし、言わなくてもいい。自分だけの目的をつくり、必ずそれを達成するのだ。特に重要なのは、目的を達成するためにどうしたらいいのか考えること。この達成するための仮設を考えること、事前準備がとても大切になる。

この意識一つするだけで仕事でもライブでも大きく変わることができる。しかも意識すればするだけ、周りの反応が大きく変わってくる。
それを毎日・毎回続けるのだ。その少しの差が大きな変化をもたらしてくれる。

また、もう一つマンネリを防ぐ簡単な方法がある。それは「新しいことに挑戦することだ」。それは、ビジネスであればタスク管理ツールを使ってもいいし、ショートカットを1日に3つ覚えることでもいい。アーティストであれば機材を変えたり、奏法を変えるのもいいだろう。何か新しいことを取り入れたり、挑戦したりしてみよう。

もちろんそれが良い結果をもたらす場合もあるい、悪い結果をもたらす場合もある。しかし、そこで何かを得たことは後々の糧となる。

保守的になることは下降することである。常に目的を持つなり新しいことに挑戦するなどして、向上することでマンネリを防ぐだけでなく自分自身をアップグレードしてくれる。


日々進化していることが実感できれば、マンネリ化なんて起きてる暇はないのだから。

最後までお読みいただき、ありがとうございます(`・ω・´)ゞ共感、反論なんでも結構です。SNSなどでシェアして頂けるととても喜びます。