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ケニアに行ったら、思っていた以上の大都会が広がっていた話

こんばんは。
こちらはケニア時間の夜中3:19。

noteに書きたい文章のタイトルのみが溜まっていた今日この頃。
思い立ったが吉日ということで、久しぶりに文章を書いていこうと思う。

今日宿泊している宿はかなり渋い。(渋いとは僕の中でとてもいい表現)
シャワーがついているがもちろん冷水しか出ないし、トイレットペーパーはかろうじて置いてある(ないところも多い)ものの蜘蛛の巣が張っているし、夜中にもかかわらず外から絶対に拡声器を使ってるだろという声が響いている。

もちろん気持ちよく朝まで寝られる訳もなく、この吉日に至る。

今日書きたいことは以下の3つ。

  1. ケニア滞在で感じたこと

  2. 夜のよりみちの営業が終わった今の気持ち

  3. 大学卒業後の進路

(と思っていたのですが、ケニア滞在で感じたことを書いていたらニワトリが鳴き始めてしまったので、今日は1だけ。笑 また後日、2と3は書いて投稿すると思います)

ケニア滞在で感じたこと

先にも書いた通り、僕は今ケニアにいる。

多くの人に共感してもらえると思っているのだが、アフリカにはロマンがあると思う。
人類が生まれた場所アフリカ。独自の文化が根強く残っている場所アフリカ。これから世界経済の中心になっていく場所アフリカ。

ある日、友人が"2ヶ月後にケニア行くんだよね"と言った。
ロマンの匂いがして、"僕もいこうかな、ケニア"、と軽い気持ちで僕は言った。

その2ヶ月後、気づいたらそのロマンの場所に僕はいた。

空港での入国手続きを抜け、最初に話したのはケニアの警察官だった。

👮 やあ、こんにちは。どこから来たんだい?
😆 日本からだよ!
👮 I love 日本!ここは危険だから僕がタクシーを呼んであげるよ!
😆 本当かい、それはすごくありがたいよ!サンキューベリーマッチ!

大してリサーチもせず、ケニアに乗り込んでいた僕はケニアの"治安"なるものをちゃんと把握していなかった。後から知ったのだが、ケニアの首都ナイロビの治安はそんなによくないらしい。先週すぐ近くで観光客の銃殺事件があったらしいよ、と到着した次の日に聞いた。

話は元の警察との会話に戻る。
👮 手伝ってあげたんだから、俺にコーヒー代を渡せ😡

警察だと思って、日本の感覚で話していたのが運の尽きだった。
こっちでは賄賂のことを隠語でコーヒー代とかチャイ代っていうらしい。
そんな理不尽なことがあるか!と思ったので15分くらい言い合いをしながら逃げていたが、ずっと付き纏ってくるので、最終的にチップを渡した。

そんなこんなで僕のケニア旅は始まった。

アフリカは思っていた何倍も栄えていた

皆さんはアフリカの生活と聞いてどんなイメージを持つだろうか。
ジャングルの中で、槍とか盾とか持ったナントカ族という人たちが、動物を狩りながら生活してる。

さすがに、ここまでのイメージを持つ人は多くないかもだが、日本の地方都市より栄えていると知ってる人はそれほど多くないと思う。

ケニアの首都ナイロビは感覚的には福岡くらいに栄えている。(完全に僕視点でしかないけど、実際に人口だけでみると福岡市の人口が150万人に対して、ナイロビの人口は440万人ほど。)
栄えているの定義も難しいが、でっかいビルが何個も立ってるし、でっかいショッピングモールもあるし、でっかいバイパスもあるし、綺麗でクオリティの高いコーヒー屋さんも何個かあった。

ナイロビのカフェ、5つほど行ったがどこも居心地がよかった

そして、僕が何より驚いたのは、「Mpesa」と「Uber」の生活へのなじみ具合だ。

Mpesaというものを聞いたことがあるだろうか。高校で地理を専攻していた人なら少しは耳にしたことがあるかもしれないが、Mpesaとは日本で言うPayPayのような電子決済サービスだ。

聞いて驚くなかれ、
ケニアでは、首都ナイロビだけでなく田舎の方でも、おじいちゃん、おばあちゃんでもMpesaを使っている(僕調べ)
日本での未だ根強い現金主義とは真反対の電子化への対応力である。

あとは、Uber。
日本ではUberEatsという食品宅配サービスの方が知名度があるが、元はといえばライドシェアをメインにしたタクシーサービスだ。

ここケニアではタクシーとしてのUberがすごく発達している。
スマホアプリで、行きたい場所を指定すると、2,3分で運転手がその場所にやってきて、行きたい場所まで連れていってくれる。車で10分くらいの距離で大体200円くらい。日本のタクシーではあり得ない価格だ。

ケニアは治安が良くはないので、できる限り歩くのは避けてUberを使った方がいいよということで、基本はUberを使っていたのだが。これが快適すぎる。
呼んだらすぐきて、決済もカードでできているので到着したらありがとうと言って降りるだけ、もちろん面倒な値段交渉もない。

日本の何倍もUberが使われ、日常の中に浸透しているように感じた。

ケニアの持つパワーとその可能性

これらのことから僕が思ったことは、
やはり世界の中心は段々と、ここアフリカに移っていくんだなということだ。

経済発展は人口の増加と共に起こるというのは、過去の日本や、今の中国・インドを見てもかなり明白なことである。
日本の人口はもちろん、中国の人口すらも2年連続で減少している中、アフリカの人口はどんどん増えていっているのは言わずもがな周知の事実。

この人口増加だけではなく、先に書いた電子サービスの普及、インフラ機能の発達を実際に自分の目で見て、この国の可能性をひしひしと肌で感じた

ケニア滞在の中で日本人ゲストハウスにも宿泊し、ケニアで事業をしている方々のお話も聞かせていただいた。その中でも印象的なのは、アフリカへの企業進出支援コンサルをしている会社の話だ。

中国の企業はもちろん、日本や欧米の企業もどんどんとアフリカに進出していっているとのことだった。
10年後、いや5年後には世界経済の中心がアフリカになっていてもおかしくない、そう思ったケニア滞在だった。

当たり前は、当たり前じゃない

ちょっと真面目な話が続いてしまったので、個人的に面白いなと思ったことを書いてみようと思う。

ケニアで"I don't like Ugari (ウガリ)"というと、"Why~~~~~~~~!!!!!???? (ワーーーーーーーーーーーーーーーーイ!!!!!!!?????)"と言われる。

ウガリとは、ケニアの主食の一つであるとうもろこし粉をお湯を混ぜて固めた、白い塊だ。
これがまた、味が全くなくて、なんとも、、なんともな味だ。笑(美味しくないとは言ってない、、、一応、、、笑)

右の白いのがウガリ、緑はムチチャ、肉はヤギ

だが、ケニア人の多くの方々にとってはウガリはめっちゃ美味いらしい。
あるケニア人は、高級食べ放題レストランに行って、ウガリはどこだ?と定員さんに尋ねるくらいには好きらしい。

また、別の話だと、
今日の昼、ちょっと出かけようと思い、Uberでバイクタクシーを呼んだ。
ノーヘル二人乗りで、交通ルールがないのはいつものごとくだが、今日は目的地に向かってる途中で突然バイクが止まった。

😆(me) なんかあったの?どうして止まったの?
🏍(driver) 思ってたより遠くてガソリン無くなったわ、ここで降りて😇

そんなことある!!!!??笑

あとは、あとは、ケニアでは今でも一家族の子供の数が10人くらいは普通らしい。ケニア人はお盛んだなと思うかもしれないが、単にそういう訳だけではない。

アフリカでは元々10人産んだとしても、病気などで何人かは亡くなってしまうことが多かった。また、伝統的な考え方として、子供が多ければ将来自分の生活を支えてくれる人が多いと考えているらしい。

このような背景から、医療が発達した現在でも10人子供がいて、みんな生き残っているという現況になっている。
自分の兄弟の名前はギリ覚えているが、いとことかってなると何十人単位になるので名前なんてわからない、らしい。笑

あとは、道端にキリンの群れがいたり
サバンナのど真ん中で車が煙を上げて止まったり
(周りに普通に野生動物いるからね!笑)

これらの話を聞いて、これを読んでくれている皆さんはどう感じるだろうか。
僕は、今まで当たり前だと思っていたことが次々とぶっ壊される感覚だった。

日本での当たり前は、所詮日本国内での当たり前。
これが正しい、こうあらなければならない、これはしなければならない。
そんなものってないのかもしれないなと思った。

ちょっと話を抽象化しすぎているかもしれないが、ケニア滞在中の多くの当たり前ぶっ壊され経験から、そんなことを感じた。

最後に

冒頭にも書いた通りケニアで感じたことを書いていたらニワトリが鳴き始めてしまったので、今日はこの辺りで締めようと思う。

僕にとってロマンだったこのアフリカの地、ケニア。
たった11日間の滞在だったが、その数字以上に僕の価値観に大きな影響を与えてくれた。

冒頭で治安が悪いという話も書いていたが、実際に滞在してみると優しいケニア人もすごく多いし、本当にたくさんの人に助けてもらってこの数日を過ごすことができた。

この11日間で出会ってくれた多くの人に感謝しています。
アサンテ。(スワヒリ語で"ありがとう")

p.s.
最後にめっちゃ関係ないけどどうしても書き残したかったので、無理矢理つけ加えてみる笑

ケニア滞在中、何度か好きな音楽の話になった。
その度に日本の歌を流してよと言われスマホを手渡されるのだが、何曲か流した中で圧倒的にケニア人にハマる曲がある。

Bling-Bang-Bang-Born / Creepy Nuts

この曲を流すとケニア人は一人残らずサビのブリンバンバンのところを歌い出して、It's Gooood!ってなる笑(僕調べ)

ノリノリになる曲は世界共通なんだなと思ったっていう話でした。
海外の方と話す機会があったらぜひ流してみてください笑

最後まで読んでいただきありがとうございました!
アサンテ!

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