【ゲンロンアーカイブス＃22】
勝川俊雄×東浩紀「日本が漁業後進国になった理由」
【2016/11/10収録】
#ゲンロン161110 #ゲンロンアーカイブス

▼勝川さんのおっしゃることは少し過激なのでは？　と思ってしまうくらい、衝撃の連続です。
ただ水産庁に関しては、私個人の経験から個々の公務員が全員無能だとは考えにくく、何か能力を発揮できない仕組み上の問題があるのではないかと感じました。
この番組放送（2016年放送のアーカイブ）から現在2024年まで8年経過しました。
次回の2024/2/21放送で現状を確かめたいです。

▼私が漁業について考えたのは下記のNHK番組を見たからでした。

漁獲量設定の矛盾や、各地のうまくいっている取り組みが紹介されていました。私自身は悪くない番組だと思いました。
タイトルは「マグロの漁獲制限にかからないよう、定置網にマグロがかかったら全魚逃がす」という事例から。
素朴に、マグロを守る（とらない）ことと漁師さんの生活が両立させられないのはおかしい、と思いました。

▼兵庫に住んでいて名物のタコやイカナゴが少ないというニュースを耳にします。ウナギも減っているというし、消費者として持続可能な漁業（みんなのお魚！）を応援したい。
一方で「魚は魚屋で会話しながら買う」という時代にはもう戻れないと感じています。
何もせずに虫がいいかもしれませんが、ちゃんと説明してくれたら数年間は減っている魚を食べずに我慢するので、漁師さんの生活とプライドを守りつつ、資源回復に全力を注いでほしい。
そして水産庁と漁師さんは敵同士ではない。水産庁も上からではなく、漁師さんも近視眼的な発想ではなく、対等に協力できるようになってほしいです。

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