【フォートナイト】フィジカル弱者がワールドカップ予選ソロで2回連続賞金を獲得した立ち回り

はじめに

 はじめまして。Yudoraといいます。今回は無名フォートナイトプレイヤーの僕が、ワールドカップ予選のソロで二回連続でアジア500位以内に入り賞金100ドル×2を獲得することができたので、その立ち回りについて解説していきたいと思います。ここで紹介する立ち回りはあくまで一個人の意見としてお考えください。また、今回解説する立ち回りはフィジカル弱者(いわゆるタイマン弱い人)がワールドカップ予選で賞金圏内に入る立ち回りであり、アジアのトップクラスを目指す立ち回りではありません(通ずるものはあるとは思いますが)。そのため、基本的には初心者~中級者向けの記事と思ってお読みください。それに、フォートナイトをうまくなるための立ち回りではなく、アリーナや大会でポイントを上げる立ち回りになりますのでご注意ください。ソロのワールドカップ予選はあと一回しかないのであまり需要のないようにも思いますが、アリーナでチャンピオンリーグにいっていなくてポイントをあげたいという方にも今回紹介する立ち回りは有効だと思うのでぜひ読んでいただけると嬉しいです。これから立ち回りについて説明しますが、全部読んでもらってもいいんですけど特に伝えたい章に★を1~3つけますので参考にしてください。

ポイントについて(★★★)

 ワールドカップでもアリーナでもそうですが、順位ポイントとキルポイントがあります。どっちを重視したらいいでしょうか。自分は、「大会で確実にポイントを伸ばし上位に入る」や「アリーナで確実にポイントを伸ばしたい」というのなら順位ポイントのほうが圧倒的に大事だと思います。なぜならキルをとりにいくということは実力が必要である上にリスクが伴うのに対して、順位をとりにいくというのはフィジカルが弱くても可能であると考えているからです。大会で本当に上位(10位以上とか)を狙っている方に関してはキルを積極的に狙うことも必要なのかなと思います。しかし、今回の目的はワールドカップ予選で賞金を獲得することなのでキルを狙うことは重視しません。
 ここからポイントに関して考察します。まず25位ラインですがここは全試合で狙いましょう。序盤中盤は戦闘を最小限に抑えて何が何でも25位を狙います。それだけで3ポイント入ります。序盤中盤キルムーブで3キルして26位以下で死ぬのと同じ価値です。実際には25位以内に入ることは3キルで死ぬよりもっと価値があります。25位以内に入ってからのほうが入る前までよりポイントを稼ぎやすいからです。25位以内に入れば15位以内に6割の人は入れます。人口密度が高いのでキルもしやすくなります。僕は、25位以内に入った試合で平均6ポイントくらいを稼いでいます。25位以内に入ること自体に6ポイントくらいの価値があるということです。ポイントを上げることに必要なのはなるべく多くの試合で25位以内に入ることが1番で、25位以内に入った後にどれだけポイントを稼げるかが2番です。(25位以内に入った試合数)×(3+その後稼いだ平均ポイント)+(25位以内に入るまでのキル数)が自分の最終ポイントになります。僕の場合は大体5×(3+3)+2くらいです。何度もいいますが特に重要なのは25位以内に入ることです。例えば3試合しか入れなければ5試合入った場合と同じポイント数を稼ぐのに3×(3+7)+2や3×(3+6)+5が要求されます。25位以内に入る確率を上げることが最重要だというのはそういうことです。キルムーブが必要になるのは、6,7試合で中盤終盤まで生き残って時間が無くなりそうになったときくらいです。ですので今回はベスト25に入ることに重点を置いて立ち回りの解説をしていきます。

初動(ストーム第1収縮開始まで)の立ち回り(★)

 ここまできてようやく具体的の立ち回りの解説に入ります。まずは序盤の立ち回りですが、基本的には人の少ないところに降りましょう。参考までに自分はジャンク・ジャンクションかパラダイス・パームズの西側の家のうち遠いほうに降りています。また、近くに降りている敵がいるかどうかをよく見てかぶりそうな場合は周辺の場所に降りることも視野にいれ、なるべくかぶらないようにしましょう。それでも、かぶってしまったり近くの地域に降りた人と交戦することはあります。それは仕方ないことなので、負けても落ち込まずさっさと次の試合に行きましょう。フォートナイトは負けても折れないメンタルがとても重要です。初動死しても最終的に500位以内に入れます。実際僕は10試合のうち4~6試合くらいは25位以内に入るまでに死んでます(詳しくはおわりにの章を見てください)。また、序盤のうちになるべく資材は集めましょう。理想はフルカンストですが、降りる場所や敵の降り具合によってはできないときも多いので最低限合計1000は集めましょう。アイテムについてですが基本は移動アイテム(シャドーボムや再展開や裂け目)を最優先に持ちます。自分は基本的には武器2枠(ショットガン+ARかSMG)で残りの枠は移動アイテム>=ポーション>グレネード系>=体力回復の優先度で持っています。もちろん細かい優先度もありますが、種類が多くてめんどくさいので割愛します。

拠点を建てる場所について(★★★)

 次に安置に移動する際に拠点を建てる場所ですが、これはめちゃくちゃ大事で、間欠泉スカイプラットフォームの近くはそれを利用して移動ができるためめちゃくちゃ強いです。その近くがとれない場合は基本的には資材が獲れる場所に建てて資材の回収をできるようにしましょう。特に強いのは家で貼り替えをすることです。まず家の大きさの拠点を置けるだけでも強いのに、資材が余るのでさらに拠点を拡張したりすることができます。拠点が大きいと敵は攻めずらいので安全な状態で芋ることができます。それから、できればなるべく安置の真ん中付近に拠点を置くことをおすすめします。ただし、もちろん無理して真ん中に行かなくてもいいです。特に徒歩で安置移動をしている場合はなるべく無理はしないようにしましょう。

ストーム第1収縮時の移動(★★)

 端っこに降りた場合は大抵安置から外れるので移動が必要です。基本的に移動手段としてはバギーボードボーラーを使います。端っこの地域にはそういった移動手段がある場合が多いのである場所を覚えておきましょう。おすすめの移動手段はボーラーがあればボーラーがよいですが、大体の場合は初手ですべてとられてしまうので個人的にはバギーがおすすめです。バギーでの移動はジャンプ台を作り飛びましょう。フォートナイトのバギーは飛行機です。バギーでなるべく狙った位置に着地し、前章で説明した強ポジをとりましょう。これは練習する価値があります。ボードで移動する場合はバギーで移動する場合と基本的に同じですが、バギーと比べて敵に撃たれる危険性が高いので安置入ったら資材の採れる場所に止まり拠点を立てましょう。無理してエリアの真ん中まで行く必要はないと思います。次の安置移動もボードで移動することができるので次の安置が決まるまで様子を見ましょう。

序盤(ストーム第3収縮終わりまで)の立ち回り(★)

 基本は拠点を作ってりましょう。しかしこの段階ではまだ人口密度が高くなく、芋っているところに猛者が凸ってくるときがたまにあります。基本的には戦わない方向で考え、壁を貼って耐えて相手が漁夫に撃たれたり諦めるのを待つか、逃げることを考えます。壁で耐える場合はカウンターを狙いましょう。カウンターで大ダメージを与えたら自分が有利な状況になるので攻めていいと思います。もし、建築バトルで上のとりあいになり相手に上をとられたらもし体力的に有利でもあまり無理せず下でこもることをおすすめします。資材が無駄になるし、体力的には有利でも高さ的には不利になるからです。また、上の取り合いになると落下ダメにも注意しなければならないし、漁夫にも狙われやすくなります。ただし相手の体力が激ローの場合や再展開などを持っている場合など状況や自分の実力によっては攻めましょう。もし逃げる場合はスカイプラットフォームや間欠泉の近くなら飛んで場所を移し、シャドーボムを持っていたらシャドーボムを使うのがおすすめです。そのほかの逃げ方としてジャンプパッドや裂け目もありますが、これは少なくとも中盤まではとっておきたいですが、ピンチなら使いましょう。移動手段に乏しい場合は頑張って戦いましょう。序盤の死は仕方ないと思います。より重要なのは中盤に死なないことです。

ストーム第2第3収縮の移動

 最初の移動でいい位置取りができたらストーム第2第3収縮の移動は比較的簡単だと思います。スカイプラットフォームやスリップストリームの近くにいる場合は飛んで移動できます。まだこの段階では人口密度はそこまで高くないと思うので、近くに移動手段がなければ徒歩で移動していいです。ただし周りに敵がいないかよく見て必要に応じて建築しながら移動しましょう。

中盤(25位以内に入るまで)の立ち回り(★)

 中盤も基本はです。基本的には芋っている敵にはちょっかいをかけないほうがいいです。撃つことによってヘイトを買いますし、それによって撃ち返されたりしたら資材を無駄にします。目的は順位ポイントをとることであり、撃ったとしても倒せない場合がほとんどなので弾を無駄にするだけであまり意味がないと思っています。中盤での死は時間の無駄になるため極力避けたいです。ただし、周りで建築バトルをしてる敵や徒歩で移動している敵がいる場合はアサルトライフルでキルを狙いましょう。漁夫や移動中の敵を狙うことでキルがとれることは多いです。撃つ相手は見極めましょう。

ストーム第4収縮~第6収縮の移動 (★★★)

 第4収縮~第6収縮の移動では基本的な移動方法としては以下のような方法が挙げられます。
・拠点を伸ばす(安置がすぐ近くの場合)
・ボーラーで移動する
・近くのスカイプラットフォームや間欠泉で移動する
・近くの人が使ったジャンプパッドや裂け目を利用する
・ボードで移動する
・シャドーボムや裂け目、ジャンプパッドなどの移動アイテムで移動する
・イングレ+再展開で移動
・地面から3段以上の高さに上り再展開で移動する
・イングレで移動
・バギーで移動する
・徒歩で移動する
 基本的には上のものほど安全で消費アイテムを温存できるいい移動方法になります。ただし状況によっていい移動方法は変わるので一概に上の優先度で移動すればよいというものではありません。例えば、持っている移動アイテムが少ない場合はそれらを温存して再展開で移動したほうがいい場合もあります。順位ポイントが入りそうな移動のときは移動アイテムを使いきってでもしっかり使って確実にポイントを獲りましょう。最悪の場合は移動アイテムがなくて、徒歩で長い移動することになるかもしれませんがこのときは敵のいる方向を見ながら資材をしっかり使って移動していきましょう。ここで資材を惜しんではいけません。死んだら元も子もないです。ちなみにバギーで移動というのは中盤以降ではあまりないとは思いますが、自分はバギーか徒歩しか移動手段がなくてバギーで移動したとき、めちゃくちゃヘイト買って移動先で周りから撃たれまくりました。怖いです(そのときはなんとか耐えました)。
 最後に移動のタイミングですが、周りに合わせるのがよいと思います。周りが移動したタイミングで移動することでヘイトの分散をすることができます。一人で空を飛んでいたらめちゃくちゃ狙われますが、たくさんの人が空を飛んでいたら狙われにくいということです。周りの敵がなかなか移動しない場合はギリギリまで待って、裂け目やジャンプパッドを使わないかをよく見ましょう。使った場合は少しストームダメージをくらってでもそれを利用するのがよいです。

終盤(25位以内に入ってから)の立ち回り

 この章はおまけだと思ってください。自分自身25位入ってからの立ち回りはそこまで自信がないですしまだ改良の余地があると思ってるからです。僕より終盤の立ち回りがうまい方はたくさんいます。それでもいいという方は現時点での僕の考えを書くので読んでいただけると嬉しいです。終盤はほぼ常に移動することになります。移動アイテムが尽きるまでは使って移動しましょう。ここまで移動アイテムを温存できているのなら大抵15位以内には入れます。移動アイテムがなくなったら建築をしっかりして移動していきましょう。上をとれそうなら上をとりにいきますが、無理そうなら諦めるのも大事です。ハイグラがとれた場合はAR撃ち放題で最強ですが落下ダメと上をとりにくる敵には気を付けましょう。ハイグラが取れない場合でも、終盤は敵を見かけたら積極的に撃ちましょう。終盤になると体力や資材の少ない敵も多く、人口密度が高いので漁夫も狙いやすいです。逆に言えば殺されやすいです。撃たれたら建築で逃げて回復することを優先しましょう。回復アイテムもなく体力に余裕がない場合はなるべく漁夫を狙って回復しましょう。また、終盤で資材がなくなった場合は敵を倒して回収しなければならないことがほとんどです。その場合は正直運ゲーになってしまいますが、あきらめず少しでもポイントが上がるように頑張りましょう。終盤の立ち回りの練習としては、エンドゾーンというクリエイティブのマップで練習するのがおすすめです。僕はよくポルスさんという方の参加型配信で練習をしています。もし知らなかったという方がいたらぜひ遊びに行ってみましょう。

さいごに(★★)

 まだ説明したいことはありますが、大まかな立ち回りはこんな感じです。自分はこの立ち回りで安定して10試合で30ポイント強のポイントを稼げています。実際には4~6試合くらいは順位ポイントを獲る前に死んでいるのでそれ以外の試合で1試合平均6ポイントくらい稼いでいます。内訳は平均で順位4.5キル1.5くらいです。そのくらい順位でポイントを稼ぎます。実際に自分がこの立ち回りでワールドカップ予選に臨んだ結果を見てみます。

Week5準決勝 29P(キル9 順位20) 846位
Week5決勝 32P(キル12 順位20) 415位 500位ボーダー:30P(キル15)
Week7準決勝 36P(キル6 順位30) 429位
Week7決勝 31P(キル7 順位24) 431位 500位ボーダー:29P(キル16)

(補足1:Week3も出てますがその時は立ち回りが分からず準決勝で5試合で3ポイントしかとれずにやめました
補足2:Week5決勝は乗り物なし
補足3:Week7決勝は9試合エンド)

 これを見ると安定してポイントを稼げているのが分かると思います。この記事で紹介した立ち回りの強みは安定感だと思っています。キルをとりにいく立ち回りは上振れたら強いですが安定しません。
 次に自分がウィーク5とウィーク7の決勝と準決勝合わせた全39試合で、どの順位帯をどのくらいの割合で入っているのか調べてみました。

51位~100位(0P) 15試合(38.5%) 
26位~50位(0P) 4試合(10.2%) 
16位~25位(3P) 6試合(15.4%)
6位~15位(5P) 11試合(28.2%)
2位~5位(7P) 3試合(7.7%)
ビクロイ(10P) 0試合(´;ω;`)

 これを見ると自分のようなフィジカル弱者でも5割くらいの確率でベスト25に入れてそのうちさらに7割くらいの確率でベスト15に入れています。悲しいことにビクロイは0回ですが... 序盤や中盤が得意な人は25位以内に入る割合はもっと高くなると思いますし、終盤が得意な人はビクロイをとって一気にポイントを稼ぐこともできると思います。何度もいいますがとにかく大会でポイントを伸ばしたいなら25位以内に入る確率を上げることを意識しましょう。そのために、序盤と中盤は戦うことを極力避けましょう。これがこの記事で一番いいたいことです。ただし、それでも半分くらいの試合では初動や中盤落ちしてしまうものなので、初動落ちしても焦らず落ち込まないようにしましょう。実際自分はウィーク5の決勝の最初5試合で4回初動落ちをしましたがそれでも賞金獲得圏内に持っていくことができました。諦めなければ賞金は獲れます。メンタルは大事です。
 以上です。自分は文を書くのがあまり得意でないので読みにくい文章だったかもしれませんが、読んでいただきありがとうございました。
 また何か書くかもしれないのでよかったらフォローよろしくお願いします。

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