『売れない』と書いてもいいけど、使い方は気をつけて

※予め。以下の文章は全て個人の見解で個人の意見です。

今回は、『同人誌(個人誌・自費出版を含む)が売れない』『自作品・自サービスが売れない』と私を含めてお悩みの方に一つお節介をしようかと思って書きます。

『売れない』ってキーワードは実はあまり使わない方がいいです。

でも、「売れないことを隠すな」と言っているわけではないんです。

どういうことか?

【顧客(受け手・買い手)が良い気持ちをしない、思わず売り手を避けてしまう】キーワードが『売れない』だからです。

別で触れている

作品が売れる要素
https://note.mu/yudukikiri/n/n6caa9a1803a2

ので割愛しますが、
売れない要因は質ではなく、大体が別のところにあります。それなのに『売れない』というワードを見るだけで質は悪くないのに「ああ、質が悪いんだな」っていう先入観を与えてしまう事になりかねないんです。怖いでしょ?

『お金がなくてピンチ。助けて』というようなメッセージと共に作品を宣伝する行為も実は同様に『本人の技術がない(質が悪い)』と思われやすいです。

ぶっちゃけて言うと、「今後の活動資金の足しにするから応援してくれ」ってクリエイター支援サービスを使って寄付金を集めた方が印象としては何倍も良いです。

自分の技術、作品の価値だけは下げてはいけません。『売れない』悪循環に陥ります。しかも抜け出せなくなります。良いことは一つもありません。

『売れない』と言う前に何をした方がいいか?

ポイントとしてまとめます。

【1】作品の画像、推しポイント、こだわったところ、何が得意なのかをツイートする
 → 一日1回以上、可能であれば4回。しつこいと不安になるかもだけど、がんばる。

※特に『仕事募集中』『作品の宣伝』が目的なら画像は必須。

【2】クリエイター向けサービスは登録必須

※画像や宣伝はしっかりと!

【3】コンセプトがしっかり設定されているか、設定されていないならコンセプトは何かを見直す。

【4】売り手も買い手も納得のいく価格設定なのかを見直す。
 → 一度売れているなら、価格は間違ってないので他で頑張る。ただ、どうしても高いと感じるなら無料のおまけを付ける。(可能であれば既に買ってくれた人にも)

※どうしても高いと感じて値下げしたい場合は、一年以上経過してからか何らかの特別なタイミングで。

『売れない』の使い方と使うタイミング

※上記のことを全部試してもダメなときはダメなので、そこで初めて『売れない』と訴える。

★「みんな買うでしょ」とスルーされる流れで売れないとき
 → 『良いものなのに売れなくて在庫が沢山あるから買ってくれ!』

↓あんまり言わない方がいいけど、宣伝不足を認めた上で、顧客の不利益にならない前提で限定的に『売れない』と言うのは問題ありません(でも、多用はしない方がいいと思うよ)

★顧客の不利益になっていないことを訴えるとき
 → 『高いと判断したので、ちょうど売れていなかったのもあり適正価格に変更(値下げ)します』

※別例→『設定が書き切れていなかったので、補完としておまけの冊子をつけることにしましたが、売れていないので全員に行き渡るよ!(既に購入してくれた人には送るよ!)』

少しでも参考になれば幸いです。

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