見出し画像

にじさんじの秋、カードゲームの秋

 にじさんじにおいて、カードゲームは秋の季語(過言)。毎度おなじみのダイマ記事でございます。
 昨年もこの時期にカードゲームの案件やコラボが集中した訳ですが、今年もやって来ましたよ。昨年の様子は以下参照。

 今年は『Magic: The Gathering』『デュエルマスターズ(プレイス)』『遊戯王(マスターデュエル)』の3タイトルがやって参りましたのでご紹介します。
 今回も「にじさんじのライバーは大体わかるけどカードゲームの知識ゼロだぜ!」という方も、「バリバリ現役プレイヤーだけどにじさんじって何? 面白いの?」という方も、これらを見れば大体分かるようになるかと思います。数が多いので好きなのを摘まんでくれよな!
(ちなみに筆者は加賀美ハヤトのファンなので彼関連のダイマを含みます)


パック開封委託配信(ミリしらパック開封)

 いきなり公式と関係無いところからご紹介。でも「知らない人」と「知ってる人」の結び付け方としては最高の企画だったので是非ご覧頂けると嬉しいです。

「ミリしら」とは「1mmも知らない」または「1mmぐらいだけ知ってる」を指す言葉でして、「よく分かんないけどこのキャラってこうだと思う」という、要は初心者のファーストインプレッションを見てオタクが喜ぶやつです。
 さて、これをカードゲームでやるとどうなるか。こうなりました。

 発起人はカードゲーム大好きおじさんお兄さんトリオ「雑キープ」の内、我らが加賀美ハヤト社長。彼らは年始に3桁万円の福袋を開けるなどしている重度のカードゲームオタクにして富豪です。(遊戯王ではブラックマジシャンガールMtGではBlack Lotusを当てました。ゴールだよゴール)
 その福袋から出た大量の古いパックや箱を、後輩の女の子7人同期グループ「idios」(いでぃおす)に開けてもらおうじゃないかというのがこの企画です。

 但しこのいでぃおすちゃん達、カードゲーム経験ほとんど無し。
 アニメ遊戯王の城之内君だけ薄ら知ってるという状態に対し、用意されたのはMtG・遊戯王・デュエマの混成軍。しかも「開けない方が高い」古いパックまで存在、何なら日本語ですらないカードも混じってます。
 当然このままだと女の子らにはカードの価値が分からず、精々イラストが可愛いカッコイイ綺麗で終わってしまいそうなんですが。

「選んだカード、差し上げます!」「一番カード選びのセンスがあったMVP(モスト・ヴァリュアブル・パック剥き)の方には、美味しいフルーツプレゼント!」という大盤振る舞い。
 中には1枚で数万円するカードもあるので、それを選べればギャラが増えるかも? そして頑張れば美味い物が食べられるとあらば目の色が変わるというもの。(賞品が「別にカードゲームに関係してないけど参加者が喜ぶ物」なの、本当にえらいと思います)
 これを受けていでぃおすちゃん達は基本的にはイラストに注目するものの、「Destroy all lands……土地全滅ってすごそう!」「テキスト内にドクロマークが書いてある! きっと強い!」「3枚セットなんだ! じゃあ3枚欲しい!」などなど、細かい部分まで見てくれたり時に強欲を発揮したりと、見ていて大変に嬉しく楽しい企画となりました。

 しかも彼女ら、なかなかの良い引きを見せまして《セラの天使》《甲鱗のワーム》など知ってる人には有名なカードも登場。
 それらのカードにいでぃおすちゃん達は気付くのか? 果たしてMVPに輝くのは誰か? それは是非本編にてご確認ください。

MtG初心者講座

 こちらは公式案件。加賀美社長が神様系ライバー・フミ様にMtGを(なんと紙で)1から教えてくれる大変為になる講座となっています。
「カードゲーム教えお兄さん」と「カードゲーム教えられお姉さん」の響き好き。ガンガン使っていってほしい肩書きです。

 講座ではMtGの世界観からスタートし、どんなカードがあるのかをまずは簡単に説明。私はプレイ済みだからかもしれませんが説明の順番や内容、これまでのどんなカードゲーム講座配信より分かりやすかったんじゃなかろうか。
 特に「エンチャント=結界」って説明、成程なって思いました。今まで自分の中ではアーティファクトの魔法版だろみたいなニュアンスでしかなかった……この内容社長が作ったってマジか……
 これ以外にも「警戒=警戒しているから攻撃後も寝ない」「飛行=飛んでるから同じく飛んでる者じゃないと手が届かなくてブロックできない」「プレインズウォーカー=一緒に戦ってくれる同僚」など、実際に現場で何が起こっているか具体的にイメージさせるような説明がとても上手いなと感じました。こうされると覚えやすいよね。

 ちなみにフミ様は遊戯王プレイヤーなのでそっちの言葉で言えば早いものもあるんですが、そこは公式案件ということでちゃんと伏せたり一般的な用語で言い換えたりしているのも細やかながら個人的な素敵ポイントです。混同しがちなルールの説明も助かる。
 ラストでは社長の「MtGを始めてほしい!」「実はややこしくないし間口が広い!」という熱い想いが聞けるので、ただの案件とは言えない熱意を是非感じてほしいです。

デュエプレにじさんじコラボ第4弾

 なんと4年目、今年もにじさんじライバーがデュエマシティにやって来ました。これで合計12人です。すごいね。
 今年は雑キープの中でも一番のガチプレイヤーの社築(やしろ・きずく)、銅のポンこと女騎士のフレン・E・ルスタリオ、そしてお嬢様を目指している系Vtuberの壱百満天原サロメ(ひゃくまんてんばら・-)登場です。
 社さんはこれまで雑キープの2人にカード化マウントを取られていた(※加賀美社長はデュエプレで、花畑チャイカはWIXOSSでカード化済)のですが、今回遂に念願のカード化、しかも環境最先端のサイクリカ。サロメ嬢は名前繋がりのクロスファイア(アタック時パワー+壱百万!)、フレンは昨年コラボがあったリゼ様との繋がりも感じられるアルファリオンと、いずれも高パワーなSRカードが割り当てられていて運営側の気合いも伺えます。

 配信としてはサロメ嬢がパック剥きと第1話(バトルメイン)、やしきずとフレンは解説も交えたNPC戦と対戦を行っています。
 また、社長がコラボシナリオを通してのプレイも行っているのでそちらもご参考に(前編後編)。

 今回もシナリオからレジェンドスキルまで、非常に解像度が高いので本当にありがたい……以前のコラボで参加したライバーについて、シナリオやアバター台詞で少し言及があるのも嬉しいですね。
 社長がそのシーンを見た時の反応も本当に楽しそうで必見です。ニクいことしてくれるぜ、ありがとうデュエプレ。

 サロメ嬢も初心者と言いつつ勉強してきたことが窺えて大変素晴らしかったですわ~! 墓地ソースデッキは一見シンプルに見えて序盤から取捨選択が求められる印象なので、難しいのによく頑張ったなぁと思います。
 フレンも一度教えられたものを忘れてきたと言いつつ、基礎はしっかりとできていて流石。ちょっと抜けてる所はあっても地頭は良い人だと私は最初から思ってました(後方何面)。シールドトリガーの捲り合いはデュエマの醍醐味ですね。
 メカクレ大好きやしきずのオタク君っぷりも本当に楽しかったです。でも普通に強いからすごいぜ。

遊戯王マスターデュエル祭2023

 こちらも昨年に続いての開催。今年は16人のライバーが一堂に介してデュエルするお祭り騒ぎがやって参りました。
 今回はMC陣が一新され、加賀美社長の他に遊戯王の腕前はにじさんじトップクラスの王子・春崎エアルと、昨年の同大会から遊戯王を始めたにも関わらず急成長を見せた烏天狗・山神カルタが登場。当日には王子と同じく古参デュエリストの教授ことオリバー・エバンスが登場するそうです。
 その他詳しいルール等は非公式Wikiをご参照ください。いつも助かる。

 前回と異なる点としては、初心者枠がいないことと、経験者達も個人配信で結構な実力を見せていたライバーだということ。ただでさえ手札事故が恐いBO1なので、熟練者が思わぬところで経験者に負ける展開も大いにあり得るでしょう。
 そして今回はデッキ配分も異なり、「魂のデッキ」と言えるフェイバリットデッキを1日1回自由なタイミングで使用出来る形になっています。どんなデッキを使うのか、そしてそれを誰にぶつけるのか……特に2日目は負けたら終わりのトーナメントなので、まさにメタゲームと言える番外戦術にも要注目です。

「遊戯王よく分かんないよー!」という人はひとまず去年の講座を社先生加賀美先生の順でを見るのがオススメかも。
 とりあえず好きなライバーがいるなら準備配信から見るのがオススメ。パック剥きに一喜一憂する姿から本番まで通してみると、興奮や感動が更に濃いものになると思います。
 細かいルールが分からなくても「顔の横に出てるLPって数字が0になったら負け」「モンスターでぶん殴ったり何だりするとLPが減る」「頑張って相手のLPを0にしよう」ってことだけ覚えておけばいいです。

 現状参加者全員の初回配信が終わり使用ストラクチャーデッキの公開とデッキ構築が進んでいます。新旧強弱入り混じってますが、だからこそどんなデッキが出来上がり、どんなデュエルを繰り広げてくれるか楽しみなところ。
 本番は一戦勝負なので運が大きく絡むものの、是非全員が悔いの無いよう楽しんでくれたらいいなと思っています。

おまけ:変なルール決闘部屋

「そのカードゲームのルールを知らない人や初心者でも楽しめるカードゲーム配信」とは何なのか。
 その答えのひとつは「盛り上がりどころが誰にでも分かりやすい」だと思います。

 スポーツであれば点を取った瞬間。他の対戦ゲームであれば敵を倒した瞬間。カードゲームでも勝敗が付いた瞬間が興奮のピークな訳ですが、「どうやってそこに至ったか」も大事な訳です。
 野球で例えるなら、普通のヒットで点取るのも実際えらいけど、ホームランだとより一層盛り上がるじゃないですか。じゃあカードゲームにおけるホームランって何でしょうか。
 デュエマだったらシールドトリガー発動が近いんですが、勝敗に起因するものとしないものがあるのでちょっと惜しい。MtGや遊戯王でもそういうの欲しい。
 そこで取り上げたいのが加賀美社長による変なルール決闘部屋(フェス)です。

 こちらのリストの後半の「できない禁止フェス」「~~しないと勝ってはいけない決闘部屋」がその配信です。

 余談ですが今年の遊戯王祭の加賀美社長の紹介コメントにある「変なルールを決めて~」というのはコレのことです。
 強力なカードを縛る為に『カード内に「できない」という記載があるカードは使用不可』という特殊ルールを設けた「できない禁止フェス」が事の始まり。
 そして紹介コメントの文体の元ネタは、バニラなのにフレーバーテキストに「できない」の文字があったが故に使用禁止になってしまった悲しきモンスター《ジェネティック・ワーウルフ》です。ここで使ってくるの上手いなぁと思います。でも駅広告にまでなるとは思わなんだ。

 特に分かりやすいのが後者の「~~しないといけない」の方。
 要はこれ、「現環境ではほぼ間違いなく戦場に出ないカードを何とか場に出せ! そして勝て!」というルールです。
 そうです、カードゲームをよく知らない人でも、「目的のカードが場に出たぞ!」「うおおおおお!!!」となれるのです。

 その一方で、玄人達は考えます。
 ただ出すだけではつまらない。どれだけスタイリッシュに、あるいは個性的に目的のカードが場に出せるか。
 ある者はコイントスし、ある者は相手から奪い、時に全て追放させられ、時にデッキトップの捲り合いとなる。遂には神を生み出す方程式を導き出したガリレオまで現れたりと、「何だそのカード!?」「何だその展開!?」という驚きが沢山生まれる訳です。
 初心者も面白いし熟練者も面白い。ただ勝敗を目指すだけじゃない、こんなデュエルもあること、知って頂けたら幸いです。

おわりに:カードゲームって面白い

 カードゲームは面白い。でも知らない人にとっては、何が面白いのかよくわからないと思います。
 勿論ライバーの一喜一憂を見るだけでも楽しいっちゃ楽しいんですが、まだプレイしたことの無い人には是非一度だけ、ちょっとでもいいので触ってみてほしいです。
 気になった1タイトルでも構いません。MtGは『MtGアリーナ』、デュエマは『デュエプレ』、遊戯王は『マスターデュエル』というデジタル版のアプリがあります。無料でお友達無しでも始められます。
 基本ルールがわかるだけでも「ライバーが言ってるのはこういうことだったのか!」という新発見があると思います。飽きたらやめてもいいので(私も大分ズボラです)、まずは浅瀬に足を突っ込んでみてください。
 そこから更に深く知りたくなったら……楽しい深淵があなたを待っています。どうか良きカードゲームライフを。

おまけのおまけ:社長があまりにも普段からカードゲーム用語を使うので元ネタとか語録とかミームとかをまとめたやつ↓

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?