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プロが3週間ほどココナラでお仕事してみた結果



クラウドソーシングという働き方

世にクラウドソーシングという、ネット上で営業から受注、納品まで完結できるプラットフォームが現れた頃は、当時副業禁止の会社にいたのもあって、ひがみ半分で「なんて恐ろしいものを作ってくれたんや…」と慄いていたのも今は昔。

そんな中でもIT業界で仕事をしていると、ランサーズやクラウドワークスのようなクラウドソーシングサービスに発注者側としては携わる事はそれなりにあって、フリーランスでも生きていく選択肢としてこういうサービスがある世界って良い世の中だよなーとは思っていた。

ココナラってヤバいよね

だがしかし、それなりのクリエイターが集い適正価格で取引される上記のサービスからこの世界を知った身としては、ここ最近で台頭してきた「ココナラ」というサービスについてはあまり良い印象を持っていなかった。

なぜって答えは単純。数年前に覗いたその中身が、恐ろしく低い単価の案件に仕事を求める人々が地獄で蜘蛛の糸を掴む亡者が如く群がっていく、まさにクリエイターの墓場にしか見えなかったからだ。

  • 3,000円でオリジナル曲を作曲してください。

  • 8,000円で自分を主人公にした小説執筆してください。

  • 歌ってみたのPV作ってください。予算は5,000円です。

実際にこんな時給何十円やねんみたいな、低単価の仕事依頼がゴロゴロしているのにもかかわらず、何人ものクリエイターが「よーしパパ入札しちゃうぞー!」とか言って殺到してるの。もう見てらんない。

実はまともな案件も?

そんなこんなでココナラは遠巻きに触れないように過ごしていたのだが、ちょっとした契機があって昨年後半から本業以外で個人で仕事をちょこちょこ受けることにした流れもあって、そういえば今のココナラってどんな感じなんだろうと久しぶりに覗くことになる。

するとどうだろう・・・

  • 全5ページのホームページ作ってください。5,000円出します。

  • 3,000円で私の写真をアニメ調のイラストにしてください。

相変わらずの地獄絵図じゃねーk・・・・、ん?

  • LPサイトを 20,000~30,000円 でHTMLコーディングしてください。

ふむふむ。完パケデザイン有りで高さ10000px以内。
…中々の適正価格の案件じゃない!?

これなら個人でやるには十分な時給を見込めるなーと、試しにガチめに提案内容を練って入札してみたのが4月10日。


なんと一発受注してしまった⎛ °ㅁ° ⎞

調子にのったついでに軌道にのってしまう

ココナラくん、結構イケるやーん!!!!
と調子にのって本日4月30日まで3週間、細かい案件も含めて受注&納品を繰り返してるうちに


およそ20日間、平日の夜や朝の隙間時間に少しずつ、合計25時間ほど稼働して結構稼げてしまった。ちなみにこの売上金はココナラに手数料22%を持っていかれた後なので、受注ベースだと65,000円ほどだ。

ここまでくるとココナラのアカウントに受注実績と評価ポイントが溜まる事で信頼度があがるのか、こちらから提案をして回らなくても依頼者側から名指しで見積依頼がくるようになるのだ。

既に5月分の案件も今月の倍は売り上げるペースで予定が埋まりつつあり、意外にも簡単に軌道に乗ってしまったのだ。おかげで5月末にはあの面倒な確定申告ラインをすんなり超えてしまう見込みとなってしまい、頭を抱える事態に陥っている。

まとめ

ココナラはたしかに全体のおよそ半分以上は「嘘でしょ?」という価格の案件ばかり転がっているのは事実ではあるが、相場に適正な発注者も一定数いる。ここだけに足をかけるにはリスクはあるとは思うものの、プロレベルの技術力があり1日8時間リソースを注げる環境ならば、一般企業の月給くらいはすんなり稼げなくもない事がわかった。

つまりは、ものすごく前向きに考えると、お金の自由が少ない学生層なんかでも気軽に低価格でクリエイターの力を借りる事もできるし、予算があれば技術力のあるプロから高クオリティな成果物を得る事もできる、そんな素敵なサービスがココナラなんだと分かった。

見くびっててごめんなさい。しばらく飽きるまでは稼がせてもらいます⎛ ˘꒳˘ ⎞

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