見出し画像

子どもと過ごす”時間数”≦”質”であれば、ホームスクールは成立するのではないか〜ホームスクールと仕事の両立〜

子どもが「学校に行きたくない」と言ったら、今まで続けていた仕事はどうしますか?

息子は小1の5月からホームスクールをしています。

「仕事とホームスクールの両立」を考えるワークショップ

学校に行かないことを肯定的に捉えられるようになったきっかけの一つが、こちらのイベントです。

対談のあとのワークショップでは3つのグループに分かれ、参加者同士でテーマを決めて、話し合いました。

私のグループはまさに「仕事とホームスクールの両立」

・全国の保護者同士が、ネットでつながってコミュニティを作り、育ち合う。学び合う。

・塾などの施設を、使っていない時間(授業のない昼間等)に安く(またはfreeで?)借りて、子どもの学び&親のコワーキングスペースとして活用する。

自分たちで環境を創る!

対話の結果、このようにまとまった記憶があります。

葛藤を抱えながら選択した働き方

現場に出向かなければならない専門職の私は、「リモートワークできる仕事を自ら創り出さなければならないのか...今のままではダメそうだぞ...」と、焦りを抱え会場を出ました。

結果、現在は週3日(ほぼ半日ずつ)で専門職として働き、その間息子は、実家や放課後等デイサービスで過ごしています(娘は保育園の年中です)。

また月1で学校に付き添い登校し、月3で90分、フリースクールを利用しています。

ここに、長い間葛藤がありました。

(大体の一週間の予定です↓)


「私がやっているのは”ホームスクール”ではないのではないか?親の都合で、子どもの居場所を”学校”から”実家”や”施設”にスライドさせているだけではないか?」

これは今も、深く鈍く私の心に刺さっています。だいぶ薄れましたが。

今とは違う働き方も常に模索しつつ、経済的理由と、精神衛生上”母親”以外の時間を持つため、現状の働き方を選択しています。

子どもの「学校に行きたくない」を受け入れた後、仕事はどうしたらいいか?

子どもが「学校に行きたくない」といったとき、仕事はどうしたらいいか?本当に難しい問題です。仕事を続けたくても、受け皿がないのですから。

お子さんのタイプ、分離不安の強弱にもよるかもしれませんが、

仕事を辞めるのも一つ。

仕事よりも子どもが大事なのは大前提ですが、辞めない場合は、リモートワーク、在宅でできる仕事に転職。

自分の子供だけではなく、子どもたちの居場所になるNPO法人・フリースクールを立ち上げる!

パートまたは正社員、自営業等で働き、その間は職場、多機能型通所施設、放課後等デイサービス(多機能型を併設しているところもあります)、シッターさんを利用する、(義)実家に頼る。お留守番。

きっと、やり方は色々あるのだと思います。

子どもと過ごす”時間数”≦”質”であれば、ホームスクールは成立する

この1年半、前述のような働き方の下、子どもと丸一日一緒にいるのは平日週2日+土日の計、約17日/月という生活をしてみて、「子どもと過ごす時間数よりも、どう過ごすか」なのかもしれないと、思いはじめました。

子どもも大人も、社会で育つものなのだと思うからです。

家庭も社会です。血がつながっていたりいなかったりする、色々な価値観を持つ大人や子どもが、同じ空間にいる。時々会う人もいる。

家庭や、家庭外の居場所でどう過ごすか。ここを家族で意思統一できていれば、その安心感は子どもにも伝わると思っています。

安心感のある社会で過ごす時間が絶対に保証されれば、親が仕事をしている間一人でお留守番することになっても、ホームスクールは成り立つのではないか。書いていて思いました。

息子はゲームと筋トレ、走ること、友達と外で遊ぶ事が大好きです。

時々突然、「きゅうりを切る!」と切り始めたり、「お米って気持ちいい♪」とお米を研いでくれたり(今は無洗米w)。

私が声をかけると、通信教材に手を付けてみたり。

一緒にいる時間は、ゲームでも筋トレでも、行きたいところへも、一緒に楽しむ。一緒に学ぶ。

我が家の仕事とホームスクールのバランスは、今のところこんな感じです。

”今”と同じがずっと続くことはなく、過ごし方は日々少しずつ変化しています。それに敏感に気づけるようになったのも、ホームスクールのおかげなのです。

最後まで読んでくださりどうもありがとうございました。

#教えてホームスクーラー

#ホームスクールと仕事




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?