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白鵬vs照ノ富士

大相撲の中でも、最も暑い季節に繰り広げられるのが名古屋場所。

兎に角、暑い。
でも、この暑い季節、大相撲をみると、
夏が来たな…と、思う。

相撲と落語。それから将棋。
祖父の影響で、子供の頃からずっと、傍にあるものだった。
サッカーより先に、相撲ファンだった。


本日、千秋楽の、
白鵬・照ノ富士戦。

共に全勝同士。
照ノ富士に至っては、幕下まで落ち、決勝戦まで這い上がって来た。
白鵬は、6場所休場し、途中膝の手術を受けての千秋楽。

モンゴル人同士…と、高齢の方達は言うが、
モンゴル人無くして、相撲は盛り上がる事は出来ただろうか?
異国に来て、自分の人生を賭けてくれていることに感謝する。


千秋楽の取り組みは、
睨み合いから、
白鵬が張り手と見せて右肘を喰らわす。いわゆるカチ上げ。
組むかと思われたが、張り手。
照ノ富士の張り手は入らない。
まわしを取った照ノ富士を、白鵬が振り払うが、
照ノ富士が白鵬のまわしにしがみ付く。
まわしの取り合いから、白鵬が照ノ富士のまわし切りしながらの小手投げ。
小手投げ…と言うより、ねじり上げ…に、見えなくもない。

白鵬、優勝。

共に気迫が凄かった。

猛者の中で、優勝を勝ち取るって、こう言う事なんだ…と、思わせるほどの、
気迫。

6場所休場して、優勝での復活。
気迫以外で、あと何があるのかと、思わせる。

初代若乃花の相撲は美しかったけど、あの頃の相撲とはやはり違う。

美しさはなかった。

舞の海が
「そこまでして勝ちたいかと、思う人達は居ると思う。」
と。
きっと、誰もが聞きたかった言葉じゃないかな?
でも、それも、何か違う気がした。
でも、そこまでして勝ちたいか?と言うのも分かる。

なんか、モヤモヤした。

白鵬の手を知っていながら、白鵬に勝てる日本人は出てこない。
そこまでして勝ちたい力士がいないからじゃないかな?
カチ上げや、張り手。
それが美しくないのなら、ルールで禁止にしてしまえばいいのに。
土俵だって、怪我の元なのだから、あんなに高くなくていいのに。
ケチつけるくらいなら、なんで改善しないんだろう?

私は、日馬富士と照ノ富士の兄弟弟子コンビが好きだった。
日馬富士の相撲は完璧好き。
スキャンダルでいなくなってしまってショックだった。
今は、照ノ富士を応援してるけど、怪我が心配。
きっと、来場所は横綱だろうけど、怪我が悪化しませんように。

優勝するって、並大抵じゃない。
それだけで、スゴイ。
イカサマでは、あんな相撲はとれない。

何がどんなふうにモヤモヤしてるのか、まだ分かってないけど、
白鵬には、おめでとうと言いたい。

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