秋の光は透明で、
どこまでも届きそうだし、
全てを透かしてしまいそうに、
真っ直ぐ突き進む。

今年は気温が高く、
10月でも、半袖で大丈夫。

そんな気温のせいか野菜たちがちょっと変。

いつもの年と違うのは私も同じ。
今年は働かずぶらぶらしてるから、
平日の昼間好きな所に、
ぶらぶら現れている。
大概の人は、
専業主婦の奥様…と思うみたいだけど、
主婦でもないし、仕事もしてない、
ただぶらぶらしてる人。
ただぶらぶらしてるのって、
幸せだ。
幸せだから、みんなやればいいのに。

そんな本当にただぶらぶらしてる人が
沢山いたっていいじゃない？…と、思う。
それなりに生きて行けるから。

木の葉がもこもこ茂って、
木のトンネルになっている。
この通りも、気温が下がれば紅葉になり、葉が落ちて枝だけになる。

排水溝に、
露草がぴかぴか元気に伸びている。

ふらっと、美味しい珈琲を調達。

お店がおしゃれだと、
味まで美味しく感じるよね。

視界は物理的だけど、
頭の中は違う次元を見ている。
子供の時トリップ出来たあの世界は、
大人になると簡単にトリップ出来ないんだよね。
生きる度、重力が普通になる。

一瞬、新種の生き物？
…と、思えたけど、
枯れて落ちた銭のなる木の、
肉厚の葉。
こんな生き物いそうだよねぇ。