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スマホが頚肩こりに与える影響~2023年論文要約~

皆さんこんにちは、院長粟津です。
今回はスマホの首肩への影響についてです。
2023年サウジアラビアのヨルダン科学技術大学とキング・アブドゥルアズィズ大学の研究論文で大学生867人(男性501名、女性366名)に首肩の痛みの度合いを1~10のスケールで評価してもらい、さらに利き手、携帯電話の使用頻度、継続時間、使用中の位置などの携帯電話の使用の一般的な条件を調査して行われました。

まずは年齢と性別による人数と痛みの割合です。


表1


一般的なイメージと逆の結果が出ており、意外にも男性の方が訴える人が多く、年齢も25歳以下はほとんどの人が痛みを感じているようです。
また痛みの部位は首が48.44%で一番多く、次いで右肩16.03、左肩6.57%となっています。

次は学部別です。


表2


左から【医学部】【歯学部】【薬学部】【看護学部】【リハビリテーション学部】となっています。医学部が一番多いですが、低い学部と比較しても10%も差がないので実質十数人の差ですので大差があるわけではないですね。

次は痛みの継続時間です。


表3

意外にも1時間が一番多く、5時間以上も2番目に多いくらいいます、つまり痛みなしも踏まえると両極端であることが言えますね。
次は時間帯によるものです。意外にも夜間に一番多く、午後では一番低くなっています。

次は痛みの度合い(スケール1~10)の割合です。


表4


1~3の少し、若干位は全体の33.68%となっており、4~10のまぁ普通に凝っていたり、激痛の人達は37.2%に達しています。また全く症状が無い人も29.18%いました。

次は週当たりの痛みの頻度割合です。


表5


相対的にみて一番多く痛みを訴えた群は7日群で、次いで4日であり、逆に低いのは1日、2日、3日の順と報告されています。

あとは彼らが一日どれ位スマホを使用していたか?について触れておきます。


表6



一番多いの6~7時間で26.4%、次いで3~4時間23.2%、3位は4~5時間15%でした。
また何に使用していたかは
勉強が37.14%、勉強またはソーシャルメディアが29.18%、ソーシャルメディアが20.42%でした、ゲームは1.39%とゲームまたは勉強の1.15%につぐ2番目に低い結果でした。
最後に痛みの重症度でいえば重度の場合、やはり女性の方が多かったと報告されています。
※男性40名(4.61%)、女性49名(5.7%)
学生の方はもちろん、皆さんはいかがでしたか?
首肩の痛みやこりはスマホ以外の【くいしばり】【歯ぎしり】からもきますので心当たりのある方は、是非!当院【顔と身体の歪み矯正院】へお越し下さい♪

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