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情報収集のススメ、または私は如何にしてスパムに間違えられるようになったか

情報収集、してますか?僕はまぁ、それなりに。

歪曲マガジンはそんなそれなりの情報収集の成果として運営されており、私のライター活動の下支えともなっています。

歪曲マガジンは編集部員が興味関心を持つ分野である最先端カルチャー、 VR / VTuber と Esports の 2 つのジャンルから読まれるべき記事を収集し、その射程をほんの少しでも伸ばすことを目標に創刊されました。

そんなマガジンに収集した記事を世に発信していた折、こんなつぶやきを見かけました。

とても残念な誤解です。歪曲マガジンは自動化されている部分もありますが、記事に目を通し追加する作業は人の温もりを重視し全て手作業にこだわっています。つーか、引用せずに発信していたらスパムだと思われていたことにも気づけませんでした。

note の中で記事を収集している生き物は非常に少なく、共通のフォロワーや Twitter など外部の SNS で見知った顔でない場合、ついたスキは殆どがスパムによるものだと思ってもしょうがないでしょう(これほどスパムを憎んだことはありません)。

スパムに埋もれないためにはどうしたら良いのでしょうか。スパムを駆逐し note に平和をもたらす?そんなことは出来ません。我々は note の運営ではありませんから。粛々と改善要望を送るだけです。

んじゃ何も出来ないかというと、そういうわけでもなく。情報収集をする同志を増やすことはできましょう。するとスパムは相対的に減ります(スパムに間違えられる同志が増えます)。

つーわけで、ある程度効率的に情報収集できる方法をメモしておきます。懐かしい響きでいうならライフハックってやつですね。

RSSリーダー

これも懐かしい響きですね、アラサー以上の方にはお馴染みかと思います。

メディアやブログなどは RSS という技術で更新情報を配信しています。ここ note もです。んでそれをフォローして一括して更新情報を閲覧できるよというサービスです。

代表的なのは、というか殆ど唯一のサービスが Feedly です。ブラウザやアプリから利用できます。

拡張機能をインストールしておけば好きなサイトを Feedly へ追加できます。

こういうのはどんなサイトを追加するかが重要なので色々なところで色々言われていますが、以下の note が参考になる気がします。

んで、見逃さないぞと決めたメディアを 5~10 前後、個人のブログを 100 くらいを特別な位置に置いといて、他は見逃しても良いぞと思いながらガンガン追加していきましょう。

個人的には Feedly をぼーっと眺める時間を習慣化することこそ大事で、追えないから見なくなるのはもったいないと感じます。SNS が代わりになるわけでもないので。SNS に疲れたら見ましょう。

より効率よくやりたい人には以下もあります。僕はやってませんが……。

代わりじゃないんですけど、マガジンの収集作業は Discord でやってます。何故と言われても身近だからという他ないのですが。表計算ソフトを SNS 代わりにする人もいるので良いんじゃないでしょうか。

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このタグだけを追ってます。際限がなくなりますからね。あとタグ外まで追っかけていって「これぞ esports だ!」みたいにやるのも変な感じ。タグが理由で見逃しても見るべきものは他で拾えると割り切るのが大事です。

ニュースアプリ

漏れを拾う役です。スマホに入れておくと通知してくれます、たぶん。

追記:eスポーツブランド研究家の謎部えむさんより有益情報をいただいたのでシェアします。

公式サイトは以下。

SNS

ついってーです。

漏れを拾う、あと情報収集ですね。僕は 11 年間このサービスを利用して 2200 のアカウントをフォローしました。年 200 増のペースと考えるとそこまで多くないかな?

結構手当たり次第フォローを増やしてきましたが、判断基準がありました。雑多でまとまりのない話題に触れ、コンビニスイーツや腹痛、上司への愚痴といった日常が垣間見られるアカウントをフォローしようというやつです。

人には興味を持っている分野があり、そして普段は興味のない分野があります。そういう興味関心の濃淡のある人達の呟きが流れていく様子をボーッと眺めていると、興味のある人もない人も触れる話題があります。話題へのそれぞれの反応を見比べましょう。出来る限り雑多さを保ちましょう。

発言するたびリツイートされるインフルエンサーや、改行を多用しネットミームに乗っかるアカウントは勝手に回ってくるのでフォローせずとも良い気がします。強い感情をさらけ出したり、のたうち回ったりするタイプや〇〇専用・情報収集用みたいなアカウントは出来れば避けましょう。特に前者は、そういう振る舞いが SNS 受けすることを理解している(所謂インターネットが上手いと自負している)ので一目置いて警戒しましょう。

これらは属性を問わず部族であり、失礼で極端な言い方をしてしまえばサル山です。その発言は所属を表明するための属性が強く、少なくとも情報として扱うのは難しいです。もちろん所属したいのであれば別です。僕も自分の部族が大好きです。

設定はトップツイートを優先して表示するやつ。これはフォロー 1000 アカウントを越えたあたりからタイムラインをしっかり追うのを諦めたからです。ボーッと眺めるにはトップツイート優先の方が楽で、何度も別のクラスタが言及するなどで目に触れるニュースは重要なのだと判断できます。

この、何度も別のクラスタが言及するというのを何らかのシグナルにして判断に使っています。なんでまぁ早さとかはあんまり重要じゃないです。全然関係ないんですけど中央官庁と各政党、報道各社の情報は触れるようにしてください。あと、もし驚くようなアカウントを見つけたらそのお気に入り欄まで全部追っかけると良いです。これを友好手段として考えると気持ち悪いのでしっかり線引はしてください。

気になった発言は大抵ホーム画面までいって見るので時系列が乱れるのに悩むことも少ないです。見逃さないぞと決めたアカウント 100 個くらいをリストで管理してます。アカウントのおすすめ表示だけは少し苦手です。

んで読んでいくわけですが、記事を効率よく読む方法は幾つかあります。書いた人がどういう背景を持つのか、掲載場所はどういう場所なのか。きっちり調べることが次の情報収集を助けます。まとめサイトや Shere News なんとかとかいう怪しいサイトはここで除きます。あと、面白動画アカウントも除きましょう。netg なんとかも。もちろん書いた人をフォローすると気になる情報に触れる機会が増えるでしょう。

最高やとてもといった程度、形容詞に振り回され気味の表現は参考に留めましょう。冒頭と結論だけでもある程度は理解でき、特に序文は文章の方向性を読み解く重要な要素です。そしてこれは大事なことですが、読んだ後また必要な時に思い出して取り出すのが情報収集の要になります。

Evernote

象さんです。ぱおーん。

気になった記事は Web クリッパーでとりあえず突っ込んでいきます。整理はしません。検索で引っかかれば十分です。

Twitter のツイートとお気に入りなんかを Evernote にまとめられるサービスです。劇的に生活が変わる!みたいな感覚はないですが、適当につぶやいたことやお気に入りしたものがと一緒に当時の感覚が保存されている良さがあります。記憶は他の情報と結びついたものなので、お気に入りにした記事も芋づる式に印象を思い出せます。印象を思い出すとそういえば、と次に繋がります。お気に入りもそういうつもりで付けていきましょう。

思い出すのはとても大事です。みんなもシステム手帳のリフィルに書きなぐってクリアポケットに何でもかんでも入れて、そのままバインダーに突っ込む生活をおくろう。

余談ですが、『ハンニバル』に登場する記憶の宮殿という胡散臭い記憶術があります。僕は使えませんが、VR 技術でそれに近いものが再現される日を心待ちにしています。

まとめ

SNS のとこで書いた判断基準や考え方は他の Web サービスなんかにも適用できます。情報を掘るではなく、とりあえずフォローして邪魔に思わずボーッと眺める、そういう感じで。あと何故このサービスはこれをオススメしてきているのか、とかも考えてください。動画系はその要素が多いですね。

ただ僕も人間で人情で温もりなので、コミュニケーションのために SNS を利用している側面ももちろんあります。まぁコンテンツへの感想を使ったコミュニケーションよりは挨拶やねぎらい、いたわりやそういうのでやっていきたいです。

あと情報自体を人様に見せる場合は(僕の場合ライティングですが前段階が必要になれば)このやり方では足りず、企画書や提案書やらなんやらが必要になります。そこは僕の苦手とするところです。うげぇ。

Photo by Hello I'm Nik 🎞 on Unsplash

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