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Fujigen Expert Elan EEL-DE-7

はい、
改めましてFujigen Expert Elanの凄さを語りたいので、紹介します。

何度か紹介してますね、このギター。
筆者の現在のメインギターになってます。

何となくPRSっぽいルックスで、木材がレスポールに近い感じで結構重い。

ちなみに1990年代に存在したブランド、Heartfield時代から存在していた歴史の長いギター。
Fender USAがデザインして、それをフジゲンがデザインするという、変わり種ってヤツ。

今であれば50万近くする様なスペックを、5〜10万で購入出来たんだとか。
フレイムメイプルをボディトップに使用していて、ボディバックとネックにはワシントン条約で取引の制約をされている希少なホンジュラスマホガニーを使用していたという。

それでは、本題にいきましょう。

見た目はモダンメタルと王道ルックスがいい感じに混ざり合ってます。

市販のものからは、何点かカスタマイズしています。


1.Expert Elanスペック

・Construction:Set-in Neck
・Body:Hard Maple Top / Mahogany Back
・Neck:5pc Maple/Wenge Asymmetrical Slim U-Shape
・Fingerboard:Rosewood
・Scale:25.5" (648mm)
・Frets:24F Jumbo C.F.S.
・Tuners:GOTOH® SG381-07
・Bridge:TonePros® TP-7
・Tailpiece:FGN FJTP-7 (Brass)
・Hardware Color:Cosmo Black
・Pickup (Neck,Bridge):Bare Knuckle Pickups Aftermath 7
・Controls:1Volume, 1Tone(Coil-Tap), 3Way Toggle SW
・Body Finish:Matte
・Color:MBK (Matte Black)

2.ピックアップをBare Knuckle PickupsのAftermathに変更

これだけ見るとトラディショナルなデザイン。

Fujigenの中でもモダンメタル向けのギターって事で、ピックアップをBKPのAftermathに変更。

以前搭載されていたSeymour Duncan製のAHB-1n、AHB-1b(Blackouts)も好きでしたが、ハイゲインのサウンドをもっと強化したいのと、多彩なサウンドを目指してAftermathに辿り着きました。
エイジド加工されたカバードも筆者の拘りで、黒ばかりの無骨な見た目にアクセントを加えています。

肝心のサウンドはと言いますと、歪みは獰猛かつクリアなサウンド。
モダンヘヴィなリフやギターソロは最高に気持ちいい。
クリーントーンも極上サウンド。
更にサウンドの幅は広がって弾いていて楽しいギターと化しました。
モダンメタルだけではなく、ジャズにもブルースにも使える。

アンプに繋いでいない生鳴りもレスポール並に太くて好きで、アンプに通した時のサウンドは自分にとってかなりハマった。

3.コイルタップ増設

トーンつまみにプッシュ、プルのポットを搭載。

 普段からコイルタップをいじる訳ではないので、Toneノブに増設しました。

普段からコイルタップを使うわけではないので、演奏の邪魔にならないトーンつまみにあります。
コイルタップのお陰でクリーントーンの幅はかなり広がりました。

トーンのコンデンサーは昔は外していましたが、現在は付けています。
なんで外す事ばかりに拘っていたんだろう。

4.ノブはスピードノブに変更

地味にPRSやレスポールカスタムを意識してます。

歳のせいか、Solar Guitars、B.C.Rich、DEAN Guitarsの様な、いかにもメタル!ってギターより、Paul Reed Smith、Mayonesみたいに洗練されたトラディショナルかつモダンなデザインが好きになったので、黒のブラックメタルノブから、黒のスピードノブに変更しています。
Elanに限らず、最近はメタルノブのデザインがあんまり好きじゃない。

エイジド加工されたBKP AftermathのPUカバードに、スピードノブを取り付けた結果、割とトラディショナルなデザインになったので、モダンメタル以外でもジャズとかでも使える見た目になりました。
モダンとトラディショナルがいい感じに混じり合っていて、実際に音を出してもモダンメタルもジャズもいけるという。

以上が自身でカスタムしたものです。

5.指板、フレット

割と黒めなローズウッド指板。
固くて立ち上がりの早いエボニー指板とは打って変わって、角が取れた芳醇なサウンド。
筆者自身はエボニー指板のが好きだけど、ローズウッドの立ち上がりも好きになった。

インレイはFujigenオリジナルの形状。富士山を想像させるインレイにも、カラントットナイフにも似ている?

フレット数は24f。
フレットはジャンボフレットにして、Circle Fret Systems(C.F.S)を採用。

未だにC.F.Sはパッと見じゃよく分かりません。笑
よーく見てみると、微妙に曲がってる?
ってぐらいです。

しかしこの影響があってか、音に安定感があるし、サステインも長い。

6.ヘッド、フレットラップ

ヘッドも富士山を微妙にイメージしてる様な気がする。
昔のElanのヘッドは尖っていたらしいけど、それでもPRSを意識している様なヘッド。
個人的には結構好きなデザイン。
ちなみに市販品はFGNロゴ、オーダー品はFujigenロゴ。

トラスロットカバーの富士弦も印象的。

ちなみに無駄な倍音(共振)を抑える為に、ヘッドにS7G(Gruv Gearとのコラボ)のフレットラップを巻いています。
これによりタイトな音になり、ライブでも音作りしやすかったり、レコーディングでもギターの音がミックスしやすくなる。

7. ネック、ジョイント

ネックはメイプル、ウエンジの5プライ。
この影響か更握った感じの信頼感がある。
パッと見隠れたオシャレ感ありです。

パッと見ると隠れたオシャレ感がある。

Asymmetrical Slim U-Shapeという事もあり凄く弾きやすいですが、前述の木材5構造もあり握った時の安心感は半端ないです。

ネックを横から撮影。

ネックはパッと見Ibanez並に細めで、短音リフ、リードフレーズなどでも手が疲れにくくなっています。

Fujigen様よりお借りしました。

1弦〜4弦にかけて左右非対称で細くなっている影響か、ギターソロなどのリードフレーズも弾きやすく、初めて弾いたとは思えないぐらいに全体的に弾きやすくてびっくりしました。


ジョイントはレスポールやPRSと同じセットネック。
ボルトオンネック、スルーネックボディーの中間のサウンドで、この中途半端具合が最近好きです。

ボディとネックは同じ色ではない。ただ、最近この組み合わせは好き。

弾きやすい様にカットされているせいか、ハイポジは弾きやすい。

8.ブリッジ、テイルピース、ボディ裏

ブリッジはTonePros TP-7です。
チューニングの安定感があると評判。

TonePros TP-7に、Fujigenオリジナルテイルピース。

そしてテイルピースはよく見てみると、ただのテイルピースではない。
レスポールはストップ・テイル・スタイルですが、なんとこのテイルピースはボディ裏通し(スルー・ボディー・スタイル)も出来る仕組みになっています。
これを書きたくてnoteの記事にしているぐらいです。

画像はFujigenさんよりお借りしました。

これによってダウンチューニングした際のテンション稼ぎにもなります。
ちなみに筆者は全弦半音下げチューニング、7弦ドロップG#なので、ボディ裏通しにしてます。

これだけじゃ分かりづらいけど、テイルピースには裏通しが出来る穴がある。

ボディ裏を見よ。
筆者はこのギターを望んでいました。

弦裏通しの穴。ボディ裏はkyogudrddd氏のステッカー貼ってます。

Hipshotブリッジの様に弦裏通しが出来るという。
7弦をドロップG#〜D#ぐらいまで下げてもハッキリと音が出るので、ダウンチューニングの際にテンション稼ぎしたい人には助かる。

全て裏通しでもいいし、7弦のみ裏通し、それ以外がテイルピースに通す、なんて事も可能。

筆者はネックの負担の事を考えたら、全て裏通しにしました。

9.こうだったらいいなと思う事

結論。
Elanをオーダー出来たらいいなって思いました。

もうちょいボディトップの木目を強調したり(フレイムメイプルやキルテッドメイプル、ポプラバール、バックアイバールみたいに)、指板をエボニーにしたらどうなるんだろう?とか、ペグ、ブリッジ、テイルピースをゴールドにして高級ギターみたいにして…とか。
スルーネックは、もういいかな。笑

あとは8弦ギターを作る予定があるのかとか。
8弦ギター自体まだ使うかはわからないけど、製作したとしたら相当好きになりそうです。
理想論ばかり語ってもキリがないと思うので、ここまでにしますか。

コスパ良くモダンメタルをやりたい人にオススメです。
6弦、7弦であるのと、パープルボディ、メイプル指板のバージョンもあります。
メタル系のバンドをやりたい!もしくはカバーしたい!という人はぜひお勧めします。

個人的にはもっとFujigenさんのギター、ベースは世間から評価されて欲しいです。
Elanは大変気に入っている一本です。

それではまた次回お会いしましょう!

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