note画像_

「たすけて」を言える居場所を一緒につくる味方を募集@宇都宮

「生きづらさを抱える若者に
安心できる居場所づくりをする」

そんなミッションを掲げるキーデザインは
今までオンラインでの相談窓口や
直接対話できるイベント形式のものを
実施してきましたが
ついに物理的なフリースペースを作ります。

詳しく説明していきます。
伝えたいことはこんな感じ。
たぶん全部は書けないです。
書けなかった分は
別のnoteで書いていきます。

■「あそこに行けば聴いてくれる誰かがいる」という安心感をつくりたい■「おふくろの味」で心も身体もホカホカに■今の世の中には「地域でつながる小さく強固なコミュニティ」が必要■みなさんにも居場所づくりの仲間になっていただきたい

みなさんは悩んだ時、困った時
誰に相談しますか?

きょうだい、親、学校の先生、塾の先生、学校の先輩、後輩、部活の仲間、友達、会社の同期、先輩、後輩…

人それぞれだと思います。

変なこと言います。

僕、実は世界一の居場所づくりのプロなんです。

誰かの居場所の、ではなく
自分の居場所の、です。

「居場所」にも様々な解釈があると思いますが

「『助けて』を遠慮なく言える相手や空間」

だと自分は考えています。
その方向で話を進めていきます。

そうなんです。
自分「助けて」を言うプロなんです。

「何言ってんだお前」と
思った方もいるかもしれません。

そりゃそうですよね。
でも自分にとっては
これが最大で最強の武器だと
思っています。

この間コーチングをしていただいている方に
「土橋さんは天性の『受援性』があるよね」
と言われました。

受援性…初めて聞いたので調べてみると
【支援や救援を受け入れること】だそうです。

ここで重要なのが
【受けること】ではなく
【受け入れること】となっている点。

そうなんです。

「助けてもらうこと」に
抵抗がないんです。微塵も。

プライドがないんです。(たぶん(笑))
そもそも人と競争することの
面白さが昔からわからず
ずっと生きてきた自分にとって
勝ち負けで物事を進める思考の在り方が
わかりません。

ワクワクしないんです。
勝ったことに喜ぶことも
負けたときに悲しむこともないんです。

「いや、待て待て。助けてもらって当たり前だと思ってるのかお前は」

そんな声が聞こえてきます。

はい、そうです。


ちゃんと答えると

「助け合うのが当たり前だと思っています」

助けてもらう、だけでなく
誰かを助けること、もします。
※ここで重要なのが「助けてあげる」じゃなくて「助ける」というところです。「あげる」はちょっと違うなと思ってます。

自分はできないことがいっぱいあります。

◇暗記が苦手
・高校の頃の世界史とか化学とかは赤点レベル
・小学生の頃「都道府県名と場所、全部覚えたら1万円あげる」と父に言われて2日で挫折。
・最近特に人の名前を覚えるのが苦手すぎる。インターン中の学生の名前すら。

◇継続が苦手
・最初にあったワクワクがなくなってしまうとアウト。
・目的が違う、と思ったら辞める
・変更の余地ありと思ったら適切な形に変えてしまう
・小学校バスケ部途中でやめる
・高校テニス途中でやめる
・高校ブレイクダンス途中でやめる
・大学2年間行って休学、そのあと中退する

あとは
◇稼ぐのが苦手
◇数字のことを考えるのが苦手
◇走る・泳ぐということが苦手
◇集中力は皆無(5分毎に違うことしてます)

この辺で止めておきます。

長くなってきたのでこのあたりで小休憩。
今年の桜です。...いやされる。

戻ります。
まあとりあえずそんな感じで
できないことがいっぱいあります。

でもその分できることもあります。

◆人の微妙な表情の変化や動作から感情の揺れを感じ取ることができる
◆ルールや常識に縛られず、ゼロベースで「そもそも」から物事を考えられる
◆相談に来た人が、自分自身で言語化できていない部分を掘り起こすことができる
◆できないことをできないままにせずSOSを出すことができる
◆自身の中にある不安に対する処理能力に長けている
◆自分自身を客観視することができる(感情のコントロール)

のような。

そうなんです。

自分にはできないことがあるけど
できることもある。
で、それは確実に少しずつ人と異なるから
自分ができないことは人に頼るし
逆にできることを人に頼ってもらえばいいやって。

ある意味では自分を諦めているし
ある意味では自分を信じているんです。

お金を寄付してくださる方
家を貸してくださる方
車を寄付してくださる方
プリンターをくださる方
ご飯をおごってくださる方
時間をさいてくださる方

いろんな形で、人に助けてもらって生きています。

(みなさん、ほんとにほんとにほんとに
いつもいつもありがとうございます。)

話を元に戻すと
「『助けて』を遠慮なく言える相手や空間」=居場所
をつくるプロなんです。

自分の周りには
居場所づくりが特に苦手な人が集まります。

・真面目で、社会のルールや周りの考え方に合わせて生きてきて、疲れてしまった人
・優しすぎて、周りを優先して、自分を表現する方法を忘れてしまった人
・「周りに迷惑をかけたくない」と、自分を押し殺して生きてきた人

そのような人、特に学生の関わりは
年間300名近くにものぼります。

で、やっと本題!!!!!!!!
(ここまでで2400字!うそやん!指が疲れてきた!)

ということでそんな人向けに

居場所をつくります。

・宇都宮大学正門から徒歩5分・10畳ほどのちょうどよい広さ・6月2日(日)オープン予定・おじいちゃんおばあちゃんと学生の交流の場をつくります・スペースのお隣は、83歳おばあちゃんが店主の、32年続く居酒屋”おふくろさん”・「やさしさ」というテーマで本好きな人たちから集めた本を並べた本屋さん的機能・お隣の83歳おばあちゃんがつくる「おふくろの味」を堪能できるご飯屋さん的機能・地域に支え合いの文化を育む拠点にする

ちなみに実際のおふくろさんで
出てくる料理たち。
最高にうまいです。
絶対食べてほしい。

今、キーデザインでは
”生きづらさを抱える本人”だけでなく
”支える側”との関わりも増やしています。

この取組みを続けて3年。

どんな活動もそうだと思いますが
この活動にも様々なご意見やご指摘をいただきます。

また、学生の中には様々な事情で
キーデザインの場には
行くことはできないけれど
実はひとりでずっと抱えて生きている
そんな人も大勢います。

そして
キーデザインだけでやろうとすると
拾いきれない声が数多く出てしまうこと。

そんなことが課題としてあがり
悔しさをただ噛みしめるだけの日々を
送ってもいました。

そこで
支える側とのつながりを強固にする中で
支える側もお互いに支え合い

苦しい状態から一歩踏み出した人たちの中で

「自分のように苦しい想いをした人を
支えられるようになりたい」

そう望む人がいれば
支える側になれるよう
一緒に歩んでいこうと考えました。

助け合い、支え合いの文化を
育んでいこう
、と。

何度も言いますが
僕の言う「居場所」は

「自分これできないんです。助けてほしいです」
って言える場所です。

助け合い、支え合いの文化
と言ってはいますが
それは一人ひとり、体力がついてから。
心に余裕が生まれてからがいい。

このフリースペースで
助け合い、支え合いの文化が生まれるのもいい。

けど、そうじゃない何かが
生まれることもあるかもしれない。
それも面白いと思う。

ただ1つだけ大切なお願い。
あなたの
「困りました」「悩んでます」「助けて」
を聴かせてください。

真剣に聴きます。
しっかり受け止めます。
もしかしたら
笑い飛ばすかもしれないし
一緒になって「助けてください」って
騒ぐかもしれない。

もし僕や周りが差し出した手を
握る勇気がなかったら
その時はまた考えよう。

「その手を握るのが苦手なんです」
その一言だって、充分勇気のいることだから。


実際にフリースペースオープンに向けて
動き始めて1ヵ月ほど経って

改修作業を進めていると
地域のおばあちゃんが
「ここになにかできるの~?」と
聞いてくれる。

あるおじいちゃんは
看板屋さんで働いていて
壁をトンカンしてくれたり
イスの作り方とか
ペンキの塗り方とか教えてくれる。

”おふくろさん”のおばあちゃん店主は
「こっちがじじばばで
そっちがわげ~もんだ」
「一緒にやってこうね」
と楽しそうに話をしてくれる。

ちなみに”おふくろさん”は
この春からお昼も営業するそう。
お昼をコンビニですませてる
地域のじじばばに
栄養あるもん食べさせたいんだって。
それを買ってきて
こっちのスペースで食べてもよし。
「学生も来な!」って
おばあちゃんは元気いっぱい(笑)

この間、初めて改修作業したときは
フリースクールのスタッフさんとか
そこに通う小学生、中学生とか
通信に通う高校生とか
普段キーデザインで関わってくれている
高校生、大学生も集まって
15名くらいでワイワイ作業。

10畳くらいのスペースだから
どんな状態で作業していたかは
ご想像にお任せします(笑)

一応いい感じの写真だけ(笑)

そんな感じで
小さい子も、高校生大学生も
おじいちゃんおばあちゃんも
み~んなでつながれる場になっている。

地域でつながる小さく強固なコミュニティ
が少しずつ少しずつできつつある。

この居場所では
キーデザインメンバーだけでない
多様な人々の出会いを生む。

大きくなくていい。
むしろ小さくていい。
全員の名前を簡単に覚えられるくらいの。
(記憶力皆無の僕でも)

水面に石を投げた時に波紋が広がるように。
湖じゃなくていい、道路の水たまりでいい。
あそこで広がる波紋は
最後まで大きく強固だ。

簡単には壊れない。

そんな場所にふらっと来られたら
気持ちが軽くなる気がしませんか?

あとあと、ここのスペースには
こうなってほしいなーという
イメージがある。

学生が何かに悩んで
誰に頼っていいかわからなくて
ひとりぼっちになった時

「あ…そうだ、あそこに行けば
あの人に話聞いてもらえるかも」

そんなことを思えるような場所。

人の悩みや困りごとを
一緒になって解決してくれる人が集う場。

助け合い、支え合いの文化が育まれる場。

そんなイメージを持っている。

少し話をずらすけど。

人って挑戦するのが怖いんだ。

自分に自信がないし
できないこといっぱいだし
周りはすごい人ばっかりだし
がんばれって言われても
がんばれない時もいっぱいある。

また誰かに怒られるかな。
また誰かに嫌われるかな。
また自分は傷ついちゃうのかな。
また自分はダメな人間なんだって
思っちゃうのかな。

もうイヤだな。

外に出るのも、
人に会うのも、
誰かと関わることも、
誰かを頼ることも、
誰かを信じることも、

ぜーんぶもうイヤだ。

そんなことを思ったりする。

でもそんなときに
自分の弱さを受け入れてくれる人が
一人でもいたら?

怖くて、びくびくしているときに
「あ、あの人ならこんな自分でも許してくれる」
そんな人が一人でもいたら?

ちょっとがんばれるかもしれない。
もしやってみてダメだったら
あの人に泣きつけばいい。
そしたら褒めてくれる。

「よくがんばったじゃん」って
自分を受け入れてくれる。

人が挑戦するためには
自分を受け入れてくれる人や空間が
必要なんだと思う。

人って毎日が挑戦の連続だから。
朝、布団から起き上がること。
学校、会社に行く準備をすること。
家の扉を開けること。
学校、会社の入り口を開けること。
初めての勉強や仕事をすること。
それを誰かに見てもらうこと。

ぜんぶぜんぶ。

生きることって挑戦の連続だから。

生きるのってとっても大変なんだ。
簡単じゃない。
楽しさばかりじゃない。

だからすべての人に居場所を届けたい。
「『助けて』を遠慮なく言える相手や空間」
を届けたい。

すべての人に届けるためには
まだ僕は力不足すぎる。

その居場所をつくり僕自身が
キーデザイン自信が
誰かに助けを求めなければ
そこで差し出された手を握らなければ
すべての人に届けるのは難しい。

だから僕は「助けて」を言う。

今、味方を募集する。
道路の水たまりのように小さく始め
波紋が広がっていく。

そしてここで居場所を見つけた誰かが
誰かの居場所をつくろうと
また水たまりを別の場所でつくってくれる。

そうやって最後はすべての人に届けたい。


今日の大変だったことを話したら
「がんばったじゃん」
って言われる。
そして自然とほろほろ涙が流れてくる

そんな居場所が身近にあれば。

今の世の中にはそれが不足していると思う。

がんばることはいいことだと思う。
でもがんばり続けることは
しなくていいと思う。

がんばらないことがあって
がんばることができるのだと思う。

がんばることを強要される世の中だから
がんばらないことを許される居場所をつくりたい。

このフリースペースは
そんな居場所になります。

そしてそしてそして

そんなスペースを
現在つくっているところですが
みなさんに協力してほしいことがあります。

味方になってほしいんです。

これからすることがたくさんです。

・空間のデザインをすること・スペースの改修作業をすること(ペンキ塗ったり、イスつくったり、本棚をつくったり、看板つくったり)・実際にオープンしてからスペースの運営をすること・やさしい本屋さんに並べる本を集めること・おばあちゃんがご飯作るのをお手伝いする人も?

などなど。

それにあたって
このスペースをつくることを
協力してくださる方を募集します。
できることは3つ!

1.寄付で支える

実はフリースペース改修にあたって

クラウドファンディングを始めました!

500円から支援できます。
支援してくださった方は
【ご希望のお名前】を
スペースの壁に
メッセージつきで
貼り付けることができます!

まずは下をご覧ください!!!

【宇都宮地域に「助けて」が言える居場所をつくりたい】キーデザインでは、宇都宮大学から徒歩3分の空き店舗を改修し、居場所づくりを進めています。改修作業には、小中高大学生、ご近所のおじちゃんおばちゃんも混ざって、一緒に楽しみながら取り組んでいます。この居場所は『悩んだ時に逃げ込める場所』です。隣は32年続く居酒屋「おふくろさん」。83歳のおばあちゃんが切り盛りしていて、地域コミュニティの中心的存在。会うといつも「いつオープンするの?」と聞いてくださいます。スペースでは「やさしい本屋さん」というプロジェクトも導入予定。「やさしさ」というテーマで集まった本を媒介して人の感性が交流する、そんな仕組みを作りました。お昼はお隣で買ったおふくろの味を楽しみ、それ以外はひとりで本を読んだり、地域の方と学生がお茶しながらまったりしたり。自分らしくいられる、ほっこりする居場所をつくります。 - polca(ポルカ)"フリースペースに来た際に「ポルカしたものです」とお伝えください。スタッフが全力の笑顔で迎え入れます"を支援のおかえしとしpolca.jp

ポルカライフもやっています。
単発ではなく継続した支援が可能です。

「polcaってよくわからない」
という方は口座振込もできますので
下記へお願いします!
口座振込の場合、土橋まで
直接ご連絡いただけますと嬉しいです。
こちらまで↓
yuhei.d@npo-keydesign.org

もちろん直接会った時に
渡していただいても構いません。

「キーデザイン自体に寄付をしたい!」
という方がもしいましたら
下記よりお願いします!
寄付の仕方も掲載されていますし
普段の取組みや学生の声も載っています。

2.改修作業を一緒にする!場をつくる!

「ペンキ塗りとかしてみたい!」
「トンカン、ギコギコしてみたい!」
「ロゴデザインとか看板とか作りたい!」
「SNSで取組みの発信を一緒にしたい!」
「使わなくなったイスあるけど使う?」

上記以外も何かありましたらご提案を!
作業のお手伝いは
学生も一般の方もどなたでもOK!

たくさんの方と
楽しみながら作っていきたいです。

その過程で
この居場所に想いを灯していきたいです。

「なんかしたいけど何すればいいのかわからない」
「自分にできることがあるかなんてわからない…」
そんな人はまずご連絡ください。

ちなみに土橋の
トンカンギコギコレベルはこんなもんです。

たぶん素人に毛が生えたレベルです(笑)

上手な方、教えてください。
うまくなりたい方、一緒に教わりましょう。

3.シンプルに「来る」

オープンしたらスペースに来てみる

それもとっても大切です。
このnoteを読んだあなたは
もうすでにキーデザインのしたいことを
理解しているはず。

もう居場所をつくる同志です。


「一緒に手伝いたい」
「聞きたいことがある」
そんな方は土橋まで。

今回のまとめ■「あそこに行けば聴いてくれる誰かがいる」という安心感をつくる■「おふくろの味」で心も身体もホカホカに■地域のおじいちゃんおばあちゃんと、学生が一緒にまったりお茶していることを当たり前にしたい■今の世の中には「地域でつながる小さく強固なコミュニティ」が必要■共感したみなさんには、居場所づくりの仲間になってほしい■関わり方は「寄付」「一緒につくる」「来る」の3つ■自分の弱さを受け入れてくれる居場所があることで、より挑戦しやすい社会へ

最後まで読んでくださり
ありがとうございました!!!

2019年4月29日追記:フリースペースの名前初公開!

--------------------------------------

普段の活動が気になる方はこちら。

僕の想いなど気になる方は
下の記事がオススメです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?