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私の経済資本はハイブリット型!「プロティアン・キャリア」について自分を棚卸ししてみた

お読みいただきありがとうございます!トラベル・地域情報ライターとして活動している土庄雄平です。

いよいよ30代に突入し、家族も増えて一児の父となった今日この頃。育休で余白の時間が増えたので、普段思っていることについてnoteで整理していきます。

今回のテーマは「プロティアン・キャリア」についてです。プロティアン・キャリアとは、自らの自己実現や幸福追求のために、環境変化に応じて柔軟に自分を変化させながら築いていくキャリア形成のこと。

今後のために自己分析しつつ情報を整理してみたいと思います。


腑に落ちた「プロティアン・キャリア」

私がはじめて「プロティアン・キャリア」という言葉を聞いたのは、会社の福利厚生で「グロービス学び放題」を受講した時です。

オンライン講座の中で、体型的にキャリアについて、説明されているのを見て、私が目指しているキャリア観に大きく当てはまるものがありました。

出典:一般社団法人 プロティアン・キャリア協会

まず大きかったのは、組織に依拠しないということでした。社会人3年弱経ったころ、副業ライターをはじめてから、私は社会人としての生き方に幅を見出せるように。

会社・組織に依拠せずとも、その会社・組織内で出世せずとも、比較的高い給与がもらえる管理職にならずとも、自分の理想は叶えられると分かったからです。

ずっとプレイヤーでいたい趣向の私が管理職になろうとこだわる必要はなく、本業で出世するよりパラレルキャリアの構築を進める方が、社内でのステップアップを目指すことに比べ、効率よく経済的な豊かさを享受しながら、自分が理想とする生き方に近づけると感じました。

何より、会社から既定路線を用意されず、「自分で自分の未来を意思決定して前に進んでいくことが、この上なく楽しい!」-----こうした思考をもった私にとって、「プロティアン・キャリア」という概念はとてもしっくりきたのです。

自分は「プロティアン人材」なのか?

それでは自分は、すでにプロティアン人材(環境変化に応じて柔軟に自分を変化させながらキャリア形成をしている人)なのか?これを簡単に判断する方法があります。

法政大学キャリアデザイン学部教授・田中研之輔先生の著書『プロティアン』にある以下の15の質問です。

1. 毎日、新聞を読む 
2. 月に2冊以上、本を読む
3. 英語の学習を続けている
4. テクノロジーの変化に関心がある ✅
5. 国内の社会変化に関心がある ✅
6. 海外の社会変化に関心がある ✅
7. 仕事に限らず、新しいことに挑戦をしている✅
8. 現状の問題から目を背けない ✅
9. 問題に直面すると、解決するために行動する ✅
10. 決めたことを計画的に実行する ✅
11. 何事も途中で投げ出さず、やり抜く ✅
12. 日頃、複数のプロジェクトに関わっている ✅
13. 定期的に参加する(社外)コミュニティが複数ある
14. 健康意識が高く、定期的に運動している ✅
15. 生活の質を高め、心の幸福を感じる友人がいる ✅

このうち12項目以上当てはまれば、プロティアン人材、4〜11項目であればセミプロティアン人材となります。私の場合、11項目でした

肌感として、私はインプットよりアウトプットの方が好きな性格。プロティアン・キャリアの中で、いわゆる資産と括られているもののうち、ビジネス資本が欠落しています。ビジネスの知識も経験もほとんどなく、それを補う努力もほとんどしてきませんでした。

ここについては改善の余地ありですが、一方で全ての資産をオールラウンドで身に付けるのは難しいとも思うので、自分らしいプロティアン・キャリアを突き詰めるのも良いかもしれないですね!

「プロティアン人材」として目指す型

結構マニアックな観点ですが、プロティアン・キャリアの資産のうち、経済資本には6類型があります。

・トランスファー型:転職を戦略的に繰り返す
・ハイブリット型:副業でユニークな市場価値を築く
・プロフェッショナル型:専門性を武器にする
・イントレプレナー型:社内資本や組織を活用する
・セルフエンプロイー型:既存資本を元手に独立する
・コネクター型:人と人をつなぎビジネスを生む

出典:一般社団法人 プロティアン・キャリア協会

これを見て一目瞭然!私の場合は「ハイブリット型」です。もちろん変化には適応・対応したいですが、あえて変化を求めて飛び込むアグレッシさはなく、ビジネス=事業創造よりは、個人事業で自分らしく働きたいという趣向があります。

セルフエンプロイー型は、行き着く先の候補としてはあり得ますが、本業と複業を両立する「ハイブリット型」が、当面の経済資本ということになりそうです。

また「ハイブリット型」の"ユニークな市場価値"という言葉にも強く惹かれます。個性や価値観の反映された仕事が、機会を作り出し、そして自らの価値をも広げていく。2023年から24年にかけて、その兆しを少しずつ感じはじめているので、いただいたチャンスを糧に成長していきたいです。

可能性を広げる「無形資産」の構築が鍵か

ふわっとした話が多いですが、最後に少しプロティアン・キャリアにおける資産の解釈について、備忘録を残しておこうと思います。

プロティアン・キャリアで蓄積すべきものとして、前でも触れた資本ともう一つ、資産というものがあります。

資産
└有形資産:目に見える資産。預貯金、株式、土地、クルマなど。
└無形資産
 └生産性資産:仕事上のスキル、知識。戦略的な投資がもたらす。
 └活力資産:心身の健康と幸福感。健康、家族、友人。
 └変身資産:自己を変身させる意思と能力。自己理解や人脈がもたらす。

資本
└ビジネス資本
└社会関係資本
└経済資本

出典:一般社団法人 プロティアン・キャリア協会

無形資産として3つ分類されているのがポイント。これらの無形資産は有形資産の形成にもつながると言われています。

私の解釈としては、まず活力資産が柱となる資産。そこに自分の特性を活かした生産性資産を構築し、変身資産を掛け合わせることで可能性が広がっていくと思っています。

都合が良いことに、私の趣味は登山や自転車などのアウトドア。趣味を継続する体力的・時間的余裕が作れれば、活力資産は大いに担保されます。そして最近、待望の我が子が生まれ、家族というかけがけえのないものがより強固になりました

そして、変身資産においては、これまでかなりご縁に恵まれ、「自分が何者か?」内省し続けてきた結果、ここ数年でかなり見えてきている気がします

そこで「生産性資産をどう形成していくか?」-----これが鍵になりそうです。複業は新たな挑戦をして少しずつ広げている最中ですが、本業の方はあくまで営業職として転職しているので、営業一本でのキャリアを考えていない私にとって環境を変えても良いかなという状況。

しかし、つい2週間前に我が子が生まれたばかりで、今いる会社ほど休暇制度が充実している会社も珍しいので、あと1年は家庭と仕事の両立をテーマに、この環境を生かしたいと思います。

きっと30代前半は、クリエイティブを軸として、営業ともう一つ自分を売り出せる生産性資産を培うタイミングなる予感がします。「新たな武器を磨ける場所がないか?」-----まだ先ですが、会社員として次のステップは2024年から25年にかけて探そうと思っている今日この頃です。


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