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知らん奴は飲まない方がいいし、騒がない方がいい

はいはい、紅麹ね。
もちろん、亡くなられた方、被害があったよって方は、
それは大変でしたね。
紅麹の製品には「GABAモナコリンK」というコレステロール抑制効果が含まれている。


多分これが増えちゃったのかな?

正式な答えが出ていない中で書いていますので、知らんですよ。
まぁ、もともと紅麹(Monascus属のカビ)の一種がこの腎機能にダメージを与える物質である「シトリニン」をつくる可能性があった。

何が含まれていたのかはわかりませんが、
一旦、シトリニンだとして考えてみます。

そもそもカビの一種なんよ!

シトリニン(citrinin)は、HetheringtonならびにRaistrickによって1931年にPenicillium citrinumの培養液から単離されたマイコトキシンの一種である

シトリニン - Wikipedia

マイコトキシンって、「菌の毒(Microbiome-toxin)」のこと。


ここからは多分だけどね

元々、紅麹はシトリニンをつくっちまうヤツなんだ。(仮説)
いや、シトリニンを作っている方が自然なのかもしれない。

なんでそう思ったか?
普通はね、どっちかなの。
1.元々作らない子が作るようになった
2.元々作っている子が作らないようになった

自然に考えると、
普段からシトリニンを作っていて、その中に作らない紅麹がいたから「発見」なんだよ。つまり、2の方ね。
基本的には作るんだと思う。(あくまで予想というか考察)

でも、やっぱりさ
紅麹はGABAやモナコリンKをつくるから、何とかして活用したいわけ。

で、普通の生物学者や生化学屋だと、
1.シトリニンを造らないような紅麹の育て方を考える
2.必死にシトリニンだけ作らない子を探す
3.成分からシトリニンだけ取り除く
のどれかなんだ。

なんだけど、ここ最近の小僧どもは、
分子生物学や遺伝子工学だけしか学んでいなかったりしてさ、

「じゃあ、シトリニン合成経路をブロックする変異を入れてあげればいいじゃん!」

って分子生物学屋は安易に考えちゃいます。
代わりに誤っておくね。ごめんなさい。

真相はわからないけどね。

シトリニンを合成しない紅麹が偶然見つかったという主張なのかもしれませんが、本当に真相はワカリマセン。



遺伝子組換食品反対!!

そう、反対するじゃん。
何が悪いのかもわからないけど、漠然とした不安から
「もしなんかあったらどうするんだ!」って言うじゃん。

じゃあ、なんで今回小林製薬のこれを飲んだのか?
遺伝子組換のモノだってわかっていたら飲まなかった?

ほんとうかなぁ。

じゃあ聞くよ、品種改良と遺伝子組み換えの違いを答えよ。



品種改良も遺伝子組み換えも、
結果はどちらも遺伝子の変異が起こっている。

違いは、そこに意図があるかどうか?
いや、品種改良も意図はあるか。
問いを出しておいてなんだけど、正直難しいのよ。
「たまたま変わったのか」、「狙って変わったのか」の違い。

みんなはどっちがいい?


多分、無理にミューテーションさせてるから、復帰したんじゃないかな、シトリニンの遺伝子。半端に壊しただけだと、培養を繰り返すと、必要な機能は戻ってくるからね。
そもそも、なぜそのシトリニンが作られているのか?すらわかっていないでいるとこういう事になっちゃうんだよな。愚かだ。
きっと賢い研究者なんだろうけど、生物学の基礎が足りない。(それを言う僕は老害)


そもそもなんで紅麹を使ったのか?

普通は、有効成分だけ取り出す
GABAとモナコリンK

でもね、純粋にするのってとても難しくてお金がかかるんだ。
だからお薬って高いんだ。そして、味の素も・・・。
紅麹飲んで健康!って言っているのって、


乳酸菌だぁ!いいぇーーーい!健康万歳!

なんて言ってるバカと同じなんだ。


菌そのまま飲もうなんて言うのは、
本来の有効成分を抽出するとお金が高いから、
菌そのままにしちゃおうってことね。

もちろん、安全性や有効性は調べるよ。
臨床試験を行って、安全性と有効性を念入りに調べるんだ。
だから、菌とは言えある程度の金額になっちゃうんだけど、お薬よりは断然安く済む。


まとめ

味の素反対派も今回はさすがに堪えただろ。
いや、同じ案件だなんてすら思えてないかw

成分に菌やカビが丸ごと入っている場合って、こういうこと起るんだよ。
代々調べられてきた、納豆やお酒の麹、そこに最近だと乳酸菌類が入ってくる。
そこに紅麹が参戦しようとしたところで、
バレちまったって感じだね。


体調悪いって言うのに、どうしても書きたかった。
知らねぇ奴は静かにしとけよ。



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