言葉は光

greenz.jpの先輩ライター、杉本恭子さんに教えてもらった言葉。

「言葉は光」

最近そのことを強く感じることが続いている。


先日、「ライターをしていて一番嬉しいことはなんですか?」と聞かれて、とっさに私は「知らないことを教えてもらえること。共感することも、意見が異なることもあるけれど、全部ひっくるめて学びしかない」と答えた。もっとよく考えれば違う答えになるのかもしれないけれど、するっと出てきたのはそれだった。

取材でインタビュイーの人生を聞かせてもらって、私の中に取り込んだ上で、物語をつくっていく。何度も音声を聞いて、文字起こしした言葉を読み返して、綴って。その過程で、私自身の心が明るく照らされるような感覚を得る。

知らないことを知れる取材は楽しいけれど書くのは苦しい、と私はライターをはじめてからずっと思ってきた。でも最近は、書くことが苦しいことに変わりはないけれど、その苦しさすら愛おしく思えるようになった。

たぶんそれは、インタビュイーが発した言葉を何度も私の中に取り込むことで言葉のエネルギーをもらっているからなんだろう。


信念をもって生きる人は、強くてやさしい。彼らが人生の中で得てきた数々の言葉を直接受け取ることができるのは、ライターの特権である。

1本の原稿を書き上げる頃には、心身ともに燃え尽きると同時に、穏やかで前向きなエネルギーが私の心をつつむ。

そんなことをぼんやり考えながらこの1週間は、遅筆な自分がビックリするほどのスピードで何本かのインタビュー記事を書き上げだ。

どれもこれも全部、インタビュイーの言葉から力をもらっているからできたこと。インタビューすることで、私は健全に生かされている気がした。

心にとって言葉は大切なものだな。


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北川由依

きょうも京都日和

京都で暮らすライター北川由依の日記。京都で生きること、働くことについて考えたこと中心に書いています。
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