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バズれない私にできるのは、それでも思いを伝え続けることなんじゃないかって思う

GW中にふとツイッターでつぶやいたことを、思わず多くの人に見てもらえた。ひそやかに、でもコツコツと言葉を積み重ねていったことの効果について今日は書きたい。

人とつながる機会をもたらしてくれた私の言葉たち

フォロワーは1000ちょっと、いいねが10以下のツイートなんてたくさん。お世辞にも発信力があるとは言えない、ツイッタランドの片隅に生きる住人だ。そんな私が今回ツイートをたくさんの人にシェアしてもらったことで、数字うんぬんよりも嬉しいことが2つあった。

1つ目は、私の「こう思う」に対して、たくさんのコメントをいただけたこと。「わかります~!」「それって大事ですよね!」と共感してもらえるのは、もちろん嬉しい。

さらに、「こういう見方もできますよね」「こんな情報もありますよ」と、気づきをより深められるような意見交換をできたことも、発信してみてよかったな~とつくづく思ったポイント。

2つ目は、これが本題なんだけど、運営しているメディアのアカウントまでフォローしてもらえたり、記事を読んでもらえたり、私の過去ツイートをめっちゃ遡っていいねをしてくれたり……

単発のツイートだけでなく、私が過去に発信した言葉たちを改めて追ってもらえて、目に留めてもらえたこと。それがすっごくすっごく嬉しかったのだ。

私のnoteなんて、世界中に溢れるつよつよコンテンツに比べてしまうと影響力や有益性は無に等しい。(あ! 運営しているメディアについては、影響力は小さいながら、いいものつくるぞーという自負と気概はある! ここでは個人発信のコンテンツの話ね)

ツイッターだって、タイムラインの渦に埋もれて、10分もすればなかったことのように流されていってしまう。

でも、ふとその1つの言葉を目を留めてもらえたことで、過去に「流されていった」言葉たちを、丁寧にすくい上げてもらえる場面に遭遇した。

地道にコツコツと言葉を積み重ねることの力を、ささやかながら感じられた出来事だった。

言葉を積み重ねることの、ほんとうの効果って

ツイッターの運用において、よく「プロフィールを整えろ」「固定ツイには魅力が伝わる内容を」「1日〇件以上ツイートを!」なんて言われる。

やっぱり、なにかを発信するなら注目されたい。支持されたら嬉しい。活かせるもんならビジネスに発展させたい。そんな気持ちが少なからず私の中にはある。でも、媚びたいわけじゃないし、数字がすべてじゃないし……なんて気にしないふりしながら、「フォロワー数が増える!」的なノウハウを細目で読んで、ちょっと取り入れてみたりなんかして。

これらの運用に共通して言えるのは、とにかく「言葉を積み重ねること」「自分の思いを伝え続けること」なのかなと思う。

そして、今回の実体験を通して強く感じたのは、こうした運用方法のいちばんの効果は、フォロワーが増えることではなくって、いざ発信を目に留めてもらえたときに“伝えたいことがより届きやすくなること”なのだと。

過去に積み重ねてきた言葉が多ければ多いほど、ふとその1つがだれかの目に触れたとき、自分を深く知ってもらえる機会をもたらせる。

自分の素直な気持ちや思考、根底にある思いに共感してもらえればもらえるほど、「この人の言葉をこれからも追ってみたいな」と、きっと思ってもらえる。

(もちろん、情報を届けるためにフォロワーが多いに越したことはない。特に仕事として発信するのであれば、わかりやすくキャッチーに伝える術が求められるのが大前提とは思うけど……!)

言葉をそこに置いておくことは、ときにタイムカプセルを埋めるみたいだ

つい、「読まれたいから、いいこと書かなきゃ!」なんて気負ってしまう。たいしたこともできないくせに、自分の技量を差し置いて壮大な志を掲げたばかりに、PCの前で筆(厳密に言うと、指)が進まず勝手に挫折することがよくある。

だけど。
すぐに反応がもらえなくても、読まれなくても。

自分が置いておいた言葉たちを、いつかタイムカプセルのように発掘してもらえたなら。どれだけ時間がかかったとしても、私の言葉が届いたと言えるんじゃないだろうか。実体験として、インターネットの海を漂流してたどり着いためちゃくちゃ素敵な記事が何年も前のものだった、なんてよくあることだし。

そう思うと、ちょっとおもしろい。おもしろいし、こんな私でも言葉を積み重ねていくことにはちょっぴり意味があるんじゃないかなと思えてくる。

いくら直後にたくさん読まれなくても、スキの数が少なかろうと、noteをまずは書いてみようかな。ここに、まずは言葉を置いておこうかな。

だって、未来のだれかが、ふいに今の(読まれるときにはおそらく過去の)私の言葉と、思いと、うっかりつながってくれるかもしれない。

そんな気持ちが、今の私を、noteを書くことに駆り立たせてくれた。これからはささいな一言ひとことをもっと残していきたい。万単位でバズれない私の、負け惜しみのような、ひっそりとした決意表明。

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