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今日の”結” 2024年3月28日(木)

今日の結。午前中は学校と地域を繋いだり、子どもの居場所をつくったり、オープンダイアログという話し合いの手法を用いた関係性を紡ぎながら、ソーシャルな活動が日常に溶け込んでおられる岡田さんが来館。暮らしと地域への思いがともにある在り方が素敵だなぁと思う朝でした。

色々な思いを詰め込んだ居場所が、今年前半にはOPENするそうです。

お昼に入ると、渋谷区内の子どもテーブルに取り組む団体の皆さまが集合して作戦会議。今特に注力したいテーマは、”横の繋がりづくり”、”子どもテーブル同士の横の連携をいかに進めていくのか”です。合理化できる所は工夫を取り入れ、誰も取り残さない活動をどう連携して進めていけるのか。また、その活動を支えていく運営資金の捻出の方法についても議論に上がっていました。

「結しぶやの講座で開設したオープンチャットに他の団体に入ってもらうには・・・」

渋谷区は社会福祉協議会の中に、子どもテーブル係があり、毎年、活動助成があります。2024年の締め切りは、4月30日(火)です。


午後は、結・しぶや講座&交流会の#4を開催しました。
「渋谷区が目指す、誰一人取り残されない重層的な支援が届くまちづくり~ “つながる みまもる ともにいきる 渋谷”の実現に向けて ~」というタイトルのもと、渋谷区福祉部の小野参事から、結・しぶやの開設に至る背景にある重層的支援体制整備事業の取り組みの現在地や、今後の展望について話題提供がありました。

・現時点では、全国でも189自治体のみ、東京23区の中でも6区のみという先進的なチャレンジであること
・「相談支援、参加支援、地域づくりに向けた支援」3つの目的と5つの支援事業を一体的に実施することが重層的支援体制整備事業と位置付けられていること
・行政の縦割りの構造の中で起こっている支援しづらさに目を向け、横に連携を図る仕組み、ルールづくりを行う
・課題がある人にサービス、給付を行う課題解決型から、専門職や地域の方の協力も得ながら伴走支援も行っていく
・既存の縦割りの仕組み、地域で活躍する団体、その間をコーディネーターが繋いでいくことで団体同士の気遣いを高め、重ねられる領域を広げていく、既存の制度を膨らませて対応できるようにしていく

当日の話題から特に印象に残ったポイントについて抜粋(コーディネーターにより一部編集)

後半の交流会では、「団体の活動の中でももしかしてあの人はこんな課題を感じているかも・・・という”もしかして話”」「それぞれの団体の活動の未来にあったらいいな・・・という”できたらいいな話”」を参加者全員で出し合いました。

・フードパントリー、フードドライブを広くできたら良いな。
・認知症当事者、ご家族の交流をもっと活発にできるようにしたい。
・1つの子どもテーブルではできないイベントの実施したい。
・千駄ヶ谷エリアで地域食堂をやりたい。

当日のワークショップで出された付箋から一部抜粋

地域連携の拠点として立ち上がった結・しぶやのミッションを改めて意識しながら、今後も様々な活動に取り組まれている区内の団体同士の連携、そして、日頃の活動から浮きあがってくる課題や感じる違和感にアンテナを立てながら、取り組んでいきたいと思います。

「つながる みまもる ともにいきる 渋谷」をスローガンに掲げ、取り組んでいる4つの取組みについては、こちらを参照ください

桜ヶ丘の桜ももうすぐ咲くぞ!と準備中。
結・しぶやの見学、団体登録も随時受け付けていますので、区内で子ども、高齢者、障がい者、若者支援などなどの活動に取り組まれている団体の皆さま、お花見がてら、ぜひお立ち寄りください。

今日の表紙写真:結・しぶや講座&交流会の実施後、講師役の渋谷区福祉課小野参事(中央)と、コミュニティマネジャー役、NPO法人tannelyの藤田さん(左)、認定NPO法人サービスグラントの嵯峨(右)とでパシャリ。

[ コミュニティマネジャー (認定NPO法人サービスグラント)岡本 ]