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ノンデザイナー学生からデザイナーへの道(新卒編)

どもYUICHIです。
さぁ『ノンデザイナー学生からデザイナーの道(就活編)』の続編を書かせて頂きます。見てない方はこちらからどうぞ↓

今回の新卒編では、新卒1年目で実際どこまで、会社でデザイナーとしての立場を確立したのか書いています。では、新卒編の始まりです!!


なにがあってもおかしくない社会

新卒で選んだ環境は、総合職+クリエイティブ職として決まった所に就職した。(少しデザイナーから遠のいたかも...)
ここに選んだ理由は他の人が経験出来ない最先端のプロダクトとクリエイティブが出来ると思っていたからだ。最先端とは何だったのかは就活編の中にヒントあるので、わかるかとw


ココで1つ目の緊急事態が、、、


希望事業部が消える事態発生。
新卒全体研修が始まってから、まさかの希望事業部が会社からなくなることを知る。ココからはかなり怒涛の新卒時代が始まりました。なぜなら、
『その事業部が無くなる=クリエイティブ職の消滅』
だったから。正直このときは笑えなかったですね。

今回は怒涛の新卒時期の内容は書きません。(いずれ書くかも)

それから、私は営業研修も受け、さらに広告の運用者も経験した。(2ヶ月でw)しかし、それでは皆さんからもわかるようにデザイナーになれるわけ無く。永遠と数字とのにらみ合いしていた。我に帰り、このままではヤバイと思い、1度は会社をやめる決意した。しかし、


ココで2つ目の緊急事態が、、、


クリエイティブ部門を立ち上げることに。(展開早すぎですよねw)
このとき、もともと自分がやりたかったことを上司に伝え、つぎのステップに進むことを伝えていた矢先にこの提案が上司からあり、クリエイティブ部門を立ち上げることになった。


立ち上げ前の修行期間やったこと

なにかを立ち上げることすら初めてで、その前に広告業界のデザイナーの業務すらわからなかった。私はまず始めに、今までバイトがやっていた広告バナーの制作などをやってみることにした。しかし、ただやるだけでは自分がやる意味がないので、とりあえず今出来ることとして量をこなすことにした。

1日目:10本程度しか出来なかった。自分の能力に唖然としてしまった。

しかし、諦めず改善できる部分を見つけながらやり続けた。

2日目:約30本
3日目:約35本
4日目:約40本
5日目:約50本

そして、やっているうちに効率化の方法や1人で作れる限界本数も分かった。1人でディレクション無しの制作でも最大70本程度が限界だと思った。
修行期間は現場を知ることに専念した。


修行で感じたことを改善したら立ち上げになっていた

感じた事として制作側と依頼をする営業側の依頼方法やコミュニケーション方法が全くもって決まっていない状態なのに気付いた。バナー制作のノウハウをデザイナーとして学ぶことも重要だったが、部門の立ち上げを任された自分は本当にやらなければならないことを実行した。それが以下のことだ、

・クリエイティブ制作依頼のフローの構築
・案件管理フォーマット制作
・クリイエティブチームのリソースの見える化
・制作段階の見える化
・制作物/PSDなどのデータの整理整頓
・Google Driveを使用促進

いずれこの改善対策の取り組みがディレクション業務を手助けしてくれる元となった。

この次にやった事としては、デザイナーの働き方改善を行った。私自身もデザイン業務をやってみて、フォーマットがあると制作の取り掛かりが楽になり、クオリティー管理もしやすくなると感じたので実行した。

特にインターネット広告バナーだと1度に大量に生産したり、デザインの更新頻度が高いため、1つの案件に複数のデザイナーが関わった時に、引き継ぎが大変になる。そこで、引き継ぎのコミュニケーションコストの削減のため以下の事を実行した。

・バナー制作の1部フォーマット化
→クオリティー担保につながる
→基盤の統一化し、他のデザイナーの設計意図が組とれるようになる
・PSD/AIのレイヤー名ルール化
→デザイナー皆がレイヤーがどこにあるかひと目で分かるようになる
→バナーのリサイズ時の効率がよくなる
・制作物や元データの保存方法統一化(PSD形式 / ファイル名 etc)
→案件の担当営業や制作日時、担当デザイナーが一目瞭然になる
・納品報告をグループチャットに移行
→制作状況や進捗状況が全デザイナーが把握出来る状態になる

また、以上の仕組みは定期的に関わっている人にヒアリングやアンケートを取り、随時中身の細かい部分を改善し続けた。(改善は永遠と続けています)


社内で唯一無二のデザイナーという立場

立ち上げ活動が落ち着き、デザイナーとしてクライアントやユーザーに提供するクリエイティブの質をあげていく必要性があった。しかし、私の周りには、先輩デザイナーなどはいなかったので、自ら情報収集や勉強をした。

実際にどのようなことに取り組んだのか以下である。

●様々なサービスのトンマナ、デザインコンセプト、VI、CIをまとめる。
→サービスデザインがどのように構築されているのか理解できる。
●クライアントのデザイナーチームから対面でフィードバックをもらう。
→実際に会うことで、言葉から伝わるニュアンスや世界観が感じれる。
●デザイナー講演会やクリエイティブ関連の会社説明会に参加。
→色んなデザイナーマインドを学べる。
→様々なデザイナーの方と情報交換や連絡が出来るようになる。
(アドバイスを頂戴することも可能)
●周りの人に自分が制作したバナーを見てどう感じるかヒアリング。
→ユーザー視点が身につく。
→デザインリサーチにもつながる。
●デザイン関連の記事をひたすら読んでインプット。
→デザイン業界の流行やこの先のデザインのあり方などわかる。
→その時の注目デザイナーなども知ることができる。

他にも様々やったような気がしますが、一旦ココまでにしておこうw

ひたすら積み重ねて行くことで、いままで制作していたバナーデザインも変化し、セールスの方々にも好評な意見が飛び交うようになった。更に、インターネット広告では重要な効果も向上した案件も複数みられた。また、バナーの中身のコピーライトやインフォグラフィックなどみてわかるデザインの質が向上するとともにクリエイティブチームの信頼性も確実に向上した

今では、社内で唯一無二のクリエイティブのデザイナー/ディレクターとして

①クリエイティブ制作与件発生時の相談連絡が全社から来るようになった
②社内広報で使用するクリエイティブ制作依頼があった
③他社クリエイティブサービス提携のMTGへの参加ができた
④会社の総会の映像制作全般の撮影、編集の統括を任されるようになった
⑤働き方を会社全社として考えられるようになり、副業許可がでた
⑥デザイナーやバックオフィスの評価制度の見直しが始まった
⑦デザイナーの採用をさせて頂いた(今はバイトと派遣のみ)

以上のようなことを経験させていただけるようになりました。

新卒で1人目のデザイナーとしてできることは今振り返ると多くあったと実感した。また、1人でも自分から色んな人を巻き込んで行くことも大切だが、始めは何もできないことが当たり前なので、頼ることも大切だと実感しました。


新卒1年目のまとめ

社内でデザイナーが1人しかいな状況でも、着実に前に進み、インプット、アウトプットしていく機会を作っていけば見えないところでの影響は必ず出てくると実感した1年でした。

まだまだ、デザイナーとしては成果が残せていないとおもっているので、引き続き頑張ります。

社内に他のデザイナーがいないので、是非たくさんのデザイナーの方と繋がりたいのコメントやtwitterで繋がりましょう。よろしくお願いします。

最後に、副業で何かお役立ち出来ることがあればと思っていますので、以下の業務関連でもし何かあればお声がけよろしくお願いします。

・動画編集(得意:FinalCutPro, Motion / 習得中:Premiere, AfterEffect)
・動画撮影(一眼レフ、ドローン) 
・バナー制作
・名刺デザイン
・ロゴデザイン
・POPデザイン

長文になりましたが、読んでいただきありがとうございました。

『本当にありがとうございます。』 私の働き方、ライフスタイルの中で出会ったり、生み出したりしたデザインを記事にしていきます。少しでもご理解いただけたら幸いです。