会社を辞めた理由 最終章

私は11月末に約7年もの間務めてきた会社を退職して、12月から世界一周に旅立ちます。

なぜ会社を辞めるという決断に至ったのかについて、最終章を書き綴りました。

悶々と悩む社会人の方、社会人になる前の学生の方にぜひ読んでいただきたいです。


【最終章】


転職エージェントとの面談から世の中には仕事が溢れるほどあって、選択肢が山ほどあることに気づくことができた。

じゃあやりたい仕事をやろう!!

そう考え、転職先を探した。

転職エージェントは、「海外駐在」をベースにいくつか候補企業を紹介してくれた。

・自動車のマーケティング@オーストラリア

・WIFIサービスの拡販@NY

・人材紹介、ヘッドハンティング会社@シンガポール

etc

メーカーは今の会社と扱う製品が変わるだけで、やることはそう変わりないので興味がわかない。

人材系も別に興味ない。

紹介された企業をバッサバッサ切っていく。

そんな私にエージェントが一言。


「海外駐在して何がしたいですか?」


グサリ。


核心をついた質問に何も答えられなかった。

「世界を舞台に働く」以外の答えは自分の中に持ち合わせていなかった。

何がしたいのか、自分と真剣に向き合うタイミングが来ていた。

就職活動以来の自己分析に取り掛かる。

本を読む。

紙に想いを書き出す。

海外で活躍する日本人についてネットで調べる。

講演会に出る。

自分をよく知る友人に相談する。

何も答えは出てこない。

自分の特性や才能という別の観点から自分に合った仕事を探してみる。

しゃべりが得意なのでFMラジオの授業に潜入してみたりしたこともあった。

やれるとは思うが、何か違う。

興味あると思えることはあるが、実態をよく知らないままに思いっきりそっちにハンドルを切ってよいものか。

思考の悪循環。無限ループに入っていた。


でもある時にふと気が付いた。

「世界を体感したい」

「海外で働きたい」

という小さい頃から抱き続けた漠然とした願望が自分の想像をはるかに超えるほど強かったことに。


なんだ、そんなに俺は世界に出たかったのか。


ものすごい単純ではあるが、自分の根幹にあるゆずれない想い。

その気持ちに正面からぶつかる時が来た。


世界に出よう。

海外で何をするかを日本で考えていてもらちがあかない。

自分の目で、耳で、肌で世界を感じて来よう。

世界で働く人たちと出会い、世界の働き方を知ることから始めよう。

海外で何をやるかを決めるために、退職して、旅に出よう。

そう決意しました。


そこから世界一周へ旅立つ選択をするまで時間はかかりませんでした。

決意してしばらくは本当の意味でまだ自分の腹に落ちていなかったのでしょう。

詰問してくる人たちにうまく答えようとして変な感じになっていました。笑


でも今は胸を張って答えられています。

「やることはこれから決めます。むしろ今は決めたくありません。」

正解を欲しがる、自分のものさしに当てはめたい方々からのバッシングも今やウェルカムです。

自分探しの旅?と言われることがよくありますが、ちゃいます。

自分は常にここにあるので、海外の片田舎には落ちていませんから自分探しの旅ではありません。

誰に何と言われようと、やりたいことをやって、自分の人生を歩む。
「みんな一緒」の時代はとっくの昔にもう終わった。

日本という国にいる限り死ぬことはない。

働くところなんてどこにでもある。

世間の目を気にして、他人の人生をなぞる生き方はもうやめよう。

自分の意志を持って、自分で道を切り開こう。

さあいこーか

四章にも渡る記事を読んで頂きありがとうございました!!

ほなまた!!

第一章はこちら

第二章はこちら

第三章はこちら


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