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飲食店運営は最高のチームスポーツだ

ジョブホッパーな私の最初の仕事が飲食店の店長。
店長としての目標は3つ。
①売上げの最大化
②ミステリーショッパーによるCS調査での高得点獲得
③衛生調査で満点獲得

私はこの目標を達成する事が出来た。この3つの目標達成のために必要なことは、アルバイトスタッフのマネジメント。リンクアンドモチベーション麻野氏著「THE TEAM」を読み終え、当時の飲食店でのマネジメントはチームスポーツだったなと思い出し、まとめてみた。
マネジメントしていた店舗スタッフは約20名、ただし自分以外はみんな学生や年上フリーターのアルバイト。スタッフに目標を達成させるため3つの施策を行った。

1.個人面談(1on1ミーティング)
18年前の当時は個人面談と称し、毎月スタッフとアドルタイムに30分使い個人面談を実施。とにかく面と向って会話する時間を作った。最近の表現で言う1on1ミーティングだ。このミーティングではプライベートな会話から業務の困りごとまで様々な話をした記憶がある。学生アルバイトは勉強、サークル、ゼミと忙しい合間にアルバイトの時間を取ってくれている。プライベートな会話で信頼関係を築くとともにシフトコントロールに必要な情報も引き出す事が目的だ。フリーターについては年上であり、かつ安定してシフトに貢献してくれる重要な戦力だ。また業務に対する意識も高い。彼らから店舗の問題点を聞きだし改善策を実施する事でモチベーションを維持してくれる。飲食店はアルバイトスタッフが活躍しないと成り立たない。会話を通したコミュニケーションの活性化で些細なことでも話しやすい空気づくりを行った。

2.月に一度の全員会議
アルバイトの全従業員に参加をお願いし、月に一度土曜日の日中に会議を実施した。議題は売上目標達成のための施策アイデア出しと実施内容の決定。アルバイトにアイデアを出させ、実際に実施することで当事者意識を芽生えさせると共にそのアイデアが成功することでの成功体験や仕事の楽しさを知ってもらう事が目的です。話合いに参加し、議論することでアウトプットの楽しさを経験させた。

3.すぐに改善、実施
1と2の実施でコミュニケーションが取れ、仕事への意識が高まるとスタッフからたくさんのアイデアが提案させるようになる。そのアイデアがすぐにできる事、低コストで実施できる事ならばまずはトライしていた。絶対に否定はしないと決めて、もし失敗したならそこから更なる改善案を提案してくれていた。当時は特に意識してなかったが、「高速でPDCAを回す」ことが自然とできていたのだ。

こうして私は、3つの目標を達成し、さらに全国約300店舗あるチェーン店の中でCSと衛生の総合点で1位を獲得、売上予算も達成し続ける事が出来た。

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