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見る、撮る、見せる

去年、世界一周から帰国して、機会があれば、好きなフォトグラファーの方にはお会いしたいと思っていた。

いいタイミングで、『これからを生きるフォトグラファーの新しいカタチ』というテーマで、保井崇志さんと、ラブグラフというカップルフォトを撮るサービスを提供している会社の代表である駒下純兵さんの対談が、渋谷であるとのことで参加してみた。

対談自体は、テーマが、これからのフォトグラファーがどうやって収入を確保するのかという話がメインで、趣味として写真を撮り始めようかなと思っていた自分には全く関係の無いお話だった。

周りにいた聴衆の方たちも、たぶんフォトグラファーだったり、その卵だったりと、写真で生計を立てることに興味があって来ている人がほとんどという雰囲気で、みんなうなずきながら聞いているのが印象的で、何だか場違いなところにいる気分だった。

とはいえ、生で見る保井さんは、一線で活躍していて、人気上昇中ということもあり、ギラッとしたオーラを感じることができ、発する言葉には、これまでの経験に裏付けられた確かなパワーがあった。

個別のお話も対談も、自分には無関係な内容とはいえ、しっかりと中身のあるお話で面白かった。

そして唯一、その時の自分にとって響いた言葉が、駒下さんの話された、「写真上達のコツは、たくさんの写真を見る、撮る、見せることが重要」という言葉。

その後、写真関係の書籍や Web を見ると、やっぱり誰もが同じようなことをコメントしているので、本当に大事なことなんだと思えた。

以降、「見る、撮る、見せる」という言葉は、常に自分の頭の片隅に置かれることになった。


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