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5月17日のこと「私たちの愛は誰にも負けない」day40

5月17日(日)サンさん3、太陽が燦々。(アンパンマンのサンサン体操のリズムで)

今日も晴れたから、後ろ髪を引かれつつもなんとか8時にはお布団から這い出て、草むしり。
元気なうちにお墓掃除へ。
やかんに水を汲み、両手に携え、山道をえっちらおっちら。
1.5Lくらい入るのだろうか。結構重たい。途中何度かやかんを地面について、気合いを入れ直した。
おそらく明日は筋肉痛だ。
(すいかを抱えただけで二の腕が筋肉痛になった前科があるくらいなので。情けない)

毛虫が頭上からぼとぼと降ってくる中(帽子をかぶっていて良かった)、2時間ほど黙々と草を抜き、枝を切り、枯葉を集め、墓石を磨いた。
文字にするとかなり頑張ったよう感じるけれど、6割5分くらいしか綺麗にできなかった。
実際にかなり頑張ってはみたのだけど。
100%を目指すと日が暮れてしまいそうだったし、何よりお昼ご飯も食べていないし、この暑いのに飲み物も持ってこなかったし、尿意も危ないところだったから。

諦めも肝心。
適当を見極める力。
(物は言いよう)

私がお墓に入る時は、もう手で洗うような墓石ではないのだろうな。
いつか私の墓まいりしてくれる人もいなくなるのだろうし。VR墓くらいがちょうどいい。
遺灰はグランドキャニオンでまいてほしい。
あとは地中海のどこかの海上もいいな。

死んだ後も人様のお世話になってやっと死のあれこれが整うと考えると、死ぬことすら一人きりで満足に出来ないなんて、人間はずいぶんややこしい生き物だ。

この世に生まれてくることも、死ぬことも何一つ自分一人じゃ叶わない。
やれやれ。

「私たちの愛は誰にも負けない」

2018年、13分。ショートフィルム。
ロール・ブルドン=ザラデール監督。
マイ・フレンチ・フィルム・フェスティバルより。
ハッシュタグ#myfff

とってもキュートでいじらしい映画だった。
10歳の恋人同士が離れ離れになってしまうお話。

手紙のシーンに特に胸がきゅっとなった。

「君なしで成長したくないんだ」

彼女の名前を「ポリーヌ」と呼んだ後にまた「僕のポリーヌ」と呼びかける文面にやられてしまった。

「君を愛するようには他の人を愛せない」

ヒリヒリするほど切なく熱のこもった言葉だ。
恋人、その人は決して代替可能な存在ではないことを突きつけられる。

私は27歳で、愛が何かまだよく分かっていないのに、彼らは10歳で誰かを愛することも誰かに愛されることも直感的に知っているんだ。


手紙を書きたくなったや、君に。

サポート…!本当にありがとうございます! うれしいです。心から。