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以前の自分よりも今の自分が好き Journalingのチカラ。

最近、続けていること。

それは、"Journaling(ジャーナリング/日記)"

先月、強盗に家にある大切なものを全て持っていかれて、そのショックと恐さ。そして、ミラノに来てから、忙しさとポジティブシンキングでなんとか乗り切っていたストレスが一気に溢れてしまって、ひとりになると、ただただ涙が止まらなくなっていた。

失ったものばかりに気持ちが向いてしまって。それは単に盗まれたものだけではなく、ミラノに来るという選択をしたことで失ったもの。大切な人との関係。そして、ちょうどミラノにくる直前に父が急に他界して、その悲しみも忙しさで掻き消していた。

何か全てを失った気持ちになって、そして同時に、自分の将来への不安。いろんなネガティブな感情がミックスされて、よくわからない不安に押しつぶされそうになっていた。


そこで始めたのが、2種類の"Journaling(ジャーナリング/日記)" 。


具体的には、私は、夜にGratitude Journal (感謝日記)と朝にEmotional Journal (感情日記)をつけている。

夜のGratitude Journal (感謝日記)は、眠る前にその日にあった嬉しかったこと、感謝したいことを2〜3行で書く。内容は、本当に些細なこと。行きつけのレストランでオーナーがクッキーをサービスしてくれた!とか今日は天気がすごくよかった!など。

朝のEmotional Journal (感情日記)は、朝起きた瞬間にベッドの中で、自分の中にある感情(ネガティブでもポジティブでも)をただひたすら、書き綴る。私の場合は、B5サイズのノートで大抵1〜2ページになる。強盗が窓から入ってくる悪夢を見たとか、昨日のプレゼンがうまくいかなくてすごく恥ずかしい思いをした、プロジェクトがうまく進んでいなくてどうしよう不安だ、あの教授は自己中だし意味不明だとか、とにかく頭の中に浮かぶ感情に一切制限をつけずに感情を出し切る。自分自身の感情を完全に丸出しにしているので、このEmotional Journalの内容は絶対誰にも見せたくない。笑

Emotional Journal (感情日記)を始めてから、すごく気持ちが軽くなって、楽になった。そして、自分がこんなことにストレス感じていたんだと、文字にすることで自分自身の感情や状況を認識して、何が問題なのかを考えることができたり。もしくは、こんなこと大したことないな、と思えたり。このスッキリ感は、運動した後の爽快感と少し似ているかも。

そして、Gratitude Journal (感謝日記)は、マインドセットを変えてくれていると思う。以前は、大きな成果を出したり、何か特別に素晴らしいことが「幸せ」と思っていたけれど、日常のほんの些細な小さな幸せに目が向くようになってきたように感じる。


そして、最近思うのは、

全ての出来事は単なる”できごと”であって、良いも悪いもない。

全ては、自分がどう感じるか、どう思うのか、どう受け取るのか。

ということ。

無理にポジティブに考える必要もないし、それは逆にストレスになる。以前は、私はネガティブな感情が湧き上がると「だめ!いけない!」と蓋をして無理やりポジティブにしていたけれど、

最近は、自分の中にある感情を、まずは、ありのままに感じる。

そして、自分なりに解釈して、消化する。

それを手助けしてくれるのがJournaling。

これを始めてから以前の自分よりも今の自分が好きと思えるようになった。







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