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【学び】 大人の性教育 ~後編~

さて、先週に引き続き、「大人の性教育 ~後編~」です。

前回の「大人の性教育  ~前編~」は思った以上に反響が大きく驚きました。妊娠に至るまでの知識の一部を掲載しただけではあるのですが、「勉強になった!」「精子が卵子を待ち伏せできるなんて・・・」というコメントを多くの方からいただき、「知らなかったのは僕だけじゃなかった!」と変な安堵感と世の中の生殖機能に関する知識の無さへの危機感を同時に覚えました。

<今回の目次>
・キャリアプランに影響する家族計画をあなたは考えられているか
・不確実性を少しでも無くすために
・子作りの前にやっておいたほうがいいこと

今回のnoteは、前半は「キャリアと家族計画」についてのワークショップ形式のコンテンツなので、可能なら紙とペンを用意してからご一読ください。後半は「大人の性教育」をクイズ形式で出題し、最後は僕が自分の精子と対面した話を書きます。

■ キャリアプランに影響する家族計画をあなたは考えられているか

もし、手元に紙とペンがあれば、縦軸に以下の項目、横軸に時間の表を作って、書きながら考えてみて欲しいです。なければ頭の中で描いてください。

【項目①】「子供を持つ」ことのプラン
 - 何人欲しい?
 - いつ欲しい?
【項目②】「自分のキャリア」のプラン
 - 今の会社での理想のキャリア(職種/昇進など)
 - 将来的なキャリア(転職/独立/退職など)

(ざっくりこんな感じでOK)

当たり前かもしれませんが、人生プランは以下の要素を併せて考えないと、より具体的には作れません。一つずつ確認して書き足してみてください。

・妊娠して出産するまでの時間軸
 - 妊活期間(仮に半年と置きましょう)
 - 妊娠期間(一旦、10ヶ月と置きましょう)
 - 出産、および産後の育児期間(一旦、半年と置きましょう)

こんな感じ↓

・パートナーのキャリア
 - 確実なこと(○)
 - 不確実なこと(△)
 - 相談しないといけないこと(?)

こんな感じ↓ (急に暗くなった。。。特に意味はないです。。。)


・その他
 - 転職などによる所得変動や生活リズムの変化はありうる?
 - 両親の介護は必要になる可能性はある?
 - 自身やパートナーの病気や怪我のリスク・・・

もうここまでくると不確実性が高くて、わからないですね。。。

ただ、「子供が何人欲しいか」と「自分のキャリア」の軸に、

パートナーが考えているであろうプラン」を付け足した時点で、

きっと「あー、これはもう相談しながら作るしか無理だ」って気づいたかと思います。

そうなんです。相談しないと無理なんですよね。なので相談してください。(笑) こうやって書いてみると、リアリティあるので。

■ 不確実性を少しでも無くすために

「将来のことは分からないよね」っていう感じですが、その中でも不確実性を減らす努力はできます。以下、ご自身がすでにやっているかチェックしてみてください。

そして、「子供を持つプラン」に影響してくるのが・・・

「自分のキャリア」や「パートナーとのライフプラン」については、「ちゃんと考えているし、パートナーともたまに話してるよ」って方はいると思います。しかし、最後の「生殖機能についてのリスク」についてはどうでしょうか?

妊娠のための基本知識はさらっと「前編」で書きました。しかし、あれは「生殖機能が健全である」ことを前提としたものです。

日本は世界一の不妊大国と言われています。そんな状況の中、「自分は大丈夫」と思いこんでいると、あとで取り返しのつかないことになりかねないです。

とうことで・・・ここからは「性教育」の時間です。

今回もまずはクイズ形式でサクサク学んでいきましょう。この「後編」では「不妊」についてのクイズを出題します。

では第一問!

正解は・・・


「前編」でご紹介した「排卵日」を予測してタイミングをとり妊娠を目指すのが、いわゆる「自然妊娠」と言われるもので、世の中的にも「妊活」ってワードを使うときはこれを指しています。が、その「妊活」を続けても1年間妊娠しない場合は「不妊症である」と日本産婦人科学会では定義されています。

第二問!

正解は・・・


世の中の夫婦の3組に1組は、妊活してもなかなか子供ができず、「不妊」の心配をしたことがあるという調査結果が出ています。結構悩んでいる方は多いんですね。

続いて、第三問!

正解は・・・


不妊治療を経験したことがある夫婦は「5.5組に1組」という割合です。会社で6人チームだったら、1人はパートナーと不妊治療を経験している、もしくは今後する可能性があるということです。(これは全国平均なので、東京都だともっと割合は高いと思います)

では、第四問!

正解は・・・


学校で40人クラスがあれば、うち2名は「体外受精/顕微授精」で生まれています。昔は「試験管ベイビー」などと揶揄された暗い事実がありますが、今は決して珍しくないことになりました。

最終問題!

正解は・・・


「不妊は女性のもの」と考えていた男性諸君、この数字を覚えておいてください。WHO(世界保健機関)の調査によると、不妊の原因が夫婦のどちらにあるのかを調査した結果、男性側に原因があると考えられるケースは全体の「48%」だったそうです。

さて、あなたの精子は大丈夫でしょうか?(なんという問いかけを僕はしてるんだ・・・)

■ 子作りの前にやっておいたほうがいいこと

前述の「不妊」に関する知識が身についたところで、「不確実性を少しでも無くすため」にできることを最後に。

あなたに現在パートナーがいて、将来的に子供を授かりたいと考えているなら、是非とも以下に記載する検査を一度受けてみることを勧めます

「ブライダルチェック」については聞いたことが無い方もいるのではないでしょうか?上記に書いてある通り、婦人科系臓器の検査や精子検査を行うことができます。また、より詳しく検査したい、または生理不順など妊娠に影響のある症状をお持ちの方は「不妊検査」を受けてみることもできます。(※産婦人科やクリニックによっては妊活前に不妊検査を受けられます。病院によって検査内容や費用が異なるのでご注意ください。)

男性にオススメしたいのは「精子検査キット」です。簡易検査ではありますが、めちゃくちゃ簡単に検査ができます。僕が知っている検査キットは以下の二つです。

リクルートの「seem」というアプリ(キット別売り)

TENGAの「TENGAメンズルーペ」というアプリ(キット別売り)

ちなみにですね、僕もこういうのを書くからには、やってみました

僕が使ったのは「seem」です。(TENGA GOMEN)

アプリをダウンロードし、Amazonでキットを購入。

サイズはこんな感じです。

ケースを開けるとこんな感じ。

中身を出すとこんな感じ。

ま、この後の検査工程の描写は求められていないと思うので説明は省きますが、結論、やってみて良かったです。

【良かったこと】
・自分の精子濃度と運動率がわかるだけでも、一安心する
・自分の精子をこの目で見れる
・より詳しく調べたくなり、検査への障壁が低くなる

アプリでは、自分の精子が動いている様子が動画で見れまして、なんかもう感動ですよ。今まで何度も見ていたのに見えていなかった存在ですから。思わず「お〜いいね〜元気やね〜」なんて声かけをしてしまうくらい。(冗談抜きで話しかけてしまうのでやってみてください。本当に。)

体調によって検査結果の数値が異なるようなので、定期的に何度も検査することによって「傾向値」を見るのがこのキットの使い方としては良さそうです。が、仮に最初の検査で「あれ?濃度が低すぎないか?」とか「運動率が低すぎて傾向とかのレベルじゃないんじゃないか?」と気付ければ、早めに治療に移れ、「ときすでに遅し」という自体を防げるかもしれません。なので、とりあえず1回やってみてください。

今回は以上です!

■ 最後に

「大人の性教育」として前編・後編の2回に分けて書きました。読んでいただき、ありがとうございました。

「生殖機能」についての知識や不妊治療の実情を早めに知ってもらい「不妊治療をしなければいけない人」が減るといいなと思って、この「大人の性教育」を書きました。

普段、会話に挙がらないことですし、気にもかけない方が多いとは思います。しかし、「子供が欲しい」のであればとても重要なことであると再認識してもらえると嬉しいですし、今からでも出来ることがあると知って、行動に移す方が少しでもいればいいなと思っています。

ちなみに、今回の「大人の性教育」はセミナー資料として持っていますので、「カップル、夫婦で受けたい!」「業務時間後に同僚集めるから社内でやって欲しい!」みたいなことがあれば言ってください。完全にボランティアで行きますので。

これからも、どうぞよろしくお願いします!

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Yuji.Y

株式会社ヘルスアンドライツ代表取締役。大阪大学卒業後、P&Gに入社。その後、ONE CAREER Inc. にて執行役員を務めたのち、起業。女性のヘルスケア領域で事業を作っています。

コラム

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