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好きな写真について #18

前回から1ヶ月以上も間が空いてしまった。

好きな写真について考えなかったわけではない。何度か書こうとしたが、途中から話が逸れて、タイトルを変更してしまったものがいくつかある。だから、今日は強い意志をもって書き終えたい。先に目次を書けば、話が逸れる心配もないのでそうする。どんな内容を書くか決めてないのに、目次を決めることがどれだけ馬鹿げたことかは実際に取り組んでもらえると分かりやすいと思う。まず、目次になりそうな言葉が出てこない。それでも何か書けば、それをキッカケに思考をスタートさせられる。

好きな写真に出会った瞬間の心の声

「この写真好き!」

これまでを振り返ると、ほとんどの場合がこの一言だった。非常にシンプルだ。好きな写真について書いている者として、「これはどうなの?」と思われた方もいるかもしれない。書いているボク自身も驚いた。しかし、このサプライズが思考を進めてくれるのだ。予想していた言葉しか生まれないなら、わざわざ文章にする必要はない。自分の無意識と対話することで、自分を知る。周りを見渡してほしい。好きなもの、嫌いなもの、なんとも思わないもの。一つ一つを仕分けしてみると、ボクの周りにはなんとも思わないものがほとんどだった。好きと呼べるものは、GLAYのCDくらいだった。スマホ、パソコン、ペンなど、毎日使用することはあっても、それが好きかどうかは別問題のようだ。だけど、この状態は好ましくないと思う。好きなものに囲まれた生活ができれば、日々の充実感はきっと増すはずだ。

今日、百貨店の文房具売り場で、万年筆やボールペンを物色した。握った感触が好きなもの、書き心地が好みのものは見つかったけど、両者を満足する品物に巡り合うことはなかった。モノとして良いものは持っているだけで所有欲は満たされるだろうが、実用性が必要なものの場合、その機能を譲ることはボクにはできなかった。FUJIFILM X100Vというカメラは、その外観に魅了され好きになり購入したのに、なぜペンだとそう思うんだろう。カメラとペンに対するボクの想いの差が表れた結果なのであれば、納得するしかない。

アクロボールで満足しているのだから、それ以上の機能はペンに求めていない。今以上に書きやすいペンに出会ったとしても、費用対効果を考えてしまいペン1本に5千円は掛けられないと思うだろう。そして、今のペンで十分満足していると自分を説得しそうだ。

このように人は対象によって、好きの価値観が異なる。好きな写真に写っているものを想像してほしい。たぶん、そこに自分が嫌いなものは存在しない。

「良い写真」には嫌いなもの写っているかもしれないが、「好きな写真」には自分が好きなものが写っている。良いペンだけど、好きではない。今度、写真を見たときに、「良い」と感じるか、「好き」と感じるか覚えていたら意識してみてほしい。好きな写真の中には、自分が好きだと思える何かが写っているはずだ。(写ってなかったらごめんなさい!)

今日の好きな歌詞

辛い時 辛いと言えたらいいのになぁ
僕達は強がって笑う弱虫だ
淋しいのに平気な振りをしているのは
崩れ落ちてしまいそうな自分を守るためなのさ
決意の朝に / Aqua Timez

共感する歌詞ランキングがあれば、間違いなくトップテンに入るだろう。辛いなと感じたとき、この曲が頭の中に流れてくることがある。別れの季節はもうしばらく続くけど、出会いの季節が訪れるまで、もう少し踏ん張りたい。


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