フィルムカメラ初心者が最初にする失敗と対策5選
僕は2020年に初めてフィルムカメラを買いました。
記念すべき最初のフィルムは巻き戻しに失敗してちぎってしまいました。
2本目はちゃんと写ってましたが解像度が低い写真で、こういうのを楽しむものかと思い、すぐにフィルムにはハマりませんでした。
でも今は写真はフィルムがメイン、フィルムで撮るほどでもないと思ったらiPhoneで撮ります。
そうなったのはカメラとレンズ、写真の原理を理解し、フィルムでも綺麗な写真を撮れるようになったからです。
フィルムに慣れてなくて面白さを感じる前に辞めてしまう人を減らしたいと思い、コツを書こうと思いました。
なお、オートで撮れるコンパクトカメラはあまり気にしなくても綺麗に撮れます。
ここではマニュアルのフィルムカメラを使うフィルム初心者向けに書きます。
絞り開放で撮る
いきなり確信をつきます。
フィルム時代のレンズはよほどの高性能のレンズ以外、絞り開放(f1.4とf1.8とか)で撮らないでください!
デジタルに慣れてる人は「それじゃボケないやん!」となるかもしれませんが、
綺麗な写真を撮るためにはf4〜f11で撮るのが良いです
昔のレンズは絞り開放だと解像度とコントラスト、彩度が悪くなります。
今はレンズの性能に加え、カメラの画像処理が優秀でオールドレンズでもちゃんと写りますが、フィルムでは絞り開放ではしっかりと写りが悪くなります。
同じレンズでも絞ればこの通り
解像度はもちろん、色ノリとコントラストが良くなったのがわかるかと思います。
露出が足りない
見落とされがちな失敗は「露出低めで撮ってしまった」という場合です。
デジタルは暗い部分を持ち上げるのが得意ですが、フィルムは苦手です。
なので露出アンダーで撮るとこんな感じの写真になります
暗く撮ってしまったのに無理矢理明るくしようとすると全体的に黄色っぽい感じになります
フィルムは明るい部分を下げることはデジタルより得意なので、
露出計が示す値よりも1段明るめに撮っておく(f値を一つ下げるかシャッタースピードを一段階遅くする)のがおすすめです
ピントが合わない
絞り開放をおすすめしないもう一つの理由が、
オートフォーカスじゃないのでピントを外しやすくなるからです。
ファインダーの状態が良くないカメラも多く、ピントが合っているかわかりにくいです。
デジタルと違って拡大もできないです。
f4かf5.6あたりで撮ればある程度のボケと、ピントの深さ(被写界深度)を両立できるのでおすすめです。
ピントが合う面が多ければ、大雑把なピント合わせでも大体ピント外しません
安すぎるレンズを使う
フィルムのレンズは安いのが良いところですが、
2000円以下のレンズは問題があることが多いです。
また数万円クラスのレンズになれば写りが劇的に良くなります。
デジタルはボディのセンサーが補正してくれるのでレンズは適当でも綺麗ですが、
フィルムはボディの性能は関係なく、レンズ性能=写りの良さです。
上記は8万〜10万くらいで売られているレンズです。
どちらかがフィルムで、どちらかがデジタルです。
レンズ性能が良く、さらに絞ればスマホの画面では見分けるのが難しいレベルまで解像度を上げれます。
フィルムっぽさもなくなるので一長一短ですが、原理として覚えておいて損はないです。
フィルムの写真がレトロすぎると感じる場合は少しだけ良いレンズを買うのも手です。
無理にフィルムを巻こうとしてフィルムをちぎってしまう
最後は僕の失敗談です。
フィルムを撮影し終えて巻き上げの時に「リバース」の意味の「R」に合わせて巻き上げましょう。
無理に巻くとフィルムが千切れます
(初めての巻き上げでやってしまったトラウマで3ヶ月くらいフィルムから離れました)
まとめ
とにかくf1.4とかf1.8とかで撮らないこと!
f4〜f8くらいで撮ったフィルムの美しさにきっとハマるはずです。
そして、最後まで読んでいただきまして
ありがとうございます!
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