ゆじりこ【放送作家・ライター】

放送業界、お笑いの世界などで10年以上構成作家を続けてきた記録と記憶と単なる思いつきを…

ゆじりこ【放送作家・ライター】

放送業界、お笑いの世界などで10年以上構成作家を続けてきた記録と記憶と単なる思いつきを文章にしております。読んだ人の頭の片隅に刻まれる記事を目指して書いてます。記事をまとめているマガジンが、お値段的にお得です。よろしくお願い致します。 chachisan319@gmail.com

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最近の記事

本物は本物同士で喧嘩をし、偽物は本物の名前を出して金を稼ぐ

本物と偽物が見分けられる感性を持っていることの特権をひしひしと感じる。 当たり前のことだと思っていたのだが、これはもはや特権なのかもしれない。 世の中には偽物に騙され倒すグループと、本物の力を感じられる感性を持つグループがクッキリと2つに分かれている。 何を持って本物?何を持って偽物? みたいな不毛な理屈合戦は、もうどうでもいい。 本物は本物であって、偽物は偽物。それ以上でもそれ以下でもない。 見極められないなら、もうそれまで。 分かる人には分かるのだから、言葉で説明でき

    • 出場漫才師たちにフルベットして勝ち切ったザセカンド

      M-1とは全く違う軸を作り上げ、漫才師の一位を決めるお笑い賞レース。 見事にやり遂げ、周囲やネット上の評判等々を踏まえても、これは大成功としか言いようがない。 新たな漫才賞レース、ザセカンドは非常におもしろかった。 この番組成功の要因を多角的に考えることは可能だが、大きく言えば一つに集約される。 出場した漫才師8組に番組の命運をフルベットしたからに尽きる。 まさしく、ありとあらゆる無駄を削ぎ落とし、ネタをたっぷり見せた。見せ続けた。 しかもネタ時間は6分。今の基準で

      • ギャラの金額とは【誇り・自尊心・存在意義】

        お金のことを言うなんてイヤらしい! まあ、そんな場面もあるっちゃありますが やっぱり、お金は大切です。 そんな方便にごまかされちゃいけない。お金のことはきちんと言うべき。 ギャラに対する考え方、ギャラとの向き合い方、 働きに対する報酬とは一体何なのか? 私のギャラ論を持論として書き記しておきますが、 一般的にギャラの金額を"働きに見合ったもの"として考えれば 多いと感じる時もあれば、少ないと感じる時もある。 実際のところ、ギャラの金額はオファーをくれる人の人間力にか

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        • 質か量か?その答え。

          自分の中での決定事項なので、わざわざ公開する必要もないのですが、偶然読んだ誰かのためにもなればと思いまして書き留めておきます。 質なのか量なのか問題の決着。 大切なのはクオリティなのか?それとも数を多く出すことなのか? 人それぞれと言ってしまえば話は終わりますが、これに関しては人それぞれではない。 自分はそう感じたので、あえて決着と言わせていただきますが 答えは質です。 物作りの際に大切なのは量よりも質です。 たくさんの量を生み出さないと良い質のものは出てこない。

        本物は本物同士で喧嘩をし、偽物は本物の名前を出して金を稼ぐ

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          ケチのつきかたが神懸かるのには理由がある

          ここまで毎度毎度ケチがつくのは何かに呪われているのでしょうか…? 感想はこの一言で終わりですが、さすがに驚いた。 他人の人生を軽視する人間が作り上げるものには神懸かり的なケチがつくとしか思えない。 とにかく、外部から関わった全員が可哀想だとしか言えない。 もれなく全員が損をしてしまうなんて… そんなことありえる?? もはやホラーの領域と言って過言ではない。 ただ、これはひとつの人生勉強なのかもしれない。 筋の通らないことをやるべきではないのだと。 何かしらの形で返っ

          ケチのつきかたが神懸かるのには理由がある

          「被害者の気持ちを考えたら…」という言葉は薄っぺらい

          人間は過去の過ちを一生涯許してもらえないのか? ネット時代のうねりも後押しし、そんなことを考えるキッカケが訪れている。 もちろん、ダメなものはダメだし、当然そこには限度もある。 ようするに、過去に何をやってしまったのか? ここの大小は誰しも避けて通れない。 被害者がいるならばなおさらである。 しかし、「被害者の気持ちを考えたら…」 という、関係ない外野の意見には違和感を覚える。 これは実体験でも感じたことがあるので、強く主張しておきたいところなのですが、、、 被害

          「被害者の気持ちを考えたら…」という言葉は薄っぺらい

          テレビ復活のヒントは"出演者の座組み"と"嘘を感じさせない説得力"

          テレビが史上最大のピンチを迎えているのはご存知の方も多いとは思いますが もはや手遅れだという論調も散見します。 「つまらない」「誰も観ない」「オワコン」だと言われ始めてから数年は余裕で経過し、新型コロナがその論調にとどめを刺した印象だ。 ステイホームでテレビを観る時間が増えたことによってテレビ離れは拍車をかけた。 何とも皮肉な話だが、しっかりとテレビを観る機会が増えることは、きちんとジャッジされることが付随する。 ステイホーム期間中の国民の厳正なるジャッジの結果、You

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          偏った思考回路が批評や分析を悪にしてしまう

          年末年始、ネット上に公開されているいろんな人の文章を適当に読み漁っていると… こんな文章を見つけたので、勝手に引用させてもらいます。 一般のお笑い好きのような人が書いているお笑い賞レースにおける審査員論なのですが お笑いマニアの人が陥りがちな間違った意見の典型なので引用させていただきました。 お笑い分析や批評に対する「皆目見当違い!」がM-1をキッカケにちょっとしたバズワードとなり、お笑い分析や批評をしている人たちがSNS等々でムキになっているのを時折見かけます。 「これ

          偏った思考回路が批評や分析を悪にしてしまう

          「誰が言うとんねん」を引き寄せる三ヶ条

          2022年も残りわずかということで、いつか文を見直す可能性のある自分のために文章を書き留めておこう。 2022年の一年間を通しての気づき。発見。再認識。 誰からも「誰が言うとんねん」とは言わせない人生に。 誰が言うとんねんと言われる人生になることの恐ろしさを痛感しまくる日々。。。 誰かを評価した時に食らう「誰が言うとんねん」 何かに異議を申し立てた時に食らう「誰が言うとんねん」 アイデアを出した時にさえも食らう「誰が言うとんねん」 基本、誰が言うとんねんの連続で世の

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          「新しいことには賛否両論ある」という罪深き妄言

          新しいことを始めると、必ず否定される。 新しいことをやれば、絶対誰かに足を引っ張られる。 この手の主張… 聞いたことある人も多いのではないでしょうか。 挙句の果てには 夢を追っている人を叩かせない世界にしたい… それを聞いて 人並みの感性が備わっている大人は あまりのアホらしさに白目をむいて気絶する。 さらには、そんなアホらしいやり口にコロッと騙される人々を見て、絶望的な気持ちになる。 白目むいて気絶した後に待っているのは絶望… これは あらゆる意味で手の込んだ

          「新しいことには賛否両論ある」という罪深き妄言

          そろそろ数字至上主義から目を覚ます時が来た

          ずっと、ずっと、ずっと言い続けてきたこと。 いつか分かってほしいと訴え続けてきたこと。 そろそろ、気づくべきタイミングが来ているはず。 もう、さすがにヤバいぞ。 これ以上は待ったなし。 若さとか、経験不足とか、新時代とか、 そんな言葉ではごまかせない。 今こそ読んでほしい、だいぶ昔に書いた記事。 本物に触れろ、本質に気づけ。 もう、 いつかは分かる…なんて悠長なことは言わない。 今すぐ分かってくれ!!!

          そろそろ数字至上主義から目を覚ます時が来た

          孤軍奮闘できない人間は、全てを崩壊に導く

          ふと有料級の記事を書いてみたくなり、身を切ってお届けするノンフィクション文章。 読み返せば少し急所を突きすぎているので、これは有料にしとかなければまずい。 「YouTubeで孤軍奮闘していれば解散はなかった」 あるベテラン芸人の方が、あるお笑いコンビの解散理由について、テレビ番組内でそう語っていたことがありましたが、まさに急所を突きすぎて身動きが取れなくなるほどの重い一言。 いろんな見解をいろんな人が言っておりましたし、解散された本人も様々理由を述べておりますが 実際は

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          今一度、強く強く芸人の定義を再定義しておく

          物事は至ってシンプル。 何かとこねくり回すから混乱する。 いや、あえて混乱させようとしている気もする。 ようするに、小賢しい意見が多すぎてしんどい。 なので、ここに来てあえて定義する。 もう、人それぞれでは逃さない。 芸人とは 自分の力で人々を笑わせる人を指す言葉である。 もしくは、人々を笑わせようと躍起になっている人のことを芸人と呼ぶ。 もう一度言う。 笑わせるにしても、笑われるにしても、 とにかく、笑いを求めている人が芸人。 「おもしろい」という日本語があるが、デ

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          さよなら板の外の魔物たち

          VS板の外の魔物が終わりましたが、、、 絶対に負けられない。 絶対に自分の正しさを板の外の魔物たちに証明するなどと息巻いて本気の覚悟を決めていた一戦。 終わってみて、心の底から湧き出た感情。。。 板の外の魔物など、初めから相手にしてはいけなかった。 よく考えたら 大人の事情優先でパワーゲームに勤しんでは裏で絵を描いたり人を貶めたりお客さんのことを軽視したりハシゴを外して人を突き落としたり 権力を駆使した板の外側でのやりたい放題が素晴らしいはずがない。 自分の正しさと

          さよなら板の外の魔物たち

          時は来た。VS板の外の魔物

          まずは自分の力で勝負する。 他人に力を借りない。自分の力でやれることをやってみる。 これがマイルールであり、他人にも求めるルール。 ルールを押しつけるな!と怒られようが関係なし。 他力本願ベースは絶対に認めない。 応援してくれているお客さんを軽視することも許さない。 良いも悪いも評価は全て板の上。 宴会部長もロビー活動も太鼓持ちも関係ない。 それは板の上に持ち込まず勝手に各々やってくれ。 自分の力で戦わなければ、勝っても負けても何の意味もない。 戦う場所は本

          時は来た。VS板の外の魔物

          「嫉妬」で逃げさせないため意見する際の「言葉使い」と「矛先」に気をつける

          「嫉妬」という言葉… 「嫉妬」という言葉を使って結論づけてしまえば、上手に逃げ場を作れる魔法の言葉に思える。 高級ブランドが、人気ユーチューバーとタイアップしたとのニュースを受け、「ブランドが安っぽくなった」「もうそのブランドは買わない」だのと少し物議を醸したニュースがありました。 この起用に対する自分なりの考えは一旦置いといて… ある人がこの物議を醸している現象に対して、「そのユーチューバーへの嫉妬」だと言っているとのこと… さすがにこれが嫉妬から生まれた現象では

          「嫉妬」で逃げさせないため意見する際の「言葉使い」と「矛先」に気をつける