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伝えたくば空を見るな、地を這うんだ

こんにちは~キムユウジンと申します。

普段、LITALICO発達ナビでライターをしている大学生です。LITALICOで働き始めて1年。最初は広報部で社内報記者を担当した後、発達ナビのライターになり、半年が過ぎました。

私は普段、発達障害にまつわる知識を紹介する記事を書いています。

この記事では、わたしがライター業において大切にしていることをつらつら書いていこうと思います。

ライターの仕事について真剣に考えてみた

発達ナビの読者は私たちに何を求めているのでしょうか。私は「正確な情報を的確に届けること」これに尽きると考えています。

まず、正確な情報について。発達ナビでライターを始めたころ、「情報を集めて整理することってこんなに大変なんだ」と驚きました。あまり大声では言えないのですが、行政の文章ってもうめちゃくちゃ複雑で分かりづらいんです。論文にしても、なにやら小難しい専門用語が並んでおり、もう頭がしっちゃかめっちゃかになります。けれども、途方に暮れていた私にある考えが浮かびました。

「これだけ大変な作業を私が代わりにやることで、みんなはめちゃくちゃ助かるのでは」と。身も蓋もないですね(笑)。ですが、何本か記事を書いたり、交流会で読者の話を聞いたりするうちに、このゆるふわな希望的観測は確信に変わります。

目まぐるしい日常の中で、親御さんの感情って十分動かされているんですよね。彼らにとっては、感情を整理するための正確な情報こそが価値を持つのだと気付きました。

では次に届け方の的確さについて。的確に届ける、とは、「読者が求める情報のアソートメントを用意すること」だと言い換えることができます。

そのためには、読者が持つ感情を解きほぐし、足りていない情報を分析し、リサーチを重ねて、わかりやすい構造に組み込んでいく。このすごくシンプルな工程をいかに丁寧にこなせるかが、読者のニーズを掘り当てる精度に直結します。

正直、結構大変です。読者をめぐる環境ってば複雑すぎだし、世の中にある資料は日本語なのに何言ってるかわかんないものだらけだし、ようやくいい感じのアイディアが浮かんでも、いざ文字に起こすとその拙さにうんざりするし....。

傲慢で怠け者な私は、気を抜くとつい明るい未来語りに走ってしまう傾向があるのです。大体リサーチ不足による自信のなさや、理解不足による乱暴な論旨展開をかくすために、当たり障りのない一般論を述べていたり、否定のしようがない正論をあけすけに言ったりしてしまいます。

これはいけません。彼氏と喧嘩してへこんでいる友達に「あッは~何してんの!別れればいいじゃん!世界の半分男だよ!」と言い放ってブチ切れられた、いつかの私みたいです。あのときのキムは友達をひとりなくしただけで済みましたが、発達ナビで同じ失敗を繰り返すことはできません。

私が思う、ライター業のホントウ

手っ取り早く読者を救おうとして、妙なリアリティを持つ明るい未来を描いても意味がありません。いつだって向かうべきは、複雑で、曖昧で、不安要素だらけな現実のみなのです。

そして、読者が持つ、複雑で曖昧な文脈にとことん愚直に向き合う姿勢にこそ、ライターという仕事のホントウが存在すると思うのです。

まとめ

なんだか脱線しまくりましたが、強引にまとめます。読者が持つ曖昧な文脈、社会の複雑さと愚直に向き合い、どんな情報が必要とされているのかをとことん考え、事実を丁寧にまとめよう、っていう!心持ちを!維持していきたいな!!!ってことです。長い文章に付き合っていただき、ありがとうございました...。

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