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アレキサンドライト -nobless oblige -

アレキサンドライトの特性

おそらく石の中で個人的に私が最も惹かれている石、
それが青緑に色に輝く宝石、アレキサンドライトだ。

アレキサンドライトなるなんだか小難しい名前だが、これは、時のロシア皇帝にこの宝石が献上された日が皇帝の息子アレクサンドルの誕生日で、息子の名前を石につけたことに起因する。


アレキサンドライトは実は数ある石の中でも、
とても際立った特徴を持つ石だ。

普段は青緑のお澄ましさんなこの石は、
太陽光に照らされると青緑に、
蝋燭や白熱灯の光に照らされると赤く輝く・・・。
わかりやすくいうと昼間と夜でガラッとカラーチェンジをするという、世にも変わった特徴を持つ石なのである。
そして、その特性が双子座の”二面性”とシンクロすることから6月/双子座の誕生石とも言われている。

ちなみにカラーチェンジする石はブルーアンバーやタンザナイトがあるが、ここまではっきりとしたカラーチェンジはやはりアレキサンドライトがキング級であろう。

カラーチェンジする石の真意とは

さて、そんな”夜には別の顔を見せる”ツンデレキングの石のバイブスだが、この石に触れていて感じるのは、この石の波動は”高貴な生き方を支える”というものであるように思う。

例えば、我々が生きているこの社会では”立場が上がれば上がるほどに自由になる”・・・と思われがちだが、特定の領域をのぞいて自分の自由度が上がるということはあまりない。むしろ発言や場所等、人付き合い等が制限されていくことも多く、むしろ”社会的立場が上がれば上がるほどに不自由になっていく”とすら言えるのではないかと思う。
例を挙げるとわかりやすいと思うが、”発言力”のある人が、ちょっとした不満や愚痴とかクレームをネット上で呟けばその対象(発言者も)は炎上してしまったり、営業ができなくなるなどは、昨今よくネット上でも見かけられるのでもはや”力の暴走の例”としては、日常茶飯事ではないかと思う。
また、ロイヤルファミリーや著名人等も顔も名も知られていることから一般とは違う入り口から案内される(テーマパークとか、電車とか、色々)ということもあるだろうし、また飛行機のエコノミークラスに座りたくても座れない(結果、コストも高くつく)ということも起きてしまう。
また、いついかなる時も声を荒げず、クールフェイスでいなければならないというのはとてつもなくストレスフルで、とても負荷のかかる生き方/beingではないかと思うのだ。

アレキサンドライトの昼間の顔:冷静なクールビューティ。
そして、妖艶/パッションあふれる夜の顔。
この石の本質は”公務をつとめるものにはその胆力・忍耐・気概を補充”し、プライベートになると一気のそのうちにあるものを発散させたり癒したりするようなもので、まさにnobless obligeを果たすものにぴったりな石ではないかなどと思うのだが・・・どうだろうか。

アレキがオススメの人たち

人から常に見られる立場の人、
一挙手一投足が大きく世界、社会、会社、組織、等々の命運を左右するようなポジションの人、
外でのストレスにさらされ続けている人、
そういう人には”2面性を持つことを許し、2面性をつかいわけることで公の自分と私の自分をうまく切り分け、生きやすくする”この石とそのバイブスはきっと心を落ち着かせ、お役目を全うするための超絶サポートになってくれると思う。

この石の持つ青と赤。
この石と戯れていると、2000年代のヒット作、「冷静と情熱の間」という物語を思い出す。(江國香織著)
そして、この石には冷静と情熱、その両方が内包されているように思う。
青緑と赤紫。
この深き色味とカラーチェンジするミステリアスな特性を持つアレキサンドライトは1粒で二つのパワー・バイブスをチャージできる、実はとても”お得で美味しい”マジカルストーンだと言えそうだ。

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