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【前編】シンガーソングライターyu-kaさんおかえりlive♪を振り返って

この記事は、ライターである和泉敏之(とし)さんによる寄稿です。

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2024年2月25日(日)、兵庫県神戸市の西神中央ホールでとあるライブが行われました。シンガーソングライターyu-kaさんのワンマンライブである「神戸deおかえり!応援live♪」です。私も少しだけですが、このライブに向けてスタッフとして携わらせていただいた時期があります。ライブは実におよそ430人のお客さんが集まってくれて、大成功の中で幕を閉じました。今回はyu-kaさんご本人にライブの熱気が冷めないうちにインタビューを試みて、一緒に振り返りを試みました。

おかえりlive♪終演後の集合写真

今回の記事から数回に分けておかえりライブの振り返りをしたいと思います。ライブに来られた方、クラファンに参加していただいた方、その他大勢のご協力をいただいた方、改めまして本当にありがとうございました。今回からのシリーズは私たちなりの 皆さんへの恩返しも込めてお届けしたいと思います。

(1) ライブが始まるまで

(2) 第1部

(3) 第2部

(4) 第3部

(5) ライブ終了後



(1)ライブが始まるまで

その第1回目の記事はまさに ライブの本番の熱気をできる限りそのままお届けしようと思います。
ライブが始まる直前、yu-kaさんは緊張で胸が締め付けられるような思いだったそうです。初めての大規模なホールでのワンマンライブ。果たして皆さんに素晴らしいステージを届けることができるだろうか。彼女の心は緊張感でいっぱいでした。

本番前。祈る気持ちで舞台袖に待機。

しかしいざライブが始まると、ステージから観客席がよく見えて、お客さんの暖かい眼差しに救われたそうです。ホールの作りが本当にアットホームだったといい、彼女は「普段着のまま」演奏を届けようと決意しました。

スタッフさんの一部でパシャリ!
舞台監督、本番前司会もつとめられた
シンガーソングライターの濱守栄子さん。(えいこ先生)
拍手の練習をしながら待ってくださったお客様。


これは彼女のそれまで積み重ねてきた経験と思い、当日のスタッフの方々の献身的な働き、ステージの暖かいぬくもりのある雰囲気、そして何より当日来てくださった方々も含めて 、これまで支えてくれたお客さんが暖かく見守ってくださること、そうしたことが色々と相互作用して起こった出来事です。彼女は勇気をもらい歌い始めました。

舞台と客席が近いことも
西神中央ホールの魅力のひとつ。

(2)第1部

まず第1部は活動を始めた2017 年末くらいからのベストといった感じでした。最初に「満天のホシゾラ」という新曲を持ってきました。過去に野外ライブで歌ったことがあるものの、まだ知らない方も多いと予想されるこの曲を初めに持ってくるのは、なかなかの挑戦だったようです。

一度会場を真っ暗にしてから、満天のホシゾラを披露。
演出にもこだわりをこめて。


しかしyu-kaさんの思いはこれまで応援してくださった皆さんに成長した自分を見てほしいというピュアな気持ちでした。この曲は新しいアルバムにも入っているのでぜひ聞いてみてください。
他にもasperなど、彼女の代名詞とも言える 「はったつソング」を中心に第1部は構成されていました。

生きづらさ改善プレゼンター成瀬敦史さんと
「僕が欲しがっていたモノ」
シェイクオブロックのGt.&Vo.
中村きよひとさんと「桃色クレヨン」

私は当日拝見することができず後日動画を視聴したのですが、第1部はまるでクラシックの演奏会のような美しく荘厳な雰囲気のするステージでした。彼女のそれまでの経験がこのような芸術的な第一部につながったのでしょう。

嬉しさが溢れ出す

(3)第2部

第2部は彼女がずっと 温めてきた 披露宴のようなコンセプトになっている「花嫁(仮)の手紙」と題したステージでした。お母さん向けの応援ソングやyu-kaさんの親族へのソングを織り交ぜて、
彼女の願いでもある大切な方への感謝の気持ちを伝えたいという思いやりからなる構成になっていました。

バイオリニストまつおかのどかさんと、
お母さん方向けの応援ソングを披露。
花嫁(仮)の理由とは……?

余談ですが、このライブで彼女が心がけたことの1つは、ライブに参加する方々のお互いのご縁を広げていくことでもありました。実際に初めて現地であった方々も交流をした といい、彼女の温かい思いが現実になった瞬間でした。そして彼女の親戚の方々ももちろんこのライブに訪れていたのですが、そこから思わぬご縁にも恵まれたのがやはり彼女の気持ちを反映させた、
この結婚式披露宴のような第2部の成果だったと思います。

幸せなお裾分け、まるで披露「演」のような時間を。

(4)第3部

そして第3部は彼女が活動を始めた当初から夢見ていた希望の瞬間でもありました。その名も応援ソング列車です。

鉄道ライバー黒澤浩史さんと、
応援ソングをお届けした9名様が壇上へ


彼女の親友が好きな宝塚歌劇をヒントにして、ステージにいろんな人が立って、歌ありゲストスピーチあり、様々な仕掛けが見られた第3部でした。

北海道からお越しの渡志野大輝さんによる
素敵なスピーチの後に…?
ももしま(濱守栄子さん・未来アーティストたっち)さんの楽曲「『いつか』の夢は『今』叶えよう」は、yu-kaさん自身が大きく背中を押された曲だと語る。


応援ソング列車は彼女が2018年に応援ソングライターになってから、応援ソングを届けた方に500人ホールの舞台に立って欲しいと夢としてずっと抱いてきた瞬間が現実になったものです。

改めてこの応援ソング列車については記事を書きたいと思います。とにかく彼女の応援ソングを胸に抱いた仲間たちがステージに集い、みんなから応援されるという優しく、そして楽しいステージでした。

応援ソング列車発車前 舞台裏
応援ソング列車出発進行!


今回のライブのテーマでもある「地元神戸へおかえりなさい!」というメッセージを届けるために第3部はいろんな人と一緒に時間をかけて作ってきた「知っとぉ歌」という神戸の地域を盛り上げるためのテーマソングで締めくくられました。
https://youtu.be/VwYDf5yXu0s?si=1at9jTSNPfeE4MR1

今回のライブを皮切りにこの曲が神戸や兵庫の新しい地域活性化ソングになるかもしれません。

アンコール①C C SEA

そして アンコールの掛け声が観客席から起こります。スタッフの方が作った T シャツを着て彼女は再び ステージに上がりました。最後の瞬間は楽しくみんなで盛り上がろうという彼女の思いを反映させて、C C SEAが披露されました。途中からスタッフの皆さんがステージに上がってきて、スタッフのみんなで盛り上げた曲でした。この曲に歌詞をつけた私のことも覚えていてくれたのだと感激し、少しの間でもスタッフとして関われたことを本当に誇りに思います。


そして ライブは最後の曲に入ります。「心の羅針盤」が披露されました。
この曲はyu-kaさんが本当に伝えたかったことでもあるのです。皆さんの夢を大切にし、心の奥から響いてくる 羅針盤を大切にしてほしいという思いです。それを体現してきた彼女が生きる証拠になっているから 本当に説得力のあるメッセージであり、彼女の 等身大の姿が映し出されている 締めくくりだったと思います。


(5)ライブ終了後

ライブが終わると放心状態になるのも分かりますが、そんな暇もなくステージを締めくくる必要がありました。長丁場の中で見守ってくださったお客さんやホールの方々の思いやりに支えられながら、会場のお客様をお見送りしました。この時のスタッフの方々の笑顔、最後まで残ってくれた観客の方々の優しい表情が何より このライブの評価だと思います。

京都からお越しの二人と数年ぶりに再会。ライブを通じて、yu-kaさんのお祖母さんのメル友になったのだとか。

しかし 一番大事なのは、個人的にはyu-kaさんの気持ちだと思います。ここまでライブを振り返ってみてどうでしたか と尋ねると、彼女は

夢のような1日だった

と即答してくださいました。おそらく今後の彼女の人生の中でも重要な位置を占めるであろう 今回のおかえりライブです。彼女の夢から始まった心はいろんな人に繋がっていき、そして いろんな人の心の羅針盤になっていくのでしょう。本当にありがとうございました!

さらにライブの中身を深く見るために、後編記事もお届けしたいと思います。


【著者プロフィール】
和泉敏之
1986年香川県出身。2009年広島大学教育学部卒業。英語教師などを経て、現在はライターとして活動している。将来、お手伝い用のAIのシステムを構築するのが夢。

4/7までにお申し込みの方には、先行特典として、3rd💿撮影舞台裏&メッセージ🎥つき!

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