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「1日限りの光る絵本展」小児病院で開催しました

国立成育医療研究センター で1日限定、えんとつ町のプペル「光る絵本展」を開催しました。
見に来てくれたのは、医療的ケア児とよばれる生活するために医療機器や特別なケアを必要とする子供とご家族、約100名。
普段中々家や病院から出られない子供達に、ちょっと特別なクリスマスを過ごしてほしい。
そんな想いからこのプロジェクトはスタートしました。
イベント前日の12月23日。
20名以上の設営ボランティアの方が4時間かけて会場を創り上げてくださいました。


会場の半分は円形状に設置された41枚の光る絵、もう半分のスペースは大きなスクリーンに映ったプペルの映像を見ながらゆったり過ごせるスペースになっています。
通路の広さや絵の高さなど今回見にきてくれる子供達のために、何度も調節を繰り返しました。特に絵の高さは一度設営したものを全部掛け直してくれて、妥協のないプロの仕事を感じました。



12月24日イベント当日。
ゆったりとした空間の中、バギーを押しながら絵を一枚一枚見るご家族。
「綺麗だねー」「どの絵が好き?」と語りかける姿は愛情に溢れていました。
会場全体が優しくて安全な空間で、ご家族が心からリラックスしてる雰囲気が伝わってきて、その様子を撮影ボランティアの竹内真さんが丁寧に記録に残してくれました。
「写真撮りましょうか?」と声をかけるボランティアスタッフ。
「この機械はね…」とスタッフに教えてあげるご家族。
「よかったらここどうぞ」と声を掛け合うご家族同士。
この貴重な時間を皆で分かち合おうという空気感に溢れていました。
そんな中、一人のお母さんに絵を一枚一枚一緒に見ながら絵本のストーリーを紹介すると、最後には目に涙を浮かべていました。


「普通の子とはちょっと違う人生を、一生懸命頑張ってる娘と重なりました」

一歩外に出れば、自分の当たり前が誰かの特別になる。そのきっかけを作りたい。
そんな事を思った2日間でした。





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